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東京都多摩地域で用いられる日本語の方言 ウィキペディアから
多摩弁(たまべん)とは、東京都多摩地域で用いられる日本語の方言で、西関東方言に含まれる。埼玉県の方言とともに武州弁(ぶしゅうべん)とも呼ばれる。
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同じく西関東方言である神奈川県の方言や埼玉県の方言と共通するものが多い。多摩南部(旧南多摩郡)と神奈川県北部(同じ多摩丘陵)、多摩北部と埼玉県入間地域(同じ武蔵野台地)といった隣接する地域同士は特に似通っている。また多摩川を挟んだ北多摩・西多摩と南多摩では微妙に違っていて、八王子辺りは甲州弁の影響も受けている。中野区・杉並区・世田谷区西部(砧地域と烏山地域)も元は多摩郡であり(中野区・杉並区に相当する地域は、1879年東多摩郡所属、1896年豊多摩郡となり、1932年に東京市編入。世田谷区砧地域・烏山地域に相当する地域は、1879年北多摩郡所属、1936年に東京市編入)、そこで話されていた方言は多摩弁と同様のものであった[1]。
東京都区部(旧東京市)との交通網が発達し、人口流動が活発な現在(21世紀初頭)では、都区部から多摩地域にかけて方言の地域差はほとんどなくなり、伝統的な多摩弁の特徴は多摩西部(青梅市・あきる野市・西多摩郡など)の高年層に限られる[2]。一方で、21世紀に入って、青梅信用金庫の「地域でいちばんのめっこい信用金庫」や東大和市の「うまかんべぇ~祭」など、多摩弁が地元らしさを表す地域資源としてネーミングやキャッチコピーに利用される例も増えている[3]。
西関東で広く共通するものが多い。以下で取り上げる表現も、多摩限定あるいは多摩発祥のものは少ない。
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