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北洋大通センター(ほくようおおどおりセンター)は、札幌市中央区大通西3丁目にある高層ビル。2010年(平成22年)3月31日竣工。同年5月6日にプレオープンし、9月23日にグランドオープンした。
本記事では移転前の旧本店ビルについても扱う。
北洋銀行の本店ビルは老朽化が進んでいた。1998年(平成10年)に破綻した北海道拓殖銀行の旧本店ビルは「北洋大通ビル」と改名して長らく保存されてきた[1]が、こちらも老朽化していたことがあったため、拓銀の清算が終結した後の2007年(平成19年)に解体された。総工費約180億円で北洋銀行の新たな本部ビルを建設することとなり、「札幌ビジネスセンタービル」という仮称で計画を進めてきた[2]。正式名称が決まり[3]、2008年(平成20年)3月に着工した。前述の通り2010年(平成22年)3月に竣工し5月6日プレオープン、仮店舗で営業していた大通支店が5月6日に復帰したのに続き、2010年(平成22年)7月までに北洋銀行の本部機構を本店ビルより移設。9月23日に2階〜4階部分が開業しグランドオープンした。2011年(平成23年)1月11日に本店営業部も移転し、大通支店と統合される[4]。
敷地面積は4,700m2、総床面積は59,000m2、規模は地上19階・地下4階・最高高さ96mで、オフィスビルとして大通地区では初の高層ビルとなる。外装は鉄骨・鉄筋コンクリート造で、窓ガラスはダブルスキン構造を採用。空調は自己熱源複熱方式。札幌都心まちづくりにおける「にぎわいの軸」(札幌駅前通)と「はぐくみの軸」(大通)が交差する位置にあり、賑わいの拠点となる。テナントオフィス部は1フロア1,700m2の無柱空間とし、4,164坪(10,500m2)を供給する。2010年度の札幌市における新規供給オフィスはこのビルのみとなる。
札幌市営地下鉄大通駅に直結する他、地下2階の「札幌駅前通地下歩行空間」(2011年3月12日完成)に接続している。
地下2階と地上1階 - 4階は、約30店で構成される「大通ビッセ」という商業施設となる(事業主:交洋不動産)。
北洋銀行の旧本店ビル(大通西3丁目)は、1976年(昭和51年)2月竣工。地上10階・地下3階建てで、北洋銀行本店・本部やそうご電器本社などが入居していた[6]。地下1階・2階は商店街となっている。
北洋銀行本店が移転後、本ビルは「北洋ビル」と名称を改め、若干の改修は受けつつもそのままオフィスビルとして使用され、2024年現在も北洋グループの関連企業などが入居している。1階は長らく空きテナントとなっていたが、2024年1月に佐藤水産が出店し、13年ぶりに空き家状態が解消された[6]。
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