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宇宙エレベーター技術競技会(うちゅうエレベーターぎじゅつきょうぎかい)は宇宙エレベーターに必要な技術を開発・研究するための競技会。日本ではSPEC (SPace Elevator Challenge) と称する競技会を宇宙エレベーター協会が主催している。
この節の加筆が望まれています。 |
日本の宇宙エレベータ協会等ではトラクション方式(従来のつるべ式に綱車(つなぐるま)にかけ、ケーブルと綱車の間の摩擦力(トラクション)で動く、ケーブルが動く地上建築物にあるエレベーター)ではなく、自走式クライマーの競技会を開催している。またSPEC級クライマーとSPIDER級クライマーと部門を分けて競技会を開催している。
また、テザー(つなぎなわ)については、ロープとベルトがある。静岡大学山極芳樹教授、能見公博教授の2016年超小型衛星STARS-C「はごろも」、2018年超小型エレベーター衛星STARS-Me「てんりゅう」を国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から宇宙空間に放出し、テザー伸展実験、テザー間で昇降機を動かす実験がすでに行われている[5][6]。 2019年よりクライマーにRObotics高機動ロボットを積載し降下させる予定の競技は、火星や月面等に軌道エレベーターのテザーを垂らし物資を送り込むこと等を想定している[7]。
年度 | 大会名称 | テザーの長さ | 優勝チーム(2013年よりベストクライマー賞)・その他賞 | 新技術導入 | 開催場所 |
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2009年 | JSETEC2009 | 150m | ミュンヘン工科大学有志チーム | 日本大学船橋キャンパス(千葉県船橋市) | |
2010年 | JSETEC2010 | 300m | 神奈川大学江上研究室所属「神大江上研B」チーム | ||
2011年 | JSETEC2011 | 600m | チームAquarius松本宇音(まつもとたかね)[8][9] | 国土交通省富士砂防事務所大沢扇状地(静岡県富士宮市) | |
2012年 | JSETEC2012 | 700m | 神奈川工科大有志BBQ
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2013年 | SPEC2013 | 1100m | *・チーム奥澤 1,100mの昇降に成功
・日本大学理工学部 青木研B高度 800m ・日本大学理工学部 入江研高度 600m |
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2014年 | SPEC2014 | 1200m | *チーム慶應&まんてんプロジェクト(ロープ) 1000m
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2015年 | SPEC2015 | m | |||
2016年 | SPEC2016 | m | 茨城県水戸市千波町 | ||
2017年 | SPEC2017 IN MITO | m | *(1) スピード賞ミュンヘン工科大学 "One Third"
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茨城県水戸市千波町 | |
2018年10月開催延期[10] | SPEC2018 | m | 福島ロボットテストフィールド | ||
2019年1月 | SPEC2018[11] | (ロープ)(ベルト)200m | 神奈川大学湘南平塚キャンパス陸上競技グランド | ||
2019年より、SPECに貨物を積載し、加えてその貨物としての RObotics高機動ロボットを降下させる競技会を開催予定[7]
年度 | 大会名称 | テザーの長さ | 優勝チーム・クライマー名称・その他賞 | ロボット名称等 | 開催場所 |
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2018年8月 | SPECxROC実施に向けた第1回高機動ロボット降下実験[12] | m | the4thLaboratory・クライマー呑龍降下ロボット搭載型 | 電龍空中降下型 | 福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市) |
2019年9月 | SPECxROC2019[7] | m | 【クライマー部門】
・スピード賞 KUSEP-KANA(神奈川大学) ・ペイロード賞 KUSEP-KANA(神奈川大学) ・安定輸送賞 KUSEP-KANA(神奈川大学) 【ロボット部門】 ・最優秀ロボット賞 該当なし ・ペイロード賞 中野製作所(福島県立テクノアカデミー郡山) ・スピード賞 該当なし ・フォトジェニック賞 該当なし 【追加表彰】 ・敢闘賞 The 4th Laboratory ・努力賞 KUSEP-Jin(神奈川大学) |
福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市) | |
2018年まで日本国内で行ってきた宇宙エレベーターチャレンジ(Space Elevator Challenge: SPEC)の規模をより大きくして実施する予定
神奈川大学主催の高校生を対象としたSPIDER級クライマー競技会。2014年より毎年開催の同大学の継続事業である。日本各地の高校からの参加がある[14]。
小学生及び中高生向け競技会として開催されレゴ社のマインドストーム(MINDSTORMS)を部品として用いる事がルールとなっている。文部科学省後援であり第六回大会より中高生中級部門(グローバル部門)の優勝校は「文部科学大臣賞」が与えられる[15]。2020年から小学校で必修化となるプログラミング教育やSTEM教育の先駆的な取り組み[16]。種目は第7回より小学生部門と中高生部門のそれぞれ リージョナルとグローバルとなる予定[17]。
年度 | 大会名称 | 競技内容 | 小学生優勝チーム・その他賞 | 中高生優勝チーム・その他賞 | 新技術導入 | 開催場所 | |
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2013年 | 第一回宇宙エレベーターロボット競技会 | 神奈川大学附属中高Bチーム | |||||
2014年 | 第二回宇宙エレベーターロボット競技会 | Re:CAXA(千葉日本大学第一中学校・高等学校[18] | |||||
2015年 | 第三回宇宙エレベーターロボット競技会 | ゲンちゃんズ(ithinkplus)40pt/35s[19] | |||||
2016年 | 第四回宇宙エレベーターロボット競技会 | 日吉クリーパーズ(Truth Academy 日吉校) 10pt/4m0s | 中大附属Aチーム(中央大学附属中学校・高等学校)58pt/4m0s[20] | ||||
2017年 | 第五回宇宙エレベーターロボット競技会関西大会 | チームTiTiS(岡山県立岡山一宮高等学校) 64pt/2m40s | |||||
2017年 | 第五回宇宙エレベーターロボット競技会東北大会 | 横手南A・H(横手市立横手南小学校) 46pt/1m17s | 大曲工B(秋田県立大曲工業高等学校) 71pt/1m48s | ||||
2017年 | 第五回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会 | アルティメット・ビスマス(豊洲北小学校・第二辰巳小学校) | SIT-SWITCH(湘南工科大学附属高校 ) 75pt/2m10s[21] | ||||
2018年 | 第六回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会[22] | 優勝アルティメット・ビスマス (豊洲北小学校・有明小学校) | 優勝 【文部科学大臣賞】早稲田中学校物理研究部 (早稲田中学校)[23] | ||||
2018年 | 第六回宇宙エレベーターロボット競技会東北大会 | 優勝天の童山形ロボットクラブ | 【エントリー部門】1位優勝雄勝中science club湯沢市立雄勝中学校 | ||||
2019年 | 第七回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会[24] | 優勝 アポロ (ココテラス号)(レゴスクール湘南C-X) | 優勝 【文部科学大臣賞】D4C (メカトロ倶楽部/千葉英和高等学校) | ||||
年度 | Level 1 優勝チーム | Level 2 優勝チーム |
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2011年[25] | Earth Track Controllers(ETC) | Earth Track Controllers(ETC) |
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