大聖寺川
石川県南部を流れる二級河川 ウィキペディアから
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石川県南部を流れる二級河川 ウィキペディアから
大聖寺川(だいしょうじがわ)は、石川県南部を流れる二級河川。
北陸地方には珍しい常緑広葉樹林の原生林・鹿島の森(国の天然記念物)が北潟湖の湖口付近の川沿いに広がり、植物学的に興味深い。
石川県加賀市の南端にある大日山に源を発し北流。山中温泉、名前の元となった旧大聖寺町を経て、塩屋海岸で日本海に注ぐ。早くから上水道、発電などに利用されてきた。1965年4月には我谷ダムが完成し、翌年4月県営我谷発電所が発電を開始した[1]。また2005年6月には九谷ダムが本格運用された。
上流の加賀市山中温泉で千束川・杉ノ水川と、我谷ダムで大内川と合流する。中流部では加賀市大聖寺町地区で三谷川と合流し大聖寺町を西流し、塩屋港で日本海に繋がる。
旧流路は市街地で蛇行しており、しばしば氾濫したため、流路の直線化及び上流の我谷ダム建設が行われた。市街地の旧流路は本流から分岐・合流する「旧大聖寺川」として残っており、沿岸は公園として整備されている。なお、旧大聖寺川では2006年から流し舟による遊覧(大聖寺流し船)があったが、運航ルートの安全確保が難しくなり、2020年4月に廃止された(船体は小松市が取得して2020年9月から木場潟で運航される)[2]。
河口付近で北潟湖と合流する。北潟湖の湖口から河口までは福井県と石川県の県境になっており、河口の塩屋漁港は石川県西端、かつ福井県北端である。
上流より示す。
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