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江戸時代の京都の浮世絵師 ウィキペディアから
師系不明、京都の人。西川祐信とほぼ同時期の元禄15年(1702年)から正徳6年(1716年)にかけて絵本や浮世草子の挿絵などを描く。画風は江戸の鳥居清信や菱川師宣のものを取入れている。善清が手がけた挿絵本は『しだれ柳』、『あやね竹』、『宇都山小蝶物語』、『新武者物語』、『新薄雪物語』が在名本で、この他にも無署名で本の挿絵を担当したと考えられていたが、近年の研究により絵本を20点余り描いていたことが確認されている。
作品名 | 技法 | 形状・員数 | 所有者 | 年代 | 款記・印章 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
立美人図 | 紙本着色 | 1幅 | 奈良県立美術館 | 1700-05年(元禄後期から宝永前期) | 印章「大森」(白文円印)・「善清之印」(朱文方印) | 無款ながら印章が伴っており、善清の基準作 |
緑台美人図 | 紙本着色 | 1幅 | 東京芸術大学大学美術館 | 款記「大森善清」 印章「善清」(白文円印) | 山東京伝後賛 | |
都万太夫芝居図 | 紙本着色 | 六曲一隻 | 早稲田大学演劇博物館 | 1700-05年(元禄後期から宝永前期) | 無款 | 「主として人物や松の描写の類似から、善清による元禄後期から宝永前期の作品と推定したい」[1] |
遊女と禿図 | 紙本着色 | 1幅 | 京都府立総合資料館(京都文化博物館管理) | 1700-05年(元禄後期から宝永前期) | 無款 | 無款だが、旧蔵者の吉川観方が善清筆とし、他の善清作品との比較から真筆としてよい作品[2]。 |
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