吉林省 (満洲国)
満州国の省 ウィキペディアから
吉林省(きつりんしょう)は、満洲国にかつて存在した省。現在の中華人民共和国吉林省の一部地域に相当する。

歴史
1931年(民国20年)当時、中華民国吉林省は41県1政治局を管轄していた。満洲事変により日本の支配下に入ると、同年9月26日に熙洽により吉林省長官公署が設置され、9月28日には中華民国からの独立宣言が発表された。
1932年(大同元年)3月9日、満洲国は「省公署官制」(大同元年3月9日教令第13号)を公布して省政府を省公署に改編、永吉県に吉林省公署を設置した。1934年(康徳元年)10月11日に新たな「省公署官制」(康徳元年10月11日勅令第124号)を公布し、吉林省は吉林、浜江、三江、間島の4省に分割され、吉林省は吉林市、長春県、双陽県、伊通県、徳恵県、農安県、長嶺県、乾安県、扶余県、永吉県、舒蘭県、額穆県、敦化県、樺甸県、磐石県、楡樹県、懐徳県(奉天省より移管)の17市県を管轄するようになった。
その後の行政整理を経て満洲国崩壊直前には2市、15県、1旗を管轄するようになっていた。
下部行政区画
満洲国崩壊直前の下部行政区画
設置
1932年3月、満洲国政府により吉林省が設置される。
廃止
1945年8月、満洲国の崩壊と共に自然消滅。
歴代省長
特記なき場合『世界諸国の制度・組織・人事 : 1840-2000』による[1]。
脚注
参考文献
関連項目
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