四十九駅
三重県伊賀市にある伊賀鉄道の駅 ウィキペディアから
三重県伊賀市にある伊賀鉄道の駅 ウィキペディアから
四十九駅(しじゅくえき[注釈 1])は、三重県伊賀市四十九町にある、伊賀鉄道伊賀線の駅である。副駅名はイオンタウン伊賀上野前(イオンタウンいがうえのまえ)。
伊賀市街の南の玄関にあたる。なお、隣の桑町駅も同じ四十九町にある。
開設当時は伊賀鉄道(旧)の駅として開業し、社名変更・会社合併・路線譲渡・戦時合併を経て近畿日本鉄道の駅となった。しかし、第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)に営業を休止。24年後の1969年(昭和44年)に廃止した。なお、当時の駅名は「しじゅうく」と呼んでいた。それから42年後の2014年(平成26年)に、四十九町自治会が伊賀鉄道への新駅設置を求めた請願を提出[1]。伊賀市議会で採択され[2]、旧駅の300メートル北にあるイオンタウン伊賀上野の裏に、新駅が建設された。2017年(平成29年)7月に着工。総工費約2億4,600万円をかけて建設した新駅[3]は、2018年(平成30年)3月17日に伊賀鉄道(新)の駅として再開業した[4]。
旧・四十九駅
新・四十九駅
単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、勾配の途中にあるため標準よりプラットホームを10メートル長い約47メートルとし、自動列車停止装置 (ATS) を設置するなどの対策が行われた[5]。なお、当駅は駅北東側の踏切付近から長さ約34メートルのスロープを線路と並行して歩くとホームに上がれるバリアフリー構造となっている[9]。
2019年1月から業務を始める伊賀市役所新庁舎の最寄り駅で、市は1日当たりの利用者を営業初年で片道150人、新庁舎開庁後は同200人と見込んでいる。
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[10]。なお、2017年度の実営業日数は15日である。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2017年 | 38 |
2018年 | 49 |
2019年 | 87 |
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は、以下の通りとなっている。
駅西側にショッピングセンターがあり、それに沿って国道422号(青山街道)が通る。国道から南西へ進むと総合病院に至る。駅東側には弁柄を製造する工場があり、近隣に公共職業安定所(ハローワーク)がある。東へ抜けると伊賀市役所や三重県伊賀庁舎に至る。
駅付近に停留所が点在する。ここでは「四十九駅」・「イオンタウン伊賀上野」・「本郷口」の各停留所を紹介する。
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