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十谷温泉(じっこくおんせん)[注 1]は、山梨県南巨摩郡富士川町(旧甲斐国)にある温泉(鉱泉)。この項目では十谷地域および至近にある甲州鰍沢温泉 かじかの湯についても述べる。
起源は後述。狭い地域にカルシウム・塩化物泉[1][注 2]や単純硫黄冷鉱泉[2]など多種の源泉が湧くのが特徴[3]であったが、2024年現在営業する十谷地区の温泉旅館は含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-カルシウム-硫酸塩冷鉱泉が源泉の「山の湯」1軒のみとなっている[4]。自然豊かな立地で人気も高い[5]。
周辺を流れる富士川の支流大柳川はハイキングや釣り、キャンプの名所としても著名である。また周辺には滝や吊橋も複数あり、大柳川渓谷ともいわれる。周辺の山は県が林業雇用を推進している[6]。
早川町の西山温泉・奈良田温泉・光源の里温泉方面への林道がのびているが、1車線幅、及び一部未舗装のため注意が必要である[7]。
起源は戦国に遡るともいわれる[注 3]由緒ある秘湯だが、大正時代に山崩れ[注 4]に遭い温泉街が壊滅[注 5]したため当時の詳細は不明である[1]。現在に続く温泉街は1960年に復興したものという[1]。かつては前述の峠道を介して早川沿岸や茂倉地域と甲府を結ぶ中継地として賑わった[注 6][9]。源義光が築城した源氏山がほど近いことからこの地域は源氏に縁があり、富士川町の郷土料理「みみ」はそこから発祥したとも伝わる[10][11]。歴史ある町並みで石畳も残るが、昨今は限界集落化が進んでいる[12]。
集落から約3 km東、大柳川下流の五開地区(鳥屋)にある温泉施設[13]。地下1,400 mから湧出する。前述のとおり源泉も多種であり、「食塩泉、芒硝泉、石膏泉がミックスされたようなユニークな成分の温泉」と紹介されている[14]。弱アルカリ性で、筋肉痛や冷え性、慢性婦人病などへの効能があり、濃度が高いため「療養泉」として多くの人が訪れる[15]。
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