内藤記念くすり博物館

岐阜県各務原市にある博物館 ウィキペディアから

内藤記念くすり博物館map

内藤記念くすり博物館(ないとうきねんくすりはくぶつかん)は、岐阜県各務原市川島竹早町1にある、医学、薬専門の博物館である。

概要 内藤記念くすり博物館 Naito Museum of Pharmaceutical Science and Industry, 施設情報 ...
内藤記念くすり博物館
Naito Museum of Pharmaceutical Science and Industry
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中央が本館、右側が展示館、左側が図書館
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施設情報
前身 内藤記念くすり資料館
専門分野 医学、薬専門
収蔵作品数 約65000点
事業主体 エーザイ株式会社
延床面積 3545m2
開館 1971年昭和46年)6月
所在地 501-6195
岐阜県各務原市川島竹早町1
位置 北緯35度21分52.19秒 東経136度50分40.31秒
外部リンク 公式サイト
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概要

エーザイ川島工園(1966年3月開所)[1]の敷地内にある企業博物館である。

1971年昭和46年)6月12日[1][2]、日本初の薬に関する総合的な博物館として、岐阜県羽島郡川島町(現在の各務原市)のエーザイ川島工場の中に内藤豊次(エーザイ創業者)により「内藤記念くすり資料館」として設立される。同時に川島工場は川島工園に改称している[1]1977年(昭和52年)に現在の名称に改称。1986年(昭和61年)10月10日に新館(現・展示館)を開設し、展示室を新館に移動[3]2005年平成17年)11月に図書館を開設[4]

敷地面積は22417m2。本館と展示館を合わせた延床面積は3545m2[5]

洋の東西に関係なく、様々な薬学、医学に関する歴史、薬の扱い方、健康へ の 知識、及びエーザイの歴史が展示され、収容されている薬の資料は約65,000点。図書は約62,000点に及ぶ。江戸時代の製薬道具、医学道具の実物の展示や、江戸時代の薬屋の状況を復元、解体新書等の貴重な文献が展示されている。これらの資料や文献、最新医薬に関する情報等は、年1回開催の企画展でテーマを決めて展示される。隣接する薬草園では、薬草観察会等のイベントが行われている。

展示資料の一部(くすり看板、くすり広告、製薬道具、はかる道具、医薬品、衛生道具など約19000点)は近代化産業遺産「近代化産業遺産群 続33 先人のベンチャー・スピリットが花開き多岐に発展した化学工業の歩みを物語る近代化産業遺産群」に認定されている[6][5][7]

博物館法上の博物館(登録博物館)である[8]。また、岐阜県独自の岐阜県まちかど美術館・博物館に登録されている。

利用案内

  • 開館時間:9時~16時30分
  • 休館日:毎週月曜日及び年末年始(12月28日~1月8日)
  • 入館料:無料(受付でタブレットに人数などの入力が必要、イベント開催時は不要)

施設案内

本館

6階建。デザインは白川郷合掌造りをモチーフとしている。

1階
  • ロビー
  • 大ホール
  • 小ホール
中2階
  • エーザイ製品展示コーナー
3階
  • エーザイパブリシティラウンジ
    • 社史コーナー
    • 認知症コーナー
    • シアター

展示館

2階建。

1階
  • 常設展示室
2階
  • 常設展示室
  • 企画展示室

図書館

2階建。医学・薬学書を中心に約62,000点を収蔵。利用する場合は事前予約が必要。

  • 書架、閲覧室、書庫、他

薬用植物園

薬草園、薬木園、ポタジェ、ヒーリングガーデン、温室(熱帯有用植物温室)がある。栽培されている植物は約700種類。面積は約7000m2

薬草園と温室は開館時に開園。薬木園は1990年(平成2年)開園[5][9]2020年(令和2年)には薬草園の一部が英国式の石積みの庭園のヒーリングガーデンとして整備された[10]

薬草園
薬木園
温室
ポタジェ
  • ボランティア団体の薬草友の会の会員により栽培管理されている。

交通アクセス

公共交通機関

自動車

関連項目

参考文献

  • 各務原市教育委員会 編『新発見!各務原市の歴史』各務原市教育委員会、2024年。

脚注

外部リンク

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