南楊州市(ナミャンジュし / なんようしゅうし)は、京畿道の中部にある市である。市庁舎は第1庁舎(旧渼金市庁)(市議会がある)と第2庁舎(旧南楊州郡庁)の分庁方式を採用している。人口50万人以上の市に適用される大都市に指定されている。
ソウル特別市の東に位置し、ソウル市庁より南楊州市庁第1庁舎は東北東へ22km。ソウルのベッドタウンであり、人口は1990年に約20万人だったのが、1998年に30万人、2003年に40万人、2008年に50万人を突破している。2010年の外国人人口は5,615人で、中国人が最も多く約2,200人、日本人は190人が登録されている。また、モンゴル国との交流も深く、市内にはモンゴル文化村があり、市の公式ホームページも英語・日本語・中国語版のほかモンゴル語版も用意されている。
- 1980年まで、楊州郡に所属していた。真乾邑・榛接邑・梧南邑は一時、豊壌県に所属していた。
- 1980年
- 4月1日 - 楊州郡九里邑・渼金邑・榛接面・真乾面・水洞面・和道面・瓦阜面および別内面の一部をもって、南楊州郡を設置。[2](2邑6面)
- 12月1日 - 瓦阜面が瓦阜邑に昇格。[3](3邑5面)
- 1983年2月15日 - 真乾面の一部(陽地里・八賢里・梧南里)が榛接面に編入。[4](→ 現・梧南邑)(3邑5面)
- 1986年
- 1月1日 - 九里邑が九里市に昇格・分離。[5](2邑5面)
- 4月1日 - 瓦阜邑鳥安出張所が鳥安面に昇格。[6](2邑6面)
- 1989年
- 1月1日 - 渼金邑が渼金市に昇格し、南楊州郡から分離。[7](1邑6面)
- 4月1日(2邑6面)
- 榛接面が榛接邑に昇格。
- 別内面退渓院出張所(退渓院里)が退渓院面に昇格。(3.26km²、全国で最も小さい面)
- 1991年12月1日 - 和道面が和道邑に昇格(3邑5面)。
- 1992年4月1日 - 榛接邑に梧南出張所を設置。
- 1995年
- 1月1日 - 南楊州郡が渼金市と合併し、南楊州市が発足。南楊州郡は廃止。[8](3邑5面)
- 5月6日 - 榛接邑梧南出張所が梧南面に昇格。[9](3邑6面)
- 2001年9月12日(5邑4面)[10]
- 2006年
- 2008年10月7日 - 人口が50万人を突破した。
- 2012年1月1日 - 別内面の一部が別内洞に昇格。(5邑4面)
- 2013年1月7日 - 人口が60万人を突破した。
- 2016年1月4日 - 3つの行政福祉センター(瓦阜・鳥安、和道・水洞、好坪・坪内)が開設。
- 2017年
- 2月6日 - 5つの行政福祉センター(別内、榛接・梧南、真乾・退渓院、金谷・養正、陶農・芝錦)が開設。
- 12月18日(5邑4面)[13][14][15]
- 加雲洞・陶農洞・芝錦洞・水石洞・一牌洞・二牌洞・真乾邑の各一部をもって、茶山洞を設置。
- 芝錦洞・加雲洞の各残部および二牌洞の一部の区域をもって、改めて芝錦洞を設置。
- 行政洞としての陶農洞が茶山1洞に改称して茶山洞のうち国道6号線以北を管轄。
- 行政洞としての芝錦洞が茶山2洞に改称して茶山洞のうち国道6号線以南を管轄。
- 2018年3月 - 南楊州市の住民登録人口が安山市を超えた。
- 2019年
- 10月 - 南楊州市の住民登録人口が70万人を突破した。
- 10月21日 - 退渓院面が退渓院邑に昇格。(6邑3面)
- 2022年1月2日 - 和道邑に南部出張所を設置。
行政区域
さらに見る 行政洞・邑・面, 法定洞・法定里 ...
行政洞・邑・面 | 法定洞・法定里 |
好坪洞 | 好坪洞 |
坪内洞 | 坪内洞 |
金谷洞 | 金谷洞 |
養正洞 | 一牌洞、二牌洞、三牌洞 |
茶山1洞 | 茶山洞 |
茶山2洞 | 茶山洞、陶農洞、芝錦洞、水石洞 |
別内洞 | 別内洞 |
瓦阜邑 | 徳沼里、陶谷里、八堂里[16]、月文里、栗石里 |
榛接邑 | 長峴里、内閣里、内谷里、蓮坪里、富坪里、八夜里、榛伐里、金谷里 |
和道邑 | 磨石隅里、墨峴里、嘉谷里、九岩里、琴南里、畓内里、月山里、倉峴里、鹿村里、車山里 |
真乾邑 | 思陵里、培養里、真官里、新月里、龍井里、松陵里 |
梧南邑 | 陽地里、八賢里、梧南里 |
退渓院邑 | 退渓院里 |
水洞面 | 雲水里、芝屯里、水山里、内坊里、外坊里、立石里、松川里 |
鳥安面 | 陵内里、鳥安里、鎮中里、松村里、三峯里、時雨里 |
別内面 | 青鶴里、龍岩里、広田里 |
閉じる
鉄道
どちらも、一般の列車と首都圏電鉄の列車のそれぞれが運行されている。
京春線は、2012年に運転開始されたITX-青春が運転され、坪内好坪駅には1往復を除いた全てが停車し、龍山駅からの所要時間は37分。その他、退渓院駅・思陵駅は一部の列車のみ停車する。中央線は、京義・中央線電車のほかに一部のムグンファ号が徳沼駅に停車し、清凉里駅からの所要時間は14分。
- 朝鮮王陵(世界遺産)
- 南楊州総合撮影所 映画JSAの撮影が行われ、同映画のセットが見学できる。
- モンゴル文化村
- ピアノの滝
法律第3169号 南楊州郡設置及び郡の管轄区域等変更に関する法律(1979年12月28日制定)
大統領令第10050号 京畿道始興郡儀旺邑等35個邑設置に関する規定(1980年10月21日制定)
大統領令第11027号 市・郡・区・邑・面の管轄区域変更及び面設置などに関する規定(1983年1月10日制定)、第1条第21項、第22項。
法律第3798号 九里市等11個市設置及び管轄区域の調整及び錦城市名称変更に関する法律(1985年12月28日制定)
法律第4050号 烏山市等12個市と泰安郡の設置及び郡の名称変更に関する法律(1988年12月31日制定)
法律第4774号 京畿道南楊州市等33個都農複合形態の設置などに関する法律(1994年8月3日制定)
南楊州市条例第140号 (1995年5月6日公布)
南楊州市条例第454号(2001年9月12日公布)
南楊州市条例第637号(2006年5月18日公布)
南楊州市 (2017年11月17日). “茶山洞 구역도”. 2017年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月19日閲覧。
広州郡東部面に属していたが、1915年に楊州郡瓦阜面に編入されたという。以後、現在の南楊州市瓦阜邑八堂里に達する。