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鳥取県、兵庫県、京都府にまたがるジオパーク ウィキペディアから
山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク(さんいんかいがんユネスコせかいジオパーク、英: San'in Kaigan UNESCO Global Geopark)は、鳥取県岩美町、鳥取市北部、兵庫県豊岡市、香美町、新温泉町、京都府京丹後市にまたがる[1]、山陰海岸国立公園とその周辺からなるジオパークである。山陰海岸地域にある地質遺産を保護・保全するほか、ジオツーリズムや教育・研究への活用、地域社会への貢献等を目的としている。2008年に日本ジオパークネットワークへの、2010年に世界ジオパークネットワークへの加盟が認定された[2][3]。
「日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし」をテーマとする、東西100km以上、南北約30kmのジオパークである。その範域は、東は京都府京丹後市の経ヶ岬から兵庫県の但馬海岸(日和山海岸、竹野海岸、香住海岸、但馬御火浦)を経て、西は鳥取県の浦富海岸、白兎海岸、浜村海岸、青谷に至る。また、内陸部の神鍋高原・小代・湯村温泉・雨滝等も含まれている。日本列島がユーラシア大陸から分かれて日本海が形成される過程が、約4000万年前から今日に至るまでの地質学・地形学的に貴重で多様な地質遺産から確認できる。また、地質・地形・気候をうまく活用した、多様な生活文化が各地に息づいている。
海面変動や地殻変動によって形作られたリアス海岸や砂丘地などの地形が広がる。
この節の出典[51][52]。周辺の主なスポットについても記載。
山陰海岸ジオパークのエリア内の景観をめぐる総長230㎞、高低差332mのロングトレイルであり、日本で3番目に長いトレイルと言われている。鳥取砂丘と浦富海岸といった有名なスポットも含まれる[55]。
山陰海岸ジオパークトレイルの大きな特徴は、奇岩、洞門、断崖絶壁の絶景など、多彩な海岸地形の山陰海岸ジオパークを楽しみながら歩けることである。 また、自然歩道を中心としたルートで構成されているため、豊かな自然はもちろん、日本海に育まれた漁村の風景、歴史文化といった日本海沿岸の原風景も存分に楽しめるコースとなっている。 複雑な地形を楽しむハイカーから、ファミリーハイカーまで楽しめる27コース230.9km。 西は青谷(鳥取県鳥取市)から東は経ヶ岬(京都府京丹後市)までと、国内外でも珍しい「コーストトレイル」(海岸線あり山道あり)である。[56]
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