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明治天皇の側室、園基祥の次女 ウィキペディアから
園祥子(その さちこ、1867年12月23日(慶応3年11月28日) - 1947年(昭和22年)7月7日)は、明治天皇の側室。園基祥伯爵令嬢。宮中では小菊典侍(こぎくのてんじ)、夕顔局(ゆうがおのつぼね)と呼ばれた。
父の園基祥(1833-1905)は、雅楽や神楽を家職とした公卿・園家の出で、万延元年(1860年)より睦仁親王(のちの明治天皇)の家司を務めていた[2]。実兄に細川利永の養嫡子となった細川利文。
明治天皇の後宮において、柳原愛子典侍と並び寵愛あつい女官のひとり[1]。女官一の頓才(気が利く)でありながら気が軽く、それが森厳で荘重な明治天皇の気質と調和したとされる[1]。
明治天皇間に久宮静子内親王(夭折)・昭宮猷仁親王(夭折)・常宮昌子内親王(竹田宮恒久王妃)・周宮房子内親王(北白川宮成久王妃)・富美宮允子内親王(朝香宮鳩彦王妃)・満宮輝仁親王(夭折)・泰宮聡子内親王(東久邇宮稔彦王妃)・貞宮多喜子内親王(夭折)の2男6女を儲ける(うち成人したのは皇女4人のみ)。
30年以上にわたり高崎正風男爵の指導を受けて、毎日明治天皇から下される歌題を詠んでいるため[3]、祥子は歌道に秀でており、1912年(明治45年)の歌会始では「松上鶴」の勅題に対しての詠進が、選歌に入った[4]。
「 | あさひさす こまつがはらに あしたづの ちよのこゑこそ しげくきこゆれ | 」 |
—園祥子(明治45年歌会始「松上鶴」[4] より) |
昭憲皇太后 (一条美子) (1849-1914) | |||||||||||||||
子女無し | |||||||||||||||
葉室光子 (1853-1873) | |||||||||||||||
稚瑞照彦尊 (1873・第一皇男子/第一子・死産 ) | |||||||||||||||
橋本夏子 (1856-1873) | |||||||||||||||
稚高依姫尊 (1873・第一皇女子/第二子・死産 ) | |||||||||||||||
明治天皇(第122代天皇) | |||||||||||||||
梅宮薫子内親王 (1875-1876・第二皇女子/第三子・夭折 ) | |||||||||||||||
建宮敬仁親王 (1877-1878・第二皇男子/第四子・夭折 ) | |||||||||||||||
明宮嘉仁親王 (1879-1926・第三皇男子/第五子・大正天皇:第123代天皇) | |||||||||||||||
柳原愛子 (1855-1943) | |||||||||||||||
滋宮韶子内親王 (1881-1883・第三皇女子/第六子・夭折 ) | |||||||||||||||
増宮章子内親王 (1883・第四皇女子/第七子・夭折 ) | |||||||||||||||
千種任子 (1856-1944) | |||||||||||||||
久宮静子内親王 (1886-1887・第五皇女子/第八子・夭折 ) | |||||||||||||||
昭宮猷仁親王 (1887-1888・第四皇男子/第九子・夭折 ) | |||||||||||||||
常宮昌子内親王 (1888-1940・第六皇女子/第十子) | |||||||||||||||
竹田宮恒久王 | |||||||||||||||
周宮房子内親王 (1890-1974・第七皇女子/第十一子) | |||||||||||||||
北白川宮成久王 | |||||||||||||||
富美宮允子内親王 (1891-1933・第八皇女子/第十二子) | |||||||||||||||
朝香宮鳩彦王 | |||||||||||||||
満宮輝仁親王 (1893-1894・第五皇男子/第十三子・夭折 ) | |||||||||||||||
泰宮聡子内親王 (1896-1978・第九皇女子/第十四子) | |||||||||||||||
東久邇宮稔彦王 | |||||||||||||||
貞宮多喜子内親王 (1897-1899・第十皇女子/第十五子・夭折) | |||||||||||||||
園祥子 (1867-1947) | |||||||||||||||
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