大阪薬科大学(おおさかやっかだいがく、英語: Osaka University of Pharmaceutical Sciences)は、大阪府高槻市奈佐原4-20-1に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、2021年に廃止された。大学の略称は大薬(だいやく)。
廃止認可日は2021年7月5日[1]。
英語での名称は「Osaka University of Pharmaceutical Sciences」[2]であるが、かつては「Osaka College of Pharmacy」[3]との表記を用いていた。
- 1904年 - 大阪市東区(現中央区)道修町に大阪道修薬学校設立
- 1925年 - 専門学校令による道修女子薬学専門学校となる。その後帝国女子薬学専門学校に改名
- 1932年 - 大阪府南河内郡北八下村(現松原市)に移転
- 1938年 - 設置者が同じであった帝国高等女学校(大阪国際大学等の前身)の設置者が別法人(財団法人帝国学園)となる
- 1949年 - 帝国薬学専門学校に改名
- 1950年 - 大阪薬科大学に昇格(薬学部)
- 1968年 - 薬学部を薬学科、製薬学科の2学科に改組
- 1975年 - 大学院修士課程開設(薬学研究科)
- 1984年 - 大学院博士課程開設(薬学研究科)
- 1996年 - 校舎を松原市から現在地(大阪府高槻市)へ移転(松原校舎跡地は阪南大学高等学校となっている)
- 1999年 - 大学附属薬局(大阪府高槻市北園町)開局
- 2002年 - 大学院薬学研究科修士課程に臨床薬学コースを開設
- 2004年 - 薬学科・生命薬学科の2学科制に変更
- 2006年 - 薬学教育6年制移行により、薬学部薬学科を6年制に移行(生命薬学科廃止)、4年制学科の薬科学科設置
- 2010年 - 大学院薬学研究科薬科学専攻修士課程を設置
- 2012年 - 大学院薬学研究科薬学専攻博士課程(4年制)を設置。大学院薬学研究科薬科学専攻博士後期課程を設置
- 2013年 - 大学院薬学研究科薬学専攻博士課程(4年制)にがん専門薬剤師養成コースを設置
- 2016年 - 学校法人大阪医科大学と法人合併し、学校法人大阪医科薬科大学を設立。将来的には大学の合併を検討。
- 2017年 - 2018年度入学生より、薬学科(6年制)のみの募集となる(薬科学科廃止)。それに伴い、入試制度も一部変更。
- 2021年 - 大阪医科大学と合併し、大阪医科薬科大学の薬学部に再編。キャンパスは既存の校舎を引き続き使用する。
- 大阪医科大学との合併直前まで
- 2006年度入学者以降(2017年度入学者まで)
- 2005年度入学者以前
“令和3年度廃止大学等一覧” (PDF). 文部科学省 (2022年2月1日). 2022年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月29日閲覧。 “(廃止認可日)令和3年7月5日”
『Osaka University of Pharmaceutical Sciences』1987年度版、大阪薬科大学、表紙。(発行年の表記なし。1987年度入学試験のための大学案内であり、1986年に発行された。)
『OSAKA COLLEGE OF PHARMACY』1986年度版、大阪薬科大学、表紙。(発行年の表記なし。1986年度入学試験のための大学案内であり、1985年に発行された。)