厳嶋神社 (新宿区)
東京都新宿区にある神社 ウィキペディアから
厳嶋神社(いつくしまじんじゃ)は、東京都新宿区余丁町にある神社である。祭神は市杵島姫命だが、これが仏教の弁才天と習合したため、新宿山ノ手七福神の弁財天を祀る神社として知られる。通称は抜弁天(ぬけべんてん)。
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当社にちなんで、付近の通りは抜弁天通りと称される。
歴史
1086年(応徳3年)、鎮守府将軍・源義家(八幡太郎)が後三年の役(1083年~1087年)で奥州平定に向かう途中ここに宿営した。この地はこの地域で最も高い場所であり、かつては富士山もよく見えたようで、この時、義家も遠く富士山を望み、さらにその先、安芸に鎮座する厳島神社に戦勝を祈願した。
そして義家は奥州平定を成し遂げ、その帰途、戦勝のお礼のためこの地に神社を建立し、厳島神社を勧請したと伝えられる。
義家がこの地に立ち寄り祈願して苦難を切り抜けたという伝説と、また境内参道が南北に通り抜けできることから「抜弁天」ともいわれ、江戸の六弁天に数えられる。
所在地
- 東京都新宿区余丁町8-5
- 都営地下鉄大江戸線「東新宿」、都営バス「抜弁天」下車
関連項目
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