日本プロ野球名球会

日本のプロ野球でプレーした選手・元選手による団体 ウィキペディアから

一般社団法人日本プロ野球名球会(にっぽんプロやきゅうめいきゅうかい、英名: Golden Players Club)は、日本のプロ野球でプレーした選手および元選手による法人格をもった団体である。

概要 一般社団法人日本プロ野球名球会, 正式名称 ...
一般社団法人日本プロ野球名球会
正式名称 一般社団法人日本プロ野球名球会
日本語名称 一般社団法人日本プロ野球名球会
英語名称 Golden Players Club
略称 名球会、GPC
組織形態 一般社団法人
所在地 日本
104-0031
東京都中央区京橋二丁目8-3
法人番号 5010005015954
理事長 古田敦也
目的 社会の恵まれない人達への還元と日本プロ野球界の底辺拡大
活動内容 野球普及/青少年育成
活動領域 日本アジア
設立年月日 2010年10月15日
ウェブサイト https://meikyukai.jp/
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通称:名球会(めいきゅうかい)。1978年7月24日に設立された。

設立当初の入会条件の中に昭和生まれであることが規定されていたため「昭和名球会」とも呼ばれていたが[注 1]、現在は記録と実績で入会資格の条件を満たせば平成生まれ以降の選手も入会が認められている。

概要

1978年7月24日に、任意団体として発足。発足時の会員は18名で、投手は稲尾和久梶本隆夫金田正一小山正明鈴木啓示皆川睦雄村山実米田哲也の8名。野手は江藤慎一榎本喜八王貞治高木守道土井正博長嶋茂雄野村克也張本勲広瀬叔功山内一弘の10名。名球会が発足した背景には当時学閥長老支配が幅を利かせていた野球界に若手ОBが風穴を開ける意図があったとされている。入会資格を昭和生まれ以後に限定したのもそうした意図を汲んでのものであった。

1981年9月8日、税法上の理由から株式会社として法人化し「株式会社日本プロ野球名球会」に改組(代表取締役は金田正一、取締役は王貞治、長嶋茂雄)。名球会事務所は代表取締役の金田の個人事務所「カネダ企画」内に置いていた。

2009年、名球会の組織の在り方について、創設者の金田とその他のメンバーが対立し、金田は代表取締役を辞任した。後任に王貞治が就任し、事務所も東京都中央区京橋のビルに移転[注 2]

2010年10月15日に一般社団法人として現組織「一般社団法人日本プロ野球名球会」を設立(理事長は王貞治、副理事長は柴田勲、理事は鈴木啓示、長嶋茂雄、東尾修山田久志山本浩二)。一方で金田はこれに参加せずに退会した。株式会社としての法人は、2011年2月12日の株主総会で解散した[2]

現行体制

活動

要約
視点

1978年の設立以来の「社会の恵まれない人達への還元とプロ野球の底辺拡大に寄与する」という目的に向かって「野球振興」と「社会貢献」という2つの分野において、継続した活動とともに社会情勢に対応した新しい活動に積極的に取り組んでいる。

野球振興

「プロ野球の底辺拡大に寄与する」ことを目的とする分野では、子どもの頃から野球に親しみ自らプレーを楽しむ人々を増やし、プロ野球ファンの拡大と惹いてはプロ野球選手を目指す人々のモチベーションアップに繋がるべく、会員の影響力が強くおよぶ少年野球への指導・支援に力を入れている。

全国各地で、自治体、教育委員会、少年野球チーム、企業などからの依頼に応じて、まず野球に興味を持ってもらうために、野球に親しみ体験できる「名球会ベースボールフェスティバル」を行っている。そこでは、会員が体験指導する投球打撃、守備に真剣に向き合っている子どもとともに、応援にきた兄弟、両親、祖父母が、それぞれの時代のヒーローに会える場としても楽しまれている。野球がうまくなりたい少年少女に、会員が直接指導する「名球会野球教室」が行われている。そこでは、投球、打撃、守備のエキスパートが、子ども一人ひとりに声をかけ、コミュニケーションをとりながら指導が行われている。

その後、グローバル化の進展にともない、日本国外で野球を楽しみ普及活動をしている組織などからの依頼もあり、現在はアジアの国々(台湾韓国フィリピン)に会員が出向いて、現地で少年少女への指導・支援も行われている。このほかにも、「名球会杯」と名前の入った少年野球大会の開催支援や野球用具の不足している地域の子ども達への用具の寄贈。また、グランド以外でも児童生徒、少年野球チーム、少年刑務所受刑者などの方々へ、会員自らの経験にもとづいた講演を行い夢にチャレンジする勇気を伝えている。

1980年代には村山実が経営していたリージェント・ファーイーストと提携して「gpc」ブランドの野球用品を展開し、プロ野球でも田淵幸一等が使用していた。以降もデサントが名球会のユニフォーム支給等をサポートしている。90年代までは胸にペガサスロゴ入り、白地のタテジマユニフォームを野球教室で着用した。

社会貢献

「社会の恵まれない人達への還元」を目的とする分野では、誰もが安全に安心して野球を楽しめる、よりよい社会づくりへの貢献を目指し、社会的弱者の方々への支援活動を中心にしながら更に幅を拡げた活動を行っている。

設立当初より、名球会と会員の抜群の知名度を活かして、チャリティイベントを行い、集められた浄財を寄付している。よく知られているイベントとしては、年末テレビでも放送される「名球会チャリティゴルフ大会」があり、そこで集められた浄財は地元の社会事業団へ寄付されている。最近では、2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災者支援のためのトークショーや講演会を開催し募金活動を行っている。これら以外にも多くのチャリティイベントを行い、点字図書館や日本赤十字社などへの寄付活動を継続的に行っている。直接的な支援活動として、2012年5月から、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の被災者の暮らす仮設住宅を会員が訪ね、交流を図る“心のケアー”活動を国連の友Asia-Pacificと共同で継続して行っている。2012年7月に、国際親善という観点から韓国において、韓国プロ野球OB会「一球会」と共同で、聴力障害を持つ少年達への野球クリニックと日・韓プロ野球レジェンドマッチを行い韓国の野球ファンを楽しませている。また、記念事業や研修時の要望に応じ、地域住民、自衛隊員、企業人の方々へ、選手、監督として経験した記録や勝負、采配にまつわる話など多くの講演を行い教訓を伝えている。

入会資格

要約
視点

名球会は、以下の入会資格を満たした上で、入会の意思を表示すれば入会が認められる。参加はあくまで任意で、入会するかどうかは本人の意思による。国籍は問わず[注 3]、入会資格を満たして入会の意思を示せば外国人選手・元選手も入会できる。韓国プロ野球台湾プロ野球、日米の独立リーグなど、NPBMLB以外の記録は含まれない。また、NPB・MLBであっても、春季非公式試合(オープン戦)やポストシーズンでの記録は積算の対象外である。

2020年時点での入会資格は以下の通り。

  • 日本野球機構の選手または元選手
  • 昭和生まれ以降[3]
  • 日米通算(NPB、MLBの合算)で以下のいずれかを達成。ただし、NPBでの記録をスタート地点とする[注 4]
  • 2019年からは記録において上記の入会資格は達していないものの理事会にて推薦を受けた選手について、会員の4分の3以上の賛成を得ることができれば、特例枠として会員になることができ、2022年12月9日に上原浩治藤川球児の2名の特例入会が認められた。

入会資格の変遷

創立当初の入会資格

  • 1978年の創設当初の入会資格は以下の通りだった。※外国人選手もこの条件を満たして入会の意思を表示すれば入会を認めることを当時から公表していた。
    • NPBの選手または元選手
    • 昭和生まれ
    • NPBで以下のいずれかを達成
      • 通算200勝利以上
      • 通算2000安打以上
  • 2003年12月、投手の分業化やメジャーリーグに入る日本人選手が増えたことを受け、通算250セーブ以上でも入会を認めることと、MLBに移籍することでNPBでの記録が伸ばせなくなる日本人選手の救済を意図して日米通算(NPBとMLBの成績を合算)とするという入会資格の拡張が決定した。
  • 2012年、MLBのみで記録を達成したり、来日してNPBで日米通算2000安打以上を達成する選手[注 5]の扱いが曖昧の状態を続いており、それを解消するために「名球会の入会資格においては、米日通算と日米通算とを区別する」ことが決まり、日本プロ野球での記録をスタート地点とするとの文言が入会資格に追加された。また同時に平成生まれのプロ野球選手の誕生により、併せて生年による制限も昭和以降生まれに改定された。
  • 2019年12月10日、ローテーション制度の確立などの要因により打者と比べて「通算200勝」の達成が困難な状況を踏まえて[5][6][7]、入会資格をいずれも満たしていない選手の入会を認める「特例枠」の創設が決議された。今後、理事会にて推薦を受けた選手が総会に諮られ、会員の4分の3以上の承認を得られれば入会が認められることになった[8][9]
  • 前述のとおり入会資格がなくても、理事会にて推薦を受けた選手について、会員の4分の3以上の賛成を得ることができれば、特例枠として入会できることになっており、2022年12月9日の総会において、上原浩治と藤川球児の特例での入会が発表された[10]

会員

要約
視点

新たに入会した選手に、歓迎の意を込めて先輩会員が名球会ブレザーを着せる「名球会ブレザー贈呈式」が行われている。以前は記録達成時の試合終了後に記者会見を開いたうえで行われていたが、現在は試合開始前の連盟表彰時などに行われる。

会員の構成と通算成績は次の通り。五十音順。所属球団の太字は、その球団に在籍時に達成したことを示す。

投手16名、打者48名、名誉会員15名。データはいずれも2024年シーズン終了時点。

dagger 野球殿堂表彰者 double-dagger 現役選手

投手

  • 資格:通算200勝以上、通算250セーブ以上
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選手名勝利数セーブ数達成日達成時年齢所属球団
岩瀬仁紀dagger4072010年6月16日35歳07か月ドラゴンズ/中日
えなつ/江夏豊2061982年7月2日34歳01か月ファイターズ/阪神南海広島日本ハム西武
工藤公康dagger2242004年8月17日41歳03か月ジャイアンツ/ジャイアンツ/西武、ダイエー巨人横浜、西武
黒田博樹dagger203
(日124/米79)
2016年7月23日41歳05か月カープ/カープ/広島、LADNYY広島
佐々木主浩dagger381
(日252/米129)
2000年7月16日32歳04か月メジャー/大洋(横浜)、SEA、横浜
鈴木啓示dagger3171977年4月26日29歳06か月バファローズ1/近鉄
高津臣吾dagger313
(日286/米27)
2003年8月16日34歳08か月スワローズ/ヤクルト、CWSNYMヤクルト
野茂英雄dagger201
(日78/米123)
2005年6月15日36歳09か月メジャー/近鉄、LADNYMMIL
DETBOS、LAD、TBKC
東尾修dagger2511984年9月15日34歳03か月ライオンズ/西鉄(太平洋クラウン西武
平野佳寿double-dagger257
(日249/米8)
2023年10月2日39歳06か月バファローズ/オリックス、AZSEAオリックス
平松政次dagger2011983年10月21日36歳01か月ベイスターズ/大洋
山田久志dagger2841982年4月29日33歳09か月バファローズ/阪急
山本昌広
山本昌dagger
2192008年8月4日42歳11か月ドラゴンズ/中日
米田哲也dagger3501966年8月14日28歳05か月バファローズ/阪急、阪神、近鉄
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野手

  • 資格:通算2000安打以上
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選手名安打数達成日達成時年齢所属球団
あおき/青木宣親2730
(日1956/米774)
2017年6月11日35歳05か月メジャー/ヤクルト、MILKCSFSEA
HOUTORNYM、ヤクルト
秋山幸二dagger21572000年8月18日38歳04か月ホークス/西武、ダイエー
あべ/阿部慎之助21322017年8月13日38歳04か月ジャイアンツ/巨人
あらい たかひろ/新井貴浩22032016年4月26日39歳02か月カープ/広島、阪神、広島
あらい ひろまさ/新井宏昌20381992年7月8日40歳02か月バファローズ1/南海、近鉄
あらき/荒木雅博[注 6]20452017年6月3日39歳08か月ドラゴンズ/中日
ありとう/有藤通世20571985年07月11日38歳06か月マリーンズ/ロッテ
いぐち/井口資仁2254
(日1760/米494)
2013年7月26日38歳07か月マリーンズ/ダイエー、CWSPHISD
PHI、ロッテ
いしい/石井琢朗2432[注 7]2006年5月11日35歳08か月ベイスターズ/大洋(横浜)、広島
いなば/稲葉篤紀21672012年4月28日39歳08か月ファイターズ/ヤクルト、日本ハム
うちかわ/内川聖一21862018年5月9日35歳09か月ホークス/横浜、ソフトバンク、ヤクルト
王貞治dagger27861974年8月4日34歳02か月ジャイアンツ/巨人
大島洋平double-dagger20442023年8月26日37歳09か月ドラゴンズ/中日
おがさわら/小笠原道大21202011年5月5日37歳06か月ジャイアンツ/日本ハム、巨人、中日
かとう/加藤秀司20551987年5月7日38歳11か月ホークス/阪急、広島、近鉄、巨人、南海
金本知憲dagger25392008年4月12日40歳00か月タイガース/広島、阪神
きよはら/清原和博21222004年6月4日36歳09か月ジャイアンツ/西武、巨人、オリックス
栗山巧double-dagger21482021年9月4日38歳00か月ライオンズ/西武
こくぼ/小久保裕紀20412012年6月24日40歳08か月ホークス/ダイエー、巨人、ソフトバンク
こまだ/駒田徳広20062000年9月6日37歳11か月ベイスターズ/巨人、横浜
坂本勇人double-dagger24152020年11月8日31歳10か月ジャイアンツ/巨人
しばた/柴田勲20181980年8月7日36歳05か月ジャイアンツ/巨人
鈴木一朗
(イチロー)
dagger
4367
(日1278/米3089)
2004年5月21日30歳06か月メジャー/オリックス、SEANYYMIA、SEA
立浪和義dagger24802003年7月5日33歳10か月ドラゴンズ/中日
たなか/田中幸雄20122007年5月17日39歳05か月ファイターズ/日本ハム
谷繁元信dagger21082013年5月6日42歳05か月ドラゴンズ/大洋(横浜)、中日
どい/土井正博24521977年7月5日33歳06か月ライオンズ/近鉄、太平洋(クラウン、西武)
とりたに/鳥谷敬20992017年9月8日36歳02か月タイガース/阪神、ロッテ
長嶋茂雄dagger24711971年5月25日35歳03か月ジャイアンツ/巨人
なかむら/中村紀洋2106
(日2101/米5)
2013年5月1日39歳09か月ベイスターズ/近鉄、LAD、オリックス、中日、
楽天、DeNA
のむら けんじろう/野村謙二郎[注 6]20202005年6月23日38歳09か月カープ/広島
張本勲dagger30851972年8月19日32歳02か月ファイターズ/東映(日拓、日本ハム)、巨人、ロッテ
広瀬叔功dagger21571972年7月1日35歳10か月ホークス/南海
ふくうら/福浦和也20002018年9月22日42歳09か月マリーンズ/ロッテ
ふくどめ/福留孝介2450
(日1952/米498)
2016年6月25日39歳01か月タイガース/中日、CHCCLECWS阪神、中日
福本豊dagger25431983年9月01日35歳09か月バファローズ/阪急
ふじた/藤田平20641983年5月3日35歳06か月タイガース/阪神
古田敦也dagger20972005年4月24日39歳08か月スワローズ/ヤクルト
まえだ/前田智徳21192007年9月1日36歳02か月カープ/広島
まつい かずお/松井稼頭央2705
(日2090/米615)
2009年8月15日33歳09か月メジャー/西武、NYMCOLHOU、楽天、西武
松井秀喜dagger2643
(日1390/米1253)
2007年5月06日32歳10か月メジャー/巨人、NYYLAAOAKTB
まつばら/松原誠20951980年4月23日36歳03か月ベイスターズ/大洋、巨人
みやもと/宮本慎也21332012年5月4日41歳05か月スワローズ/ヤクルト
やまざき/山崎裕之20811983年9月18日36歳08か月ライオンズ/東京(ロッテ)、西武
山本浩二dagger23391984年5月5日37歳06か月カープ/広島
A・ラミレスdagger2017[注 8]2013年4月6日38歳06か月ベイスターズ/ヤクルト、巨人、DeNA
若松勉dagger21731985年10月9日38歳05か月スワローズ/ヤクルト
わだ/和田一浩20502015年6月11日42歳11か月ドラゴンズ/ドラゴンズ/西武、中日
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特例入会

上記の記録案件を満たしていなかった場合でも、「名球会の入会規定に相当する記録保持者」として特に理事会からの推薦を受け、かつ会員の4分の3以上の賛成があれば、特例で入会が認められる制度が2019年に設けられた。

投手

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選手名 勝利数 セーブ数入会認定日入会時年齢(最終)所属球団
うえはら/上原浩治 134
(日112/米22)
128
(日33/米95)
2022年12月9日47巨人[11]
ふしかわ/藤川球児 61
(日60/米1)
245
(日243/米2)
2022年12月9日42阪神[12]
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名誉会員

要約
視点

会員のまま物故した会員は「名誉会員」となる。

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選手名投打安打数勝数達成日達成時年齢所属球団備考
稲尾和久dagger2761962年8月25日25歳02か月ライオンズ/西鉄2007年11月13日死去(70歳没)
江藤慎一dagger20571975年9月6日37歳11か月ライオンズ/中日、ロッテ、大洋、太平洋、ロッテ2008年2月28日死去(70歳没)
おおしま やすのり/大島康徳22041990年8月21日39歳10か月ファイターズ/中日、日本ハム2021年6月30日死去(70歳没)
大杉勝男dagger22281981年7月24日36歳4か月スワローズ/東映(日拓、日本ハム)、ヤクルト1992年4月30日死去(47歳没)
梶本隆夫dagger2541967年6月6日32歳01か月バファローズ/阪急2006年9月23日死去(71歳没)
門田博光dagger25661987年8月26日39歳06か月ホークス/南海、オリックス、ダイエー2023年1月24日死去(74歳没)
北別府学dagger2131992年7月16日35歳00か月カープ/広島2023年6月16日死去(65歳没)
衣笠祥雄dagger25431983年8月9日36歳06か月カープ/広島2018年4月23日死去(71歳没)
小山正明dagger3201964年8月13日30歳00か月マリーンズ/阪神、東京(ロッテ)、大洋2025年4月18日死去(90歳没)
高木守道dagger22741978年4月5日36歳08か月ドラゴンズ/中日2020年1月17日死去(78歳没)
野村克也dagger29011970年10月18日35歳03か月ホークス/南海、ロッテ、西武2020年2月11日死去(84歳没)
皆川睦雄dagger2211968年10月6日33歳03か月ホークス/南海2005年2月6日死去(69歳没)
村田兆治dagger2151989年5月13日39歳05か月マリーンズ/東京(ロッテ2022年11月11日死去(72歳没)
村山実dagger2221970年7月7日33歳06か月タイガース/阪神1998年8月22日死去(61歳没)
山内一弘dagger22711967年10月14日35歳05か月タイガース/毎日(大毎)、阪神、広島2009年2月2日死去(76歳没)
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退会者

金田と谷沢は2010年の一般社団法人移行時に参加せずにしばらくして退会扱い。堀内は一部会員との確執の末、自主的に退会した。榎本は初期メンバーであったが、その後の活動にもほとんど参加しなかったために除籍扱いとなった。

江夏は自身の不祥事の結果、しばらくの間は退会扱いだったが、現在は会員として復帰している。また野村もヤクルト監督就任以降はほとんど活動に参加せずに、2000年代後半に一時期メンバーから名前が消えていたが、のちに復活し、死去後も名誉会員として扱われている。

  • 投手
さらに見る 選手名, 投 ...
選手名勝数セーブ数達成日達成時年齢所属球団備考
金田正一dagger4001958年6月6日24歳10か月スワローズ/国鉄、巨人2019年10月6日死去(86歳没)
堀内恒夫dagger2031980年6月2日32歳04か月ジャイアンツ/巨人
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  • 野手
さらに見る 選手名, 打 ...
選手名安打数達成日達成時年齢所属球団備考
榎本喜八dagger23141968年7月21日31歳07か月マリーンズ/毎日(大毎、東京、ロッテ)、西鉄2012年3月14日死去(75歳没)
やざわ/谷沢健一20621985年10月23日38歳01か月ドラゴンズ/中日
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入会資格を有する未入会者

落合は2000安打達成時に入会を辞退。アルフォンソ・ソリアーノは2013年に日米通算2000安打を達成し、名球会入会の条件もクリアして入会資格を獲得。またソリアーノ本人も入会に前向きな姿勢を見せた[13]が、NPBでは通算2安打に留まり、その後にMLBで1998安打を記録したという特殊な記録であったため、入会を認めるかどうかが同年12月の総会で話し合われることになったと報道された[14]。しかし、その後の続報は全くなく、また曖昧となり、現時点では入会は認められていない。なお、ダルビッシュ有は辞退はしていないが、「入会のセレモニーはもう少し先にする」とコメントしている[15]

  • 投手(通算200勝または250セーブ以上)
さらに見る 選手名, 投 ...
選手名勝数セーブ数達成日達成時年齢所属球団
ダルビッシュ有 double-dagger203
(日93 / 米110)
2024年5月19日37歳9か月日本ハム、TEXLADCHCSD
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  • 野手(通算2000安打以上)
さらに見る 選手名, 打 ...
選手名安打数達成日達成時年齢所属球団
落合博満dagger23711995年4月15日41歳04か月ジャイアンツ/ロッテ、中日、巨人、日本ハム
そりああの/A・ソリアーノ2097
(日2/米2095)
2013年8月7日37歳07か月メジャー/広島、NYY
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入会資格を有しない記録達成者

入会資格が昭和生まれ以降なため、大正生まれ以前の選手は入会資格を満たすことが出来ない。そのため大正生まれ以前の選手は記録を達成していても入会資格を有していない。

  • 投手(通算200勝または250セーブ以上)
さらに見る 選手名, 投 ...
選手名勝数セーブ数達成日達成時年齢所属球団
ヴィクトル・スタルヒンdagger3031946年10月20日30歳5か月巨人、パシフィック、大映、高橋
杉下茂dagger 215 1957年10月23日 32歳1か月 中日、大毎
中尾碩志dagger 209 1955年8月11日 35歳8か月 巨人
野口二郎dagger 237 1948年9月3日 29歳7か月 翼軍、西鉄軍、阪急
藤本英雄dagger 200 1955年10月11日 37歳4か月 巨人、中日、巨人
別所毅彦dagger 310 1954年6月5日 31歳8か月 南海、巨人
若林忠志dagger 237 1947年11月3日 39歳8か月 大阪、毎日
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  • 野手(通算2000安打以上)
さらに見る 選手名, 打 ...
選手名安打数達成日達成時年齢所属球団
川上哲治dagger23511956年5月31日36歳02か月ジャイアンツ/巨人
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その他

2006年、通算1904安打で引退していた松永浩美が、元プロ野球選手によって開催されるプロ野球マスターズリーグで96安打を記録し、現役時代との合計安打が2000本となった。当時の名球会・マスターズリーグ双方の規定で、マスターズリーグでの記録がNPB通算記録と合算され、入会資格を得れば「名誉会員」として正会員に準ずる扱いをされると定められており、松永は初の名誉会員として表彰された。しかし、2009年のマスターズリーグ中断や名球会の改組等によりこの規定はうやむやとなり、現在の名球会HPにおける名誉会員の欄は物故者だけになっており、松永は掲載されていない[16]

脚注

関連項目

外部リンク

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