KODOMO BAND(こどもばんど)は、日本のハードロックバンド。1973年に結成し、1980年にデビュー。1988年に活動停止したが、2011年に活動再開した。旧表記は、子供ばんど。1980年代前半に、ジャパニーズヘビーメタルが登場する以前に海外のハードロックの影響をダイレクトに受けた演奏を展開した。
KODOMO BAND | |
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別名 | 子供ばんど(旧表記) |
出身地 | 日本 |
ジャンル | ハードロック |
活動期間 |
1973年 - 1988年 2011年 - |
レーベル |
キャニオン・レコード (1980年 - 1982年、1986年 - 1987年) EPIC・ソニー (1983年 - 1984年) KIDS POWER (1984年 - 1986年) ビクター音楽産業 (1988年) ティームエンタテインメント (2007年) 子供ばんどオフィス (2011年) Mastard Records (2013年 - ) ベルウッド・レコード (2014年) |
メンバー |
うじきつよし(Vocal、Guitar) 谷平こういち(Guitar) 湯川トーベン(Bass) 山戸ゆう(Drums) |
旧メンバー |
豊田邦仁(故人、Drums) 日詰昭一郎(故人、Bass) 大友光悦(Guitar) 北島健二(Guitar) 安部王子(Bass) 鎌田俊哉(Guitar) 勝誠二(Bass) 杉原ひろし(Guitar) |
メンバー
メンバー変遷
- 1977年
- うじきつよし - ボーカル、ギター
- 谷平こういち - ギター
- 鎌田俊哉 - ギター(1年で脱退)
- 安部王子 - ベース(後にBARBEE BOYS結成に参加)
- 山戸ゆう - ドラム
- 1980年
- うじきつよし - ボーカル、ギター
- 谷平こういち - ギター
- 湯川トーベン - ボーカル、ベース
- 山戸ゆう - ドラム
- 1983年
- うじきつよし - ボーカル、ギター
- 谷平こういち - ボーカル、ギター
- 勝せいじ - ボーカル、ベース
- 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
- 1984年
- うじきつよし - ボーカル、ギター
- 勝せいじ - ボーカル、ベース
- 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
- 1985年
- うじきつよし - ボーカル、ギター
- 杉原ひろし - ボーカル、ギター(後に大江千里のライブサポートを手がける。現在はURUGOMEに在籍)
- 勝せいじ - ボーカル、ベース
- 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
- 1987年~活動休止(1988年)
- うじきつよし - ボーカル、ギター
- 杉原ひろし - ボーカル、ギター
- 湯川トーベン - ボーカル、ベース(サポート)
- 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
- 2011年~
- うじきつよし - ボーカル、ギター
- 谷平こういち - ボーカル、ギター
- 湯川トーベン - ボーカル、ベース
- 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
略歴
1973年 うじきつよしが高校時代に「子供ばんど」結成。
1979年 ヤマハ主催の『EastWest』に出場し、グランプリを受賞。個人でも、うじき、谷平がベストギタリスト賞を、山戸がベストドラマー賞を受賞。湯川は助っ人として参加。
1980年 キャニオン・レコードからファースト・アルバム『WE LOVE 子供ばんど』でデビュー。湯川が正式メンバーとなる。
1980年12月 宇崎竜童MCの番組、tvk「ファイティング80」に初登場。その後レギュラーとなる。
1983年 EPIC・ソニーへ移籍。リック・デリンジャーのプロデュースのもと、アルバム『HEART BREAK KIDS』をリリース。さらにアメリカでミニ・アルバム『Yes! We are KODOMO BAND』発売、シングル『JUKE BOX ROCK'N' ROLLER』をリリース。
1984年 EPIC・ソニー離脱。アメリカのミュージック・シーンにチャレンジしようとするバンドサイドの意志と、レコード会社の方針が異なったため。その後、頻繁に渡米、レコーディング、クラブ・ギグを行いセルフ・プロデュースでアルバム『ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!』をニューヨークの『RIGHT TRACK STUDIO』で制作。インディーズレーベル「KIDS POWER」から発売。5月5日の子供の日、中野サンプラザホールを皮切りに1年間、日本中のライブ会場にてメンバー自らがファンに手渡しでアルバムを販売した。
1985年 前年に続き、冬のニューヨークに滞在、アルバム『HUNGRY BOY』を完成させる。
1986年 キャニオン・レコードへ再移籍。アニメ『北斗の拳』劇場公開版の主題歌『ハート・オブ・マッドネス』をリリース。テレビアニメ版主題歌『SILENT SURVIVOR』もヒット。この年より、制作の場を日本に戻す。横須賀にある観音崎マリンスタジオで合宿・制作した、アルバム『120%PURE』発表。
1987年 プライベート・スタジオを多用するスタイルに転換、アルバム『Before ZERO』発表。
1988年 ビクター音楽産業に移籍。ブライアン・アダムスのスタッフを起用、カナダ・バンクーバーの『LITTLE MOUNTAIN STUDIO』で、アルバム『KODOMO BAND ROCK』を制作。10月10日、2000本ライブ達成。活動休止状態に陥る。
2011年 バンドとしての再始動を宣言[1]。解散とは一度も言っていないので、再結成ではなく「永久凍土解凍」と銘打っている。宮城県のエコキャンプみちのくで同年4月29日・4月30日に開催「ARABAKI ROCK FEST.」に出演予定だったが、大震災の影響で開催延期。そのショーケースとして当初予定していた、ヤマハ銀座スタジオのライブはそのまま敢行。4月18日を急遽公開ゲネプロとし、同19日の2日間、再始動のお披露目を両日200名の限定で行なう。32年前の1979年、上記『EastWest』出場の原点であるヤマハにこだわり、会場が選ばれた。このライブの後、北海道『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO』(ライジング・サン・ロック・フェスティバル、8月12日・13日開催)に出演。8月28日、各方面の尽力によって無事開催となった『ARABAKI ROCK FEST.』みちのくステージに初登場。26年振りの東北ロック・フェス出演であった。10月25日・26日の2日間、日本武道館で開催された寺岡呼人プロデュース『Golden Circle vol.16』に出演。競演したジュンスカ、ユニコーンのリスペクト・アーティストとして、大トリを出演者全員参加の「サマータイム・ブルース」で締める。
2012年 2月18日・19日、『拾得40周年突入記念ライブ』を神戸『ウインターランド』京都『拾得』で開催。かつてツアーのホームグラウンドであった『拾得』。時を超えた再会をファン・バンド共々実感、堪能。4月29日、2年連続出演となる『ARABAKI ROCK FEST.』のみちのくステージ決定。更に、『東日本LIVEサーキット』第1弾として、福島県・いわき市『club SONIC iwaki』出演が急遽決定した。
ライブ
レコード販売よりも演奏を届ける事に注力、初期には、うじきが頭にミニアンプを載せフラッグを背負い会場を走る、湯川がマントの中に電飾を仕掛け光らせる、山戸のスティックを折りまくるなど独自のパフォーマンスを展開。「ダイナマイト・ライブ」と銘打った全国ライブツアーを実施、1981年に1000回、1988年に2000回のライブ回数を達成した。
1982年「ロックンロール・フーチー・クー」のカバーを得意としていた縁で、原宿『クロコダイル』の『ラスト・ライブハウス・ツアー』にリック・デリンジャーが飛び入り参加。後にアメリカでのレコーディングの際にプロデュースを担当するきっかけとなる。同じく来日していたトム・ピーターソン(チープ・トリック)、さらに仲井戸麗市、忌野清志郎も飛び入り参加の豪華なライブとなった。
1982年香港公演敢行。
ディスコグラフィー
シングル
発売日 | タイトル | カップリング | 形態 | |
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キャニオン・レコード / SEE-SAW 子供ばんど 名義 | ||||
1st | 1980年11月 | お前はトラブル・メイカー | 赤いBODY (鬼のハイウェイ・パトローラー) | EP |
ものめずらしげに | ||||
2nd | 1981年3月5日 | ちゃんばらロックンロール | Early Times Junction | |
3rd | 1981年 | DREAMIN' (シーサイド・ドライブ) | Rock & Roll Singer | |
4th | 1982年6月23日 | あんたはまだまだ子供だよ (子供ばんどのサマータイム・ブルース) | WALKIN' AWAY | |
EPIC・ソニー 子供ばんど 名義 | ||||
5th | 1983年 | JUKE BOX ROCK'N' ROLLER | 17's KISS | EP |
KIDS POWER | ||||
6th | 1985年 | COME BACK BABY | TAKE ME TO YOUR PARTY | EP |
7th | 1986年6月5日 | たすけて! SOMEBODY! | ゆかいなモーター・サイクル | |
キャニオン・レコード / SEE-SAW | ||||
8th | 1986年2月2日 | HEART OF MADNESS | Purple Eyes | EP |
9th | 1986年8月21日 | SILENT SURVIVOR | DRY YOUR TEARS | |
10th | 1986年12月28日 | たどりついたらいつも雨ふり | NO GIMMICK | |
ビクター音楽産業 子供ばんど 名義 | ||||
11th | 1988年8月10日 | カウントダウン | ORDINARY GIRL | EP |
8cmCD | ||||
ティームエンタテインメント | ||||
12th | 2007年12月26日 | SILENT SURVIVOR (21st century ver.) | HEART OF MADNESS (21st century ver.) | MAXI |
子供ばんどオフィス | ||||
13th | 2011年8月8日 | マンモスの唄 | Purple Eyes | DVD |
ベルウッド・レコード | ||||
14th | 2014年1月29日 | Heart Of Madness (Reboot Version)/Dry Your Tears (Reboot Version) | MAXI |
アルバム
オリジナル・アルバム
発売日 | タイトル | 形態 | |
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キャニオン・レコード / SEE-SAW 子供ばんど 名義 | |||
1st | 1980年10月21日 | WE LOVE 子供ばんど | LP |
2nd | 1981年5月5日 | POWER ROCK GENERATION!! | |
3rd | 1981年11月21日 | GIANT (HOP,STEP,JUMP) | |
EPIC・ソニー 子供ばんど 名義 | |||
4th | 1983年5月5日 | HEART BREAK KIDS | LP |
5th | 1983年11月21日 | Yes! We are KODOMO BAND | |
KIDS POWER | |||
6th | 1984年5月5日 | ROCK&ROLL WILL NEVER DIE!! | LP |
7th | 1985年5月5日 | HUNGRY BOY | |
8th | 1986年5月5日 | 120% PURE | |
キャニオン・レコード / SEE-SAW | |||
9th | 1986年12月15日 | NO GIMMICK | LP |
CD | |||
10th | 1987年7月7日 | Before ZERO | LP |
CD | |||
ビクター音楽産業 子供ばんど 名義 | |||
11th | 1988年8月10日 | KODOMO BAND ROCK | LP |
CD | |||
Mastard Records | |||
12th | 2013年5月5日 | Can Drive 55 | CD+DVD |
13th | 2015年5月5日 | ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか |
ライブ・アルバム
発売日 | タイトル | 形態 | |
---|---|---|---|
キャニオン・レコード / SEE-SAW 子供ばんど 名義 | |||
1st | 1982年5月5日 | DYNAMITE LIVE | LP |
ベスト・アルバム
発売日 | タイトル | 形態 | |
---|---|---|---|
キャニオン・レコード / SEE-SAW 子供ばんど 名義 | |||
1st | 1984年3月 | THE BEST OF 子供ばんど | LP |
キャニオン・レコード / SEE-SAW | |||
2nd | 1987年2月21日 | FOOT PRINT OF KODOMO BAND | LP |
CD | |||
OCTAVE 子供ばんど 名義 | |||
1st | 2012年4月4日 | ザ・ベスト 〜入門編〜 | CD |
ボックス・セット
タイアップ
使用年 | 楽曲 | タイアップ |
---|---|---|
子供ばんど | ||
1981年 | ちゃんばらロックンロール | 東映配給映画『ちゃんばらグラフィティー 斬る!』主題歌 |
Early Times Junction | 東映配給映画『ちゃんばらグラフィティー 斬る!』エンディングテーマ | |
KODOMO BAND | ||
1986年 | Heart of Madness | 東映洋画配給アニメ映画『北斗の拳』主題歌 |
Purple Eyes | 東映洋画配給アニメ映画『北斗の拳』エンディングテーマ | |
SILENT SURVIVOR | フジテレビ系テレビアニメ『北斗の拳』オープニングテーマ(第83話 - 第109話)[2] | |
DRY YOUR TEARS | フジテレビ系テレビアニメ『北斗の拳』エンディングテーマ(第83話 - 第109話)[2] |
脚注
関連項目
外部リンク
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