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日本国が設置・運営していた短期大学 ウィキペディアから
国立短期大学(こくりつたんきだいがく)とは、昭和時代戦後から平成時代にかけて、日本国が設置・運営していた短期大学。
1951年(昭和26年)に、名古屋工業大学短期大学部・京都工芸繊維大学工業短期大学部・九州工業大学短期大学部・長崎大学商業短期大学部の実業系夜間短期大学4校が各国立大学に併設されたのが最初であり、順次設置されていった。1967年(昭和42年)には大阪大学医療技術短期大学部を最初として、医学部にも医療技術短期大学部が併設されるようになった。併設大学を持たない独立の短期大学としては、1958年(昭和33年)設置の久留米工業短期大学、1960年(昭和35年)設置の北見工業短期大学、1961年(昭和36年)設置の宇都宮工業短期大学・長岡工業短期大学・宇部工業短期大学、1964年(昭和39年)設置の図書館短期大学、1986年(昭和61年)設置の高岡短期大学、1990年(平成2年)設置の筑波技術短期大学があった。
しかし、国立短期大学は新設と並行して4年制大学への改組・統合や高等専門学校への転換が進められ、やがて校数が減少していった。実業系の夜間短期大学は4年制学部の夜間主コースに改められ、最後まで残った長崎大学商科短期大学部が2000年に廃止されて消滅した。医療技術短期大学部も医学部の学科への改組が進行し、1992年(平成4年)の岐阜大学医療技術短期大学部設置が最後の新設となった一方で2年後の1994年(平成6年)度には大阪大学医療技術短期大学部が募集停止し、2003年(平成15年)度には全ての医療技術短期大学部が学生募集を終え、京都大学医療技術短期大学部など4校が2006年(平成18年)度をもって廃止されたことで消滅した。
最後まで残っていた筑波技術短期大学と高岡短期大学も、ともに2005年(平成17年)度に学生募集を停止し、2009年(平成21年)度をもって廃止されたことで[1][2]、国立短期大学は完全に消滅した。
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