大恩寺 (豊川市)
愛知県豊川市の仏教寺院 ウィキペディアから
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大恩寺(だいおんじ)は、愛知県豊川市御津町御津山山麓にある浄土宗の寺院。山号は御津山。院号は浄土真院。本尊は阿弥陀如来。
創建年代については不明であるが、百済の僧慧灌によって新宮山(豊川市御津町広石新宮山)に創建された浄土院に始まるという。
室町時代にはいり1477年(文明9年)松平氏宗家第四代松平親忠の開基、増上寺開山聖聡の弟子で弘経寺(茨城県常総市豊岡町)2世だった了暁(りょうぎょう)慶善の開山により新宮山に中興されて浄土宗に改められた。また、寺号は新宮山大運寺と改められた。
その後松平親忠により現在地の御津山に移され[1]、1493年(明応2年)には紫衣の着用が許された。
開山の了暁からは、松平親忠の第四子存牛(浄土宗総本山知恩院25世)や、徳川将軍家菩提寺大樹寺(愛知県岡崎市鴨田町)を開山した愚底(知恩院23世、弘経寺での了暁の門弟)、珠琳(知恩院22世)、訓公(知恩院24世)などが学んだ。
松平氏や、牛久保城(豊川市牛久保町)城主三河牧野氏の帰依を得、松平氏に大恩があったとし、徳川家康の父松平広忠により、大恩寺と改称された。
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