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大野地域(おおのちいき)は、長崎県佐世保市中北部の地域である。 旧北松浦郡大野町。相神浦七ヶ村[1]の1つ。豆粒文土器が出土した泉福寺洞窟がある。
町名設置前 | 町名設置後 |
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大野田原免 | 大野町 |
瀬戸越免 | 瀬戸越町 |
原分田原免 | 田原町 |
知見寺免 | 知見寺町 |
原分岡免 | 原分町 |
松瀬岡免 | 松瀬町 |
松原免 | 松原町 |
矢峰免 | 矢峰町 |
サイクリングロードとなった柚木線廃線跡から相浦川右岸にかけての平地からなり、大野中学校下手から池野公園まで、東西1km以上、幅200m以下で細長く続く。地域を代表する地名であるが、核になる施設がない純然たる住宅・小売店の集中地域。
市民には「せとごし」の誤読で広く知られている。相浦川左岸一帯を指し、春日小学校区となっている。1985年(昭和60年)に瀬戸越1 - 4丁目が独立し、国道204号の西側の前岳山麓一帯のみ瀬戸越町として残った。眼鏡岩(平戸八景)付近の住宅地をのぞくと山林に覆われ、麓に西蓮寺や町工場が点在している。
大野支所・左石駅・佐世保北郵便局が位置する、実質的に大野地区の中心地。旧町時代からの保険会社や銀行支店、比較的大きな病院が多い。大野小学校や長崎県立佐世保西高等学校・大野幼稚園・あさひ保育園を含む文教地域でもあり、学習塾や習い事教室も多い。
地名にある「知見寺」という寺院は実際には存在していない。北部に位置し、世知原町境の稜線から続く山腹に広がる。緩やかな斜面のため、溜池が多く、水田も中腹では発達しており、山林は集落が途絶えた町境付近に広がる。中腹の石盛山付近には広大なゴルフ場が開かれている。
市民からは「はらぶんちょう」と呼ばれる事が多い。西端に位置し、相浦川右岸から知見寺町に至る斜面上の住宅密集地。地滑り地帯でもあり、1997年には家屋が真ん中で折れる地滑り被害の映像が全国に流れた。道路は狭く屈曲している。国道沿いにはロードサイドショップが並ぶ。
大野町の北側にかぶさるように展開する住宅地。北部の知見寺町との境付近の山林地方から東部の池野地区(大野町との境)、西部の原分町との境の住宅地まで広範囲にわたる。大野中学校を起点とし、県道151号線沿いに民家が集中している。このため、佐世保市交通局(佐世保市営バス)天久保線(終点が松瀬町)も設定されている。最上段に岩下洞穴が発見された。山林や棚田も残っているが、大野町側の斜面にも新しい宅地開発も進んでいる。
国道498号沿いに瀬戸越から続くロードサイドショップが最下段に位置し、買い物客で賑わう。ロードサイドショップを外れると、急に山深くなり、烏帽子岳北麓の緩やかな斜面に連なる。このため、町域のほとんどが山林で占められる。
東端に位置し、柚木地域に至る。柚木との境は台地が相浦川まで張り出し、地形的には明確に離れている。佐世保市交通局矢峰営業所が位置するため、ここまでバスの往来が激しい。ロードサイドショップの東端にあたり、周辺は郊外住宅地となっている。
1985年(昭和60年)、住居表示実施により、国道204号より東側すべてが分立した。中央部の1丁目は泉福寺洞窟を含む丘陵地で人口希薄地帯だったが、春日の杜ニュータウンが新たに開発されて大きく変容した。東部の2丁目は長崎労災病院を含む古いロードサイドショップ群で、松原町の開発によって衰退する一方、高層アパート化が進んでいる。春日小学校から長崎県立佐世保工業高等学校に至る谷に位置する3丁目は、古くから住宅地として開けていた。国道204号と498号が合流する4丁目にはロードサイドショップが林立し、佐々町に移転した西肥自動車大野営業所跡地には、大野モールができ、新しい商業地の中心になっている。
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