宇田川洋
日本の考古学者 ウィキペディアから
宇田川 洋(うたがわ ひろし、1944年 - )は、日本の考古学者。専門は、アイヌ考古学・北方考古学。東京大学名誉教授。
経歴
1944年、北海道生まれ。北海道札幌西高等学校、北海道教育大学教育学部卒業。大学時代から常呂遺跡の発掘に携わる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程で学ぶ。
1976年より東京大学文学部助手となり、東京大学常呂実習施設にて発掘、調査、研究を開始。1994年より東京大学教授。2002年に東京大学「アイヌ考古学研究・序論 : 「アイヌ考古学」の民族考古学的方法論による学問体系の確立を目指して(The study of Aynu archaeology : introduction) 」[1]を提出して 文学博士号を取得。定年退官後は、札幌市の北18条駅近くで居酒屋を経営した[2]。
研究内容・業績
家族・親族
著書
- 『北海道の考古学』(1977・北海道出版企画センター)
- 『アイヌ考古学』(1980・教育社歴史新書・ニュートンプレス)増補版、2000・北海道出版企画センター)
- 『アイヌ伝承と砦』(1981・北海道出版企画センター)
- 『北海道考古学教室 6 謎の海洋民族 オホーツク文化のルーツを求めて』一光社 1984
- 『大昔の北海道-やさしい考古学 子供のための考古学参考書』(1984・北海道出版企画センター)
- 『アイヌ文化成立史』(1988・北海道出版企画センター)
- 『イオマンテの考古学』(1989・東京大学出版会)
- 『アイヌ考古学研究・序論』(2001・北海道出版企画センター)
共編著
記念論文集
- 『アイヌ文化の成立 宇田川洋先生華甲記念論文集』北海道出版企画センター, 2004.
脚注
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