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太平洋スカイランド
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太平洋スカイランド(たいへいようスカイランド)は、かつて北海道釧路市に存在していた総合レジャー施設である。
概要
1969年、釧路市内で石炭の採掘事業を行っていた太平洋炭礦が、従業員の福利厚生と地域振興を目的に、遊園地・ボウリング・プール・スパリゾートといった多岐にわたるレジャー施設を設置したのが始まり。全体的なデザインとして斜面地建築の形を採用。旧太平洋スカイランド跡地(桜ヶ岡・太平洋側) - Google ストリートビュー、旧太平洋スカイランド跡地(武佐・緑ヶ岡側) - Google ストリートビュー
沿革
- 1969年(昭和44年)5月 - 開園[2]。
- 1970年(昭和45年)11月 - 温水プールオープン[3]。
- 1971年(昭和46年)6月 - ホテルスカイランドを閉鎖させたゴーカート・レーシング場跡地に建設しオープン[4]。
- 1972年(昭和47年)5月 - スカイボウル(ボウリング場)オープン[5]。
- 1980年(昭和55年)- 炭鉱資料館(後の炭鉱展示館)オープン[6]。この施設は現在も引き続き運営されており、一般客も利用可能(事前予約が必要)[7]
- 1990年(平成2年)4月 - 大幅リニューアルオープン。
- 1991年(平成3年)4月1日 - 名称をヒルトップに変更。
- 2002年(平成14年)3月15日 - 炭鉱展示館を残し、ヒルトップ閉園[8]。
- 2013年(平成26年)3月 - 現在も一般客が利用可能な二施設(炭鉱展示館および青雲台体育館)および旧温水プール関連施設(旧温水プール場、旧座敷型和食食堂建物、旧初代銭湯建物、旧温水プール入場券売り場、付設ゲームセンター等)以外の全建物を解体、更地化した[9]、[10]。
- 2019年(令和元年)5月 - コールマイン海外技術研究生向け教育施設として数年間転用され、その後廃墟のまま放置されていた旧温水プール関連施設建物を解体。
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その他施設
- 結婚式場・披露宴会場
- 屋内噴水
- 多数の色彩のネオン照明が水中に仕込んでいる。
- 周囲に螺旋スロープ配置。
- 1990年のリニューアル時、撤去(一般客が入れない調理室が配置される)。
- 屋外迷路[11]
- ゴーカート・レーシング場
- 地下バー
- 屋内猿飼育檻
- 展望大浴場ヘルシープラザ・クオ[12]
- ファミリーレストラン(焼肉料理専用)
- ゲームセンター
- 釧路レインボー・ホール(コンベンション・ホール)
- 釧路フィッシャーマンズワーフMOO(プール部門)開業以来、不振が続いていた温水プール施設を閉鎖・改修し、オープン。自動車の展示即売会場・コンサート会場(山下洋輔等)・インディーズ団体のプロレス興行に利用。
- 和食食堂(プール施設前二階。小上がり式の座敷席)、レストラン水平線(結婚披露宴会場の上。テーブル席)、最上階ジンギスカン屋(屋上展望台が隣接[15])
- 研修所・レンタル会議室
- プール施設の前(2階)にあった和食食堂を閉鎖・改修。
その他
- 館内への入り口は以下の5箇所があった。
- 本館(中央の円筒状建物) 南東側[16]
- ここが正面玄関として知られていた。
- 本館 北西側[17]
- プール・和食食堂(座敷形式)・初代銭湯 入り口
- レストラン 側面入り口
- ホテル入り口玄関
- 結婚相談所・ゲームセンター付近と連絡通路で繋がっていた。
- 本館 北西側玄関とレストランを結ぶ廊下の中間に一時期、偏光ガラス原理を用いた天気マーク発光からくり装置が設置され、無料で自由に操作出来た。後に釧路青少年科学館(現在は閉館)に移設[18]。
参考文献・資料
主な近隣施設

- 晴海ホテル
- かつて、太平洋スカイランドより約1キロ程離れた窪地地形(市内興津地区はまなす通り沿いよりやや10m程奥)に立地していた宿泊施設(後述の片岡牧場系列)。ホテルや大浴場(入浴料を支払えば、宿泊客以外も利用可)、ゲームセンターなど、幾つか競合する施設(他、釣堀機能を持つ人工池など)があったが、1980年代前半頃に閉館。跡地は更地化され住宅地になっており、面影は残っていない。グーグル・ストリートビュー画像(「晴海ホテル」跡地)
- 茅野公園
- 同じく、太平洋炭鉱福利厚生に多く利用された野外公園施設。歴史は太平洋スカイランドより長く、戦前より存在。1950年代まで毎年、さくらまつりというイベントも開催されていた。数軒の住宅(太平洋石炭販売輸送臨港線路線とは別に、かつて運行されていた石炭トロッコ列車線路跡地)を挟み、すぐ傍にも永らく「樹園」と呼ばれ親しまれている「はくよう台1号公園」がある。グーグル・ストリートビュー画像(茅野公園)、グーグル・ストリートビュー画像(はくよう台1号公園)
- 旧釧路市民生活協同組合
- 「太平洋炭砿生活協同組合」と(太平洋炭礦系列である)「スーパーチェーン タイヘイヨー」の合併により誕生。太平洋スカイランドより徒歩5分ほどの距離にある桜ヶ岡店に本部が置かれ、同炭鉱従業員が然程居住していない市内地域にも支店を広げて行った。1996年1月に和議適用を申請して経営破綻。2003年9月に生活協同組合コープさっぽろへ事業統合。桜ヶ岡店は現在も同じ立地で健在。桜ヶ岡店の建物は太平洋スカイランドと同様に(斜面に立地し、建物内部の地階が反対側からは地上階になっている)傾斜建築物となっている。
- 太平洋炭礦直営常設映画館
- 桜丘会館(後の旧「桜ヶ岡劇場」)[19]、春採会館(後に業者委託化された旧「春採劇場」→旧「釧路オリオン座」[20]。現在、跡地には高齢者施設「シルバーシティときわ台ヒルズ」立地)。両館共に、1950年頃迄は通常の映画館の様に毎日上映を行っていたが、後に鉱員世帯へのTVの急激な普及に押される事で経営が傾いていき、1963年6月に閉館。グーグル・ストリートビュー画像(「桜ヶ岡劇場」跡地)、グーグル・ストリートビュー画像(「春採劇場」跡地)
- 片岡牧場
- 旧道立釧路病院
- 太平洋スカイランド近接地(茅野公園向かい斜面頂上)に立地していた病院施設。がんセンター医務機能を市立釧路総合病院に引継ぎ移転後、廃院。建物は長い間放置されていたが、2013年に解体。グーグル・ストリートビュー画像(「道立釧路病院」跡地)
- 炭鉱住宅、釧路桜ヶ岡商店街振興組合、釧路山札スタンプ会
- 太平洋炭鉱経営銭湯
- 桜ヶ岡湯(太平洋スカイランド近隣(茅野公園と晴海通りの中間)に立地)、雲雀ヶ岡湯
- 望洋橋
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脚注
外部リンク
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