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倉賀野駅

群馬県高崎市倉賀野町にある東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅 ウィキペディアから

倉賀野駅map
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倉賀野駅(くらがのえき)は、群馬県高崎市倉賀野町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである[1]

概要 倉賀野駅, 所在地 ...
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北口(2006年4月)

JR東日本の駅は倉賀野町1797番地に、JR貨物の駅は旅客駅の東側、東中里町65番地にある。高崎線において東京駅からの距離が100kmを超える最初の駅である。

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乗り入れ路線

高崎線八高線が乗り入れている[2]。このうち、高崎線が当駅の所属線[3]である。八高線は路線としては当駅が終点であるが、列車運行上は高崎線の隣駅である高崎駅が起終点であり、また施設上の分岐点は当駅ではなく、八高線の隣駅である北藤岡駅構内(高崎線に旅客扱い施設なし)となっている。また、高崎線は上野駅発着系統と、新宿駅経由で東海道線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。

歴史

駅構造

島式ホーム2面4線を有する[1]地上駅で、橋上駅舎を有している。

高崎支社高崎統括センター(高崎駅)管理のJR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅[1]。早朝・深夜は無人駅となるので、乗車駅証明書発行機が改札前に設置されている。

高崎線と八高線はホームを共用する。ホームはキハ35及びキハ110のステップに合わせるため嵩上げされておらず、E233系E231系等のステップのない車両には大きな段差が生ずる。また、到着前の車内放送ではその案内がされる。

発車ベルが整備されているが、高崎線の電車でのみ使用される(八高線の列車では省略される)。

橋上駅舎であるが、北口、南口ともに改札口への移動手段は階段しかない。また、改札内にもエスカレーターエレベーターが設置されておらず[6]、ホームとの行き来も階段しかないため、車椅子での利用はきわめて困難である。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 定期旅客列車は1番線(下り)と3番線(上り)のみ使用する。待避線(2番線・4番線)は旅客使用としては臨時用であり、貨物列車が使用するのみである。
  • 高崎線下りから八高線高麗川方面へ乗り換える際、時間帯や列車によっては当駅で短時間乗り継ぎの場合があり、新町駅発車後に車掌が案内を行なう。

貨物駅

要約
視点
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操車場を出発する貨物列車(2008年)

JR貨物の施設は旅客駅の東側にあり、「倉賀野駅貨物基地」の通称がある。基地を貫く1本の側線(主線、全長約2.5km)があり、この主線の先に操車場が設置されている。また、操車場からさらに先へ伸びる引き上げ線(入換線)があり、この線から駅構内へ戻るように多くの側線が分岐している。なお、この主線は岩鼻軽便鉄道の廃線跡を転用したものである。

操車場の北側に1面2線のコンテナホームがあり、南側に日本オイルターミナル高崎営業所(油槽所)の石油荷役線、さらに南に1面1線のコンテナホームがある。また、操車場の駅構内側にはセメントターミナル高崎営業所の荷役線があるが、これは1999年(平成11年)9月以降使用されていない。貨物駅構内の入換作業は、ジェイアール貨物・北関東ロジスティクス(旧・高崎運輸)が担当している。入換に用いる入換動車は他社から転籍されたDE10形ディーゼル機関車が使用されていた。2018年にはDE10形に代えてHD300形ハイブリッド機関車が配属された。

かつては、当駅の西側にあった日本たばこ産業高崎工場(2005年閉鎖)やキリンビール高崎工場(2000年閉鎖、現在の森永製菓高崎工場)への専用線もあった。前者はコンテナ輸送も行っていたが工場閉鎖により廃止され、後者は横浜本牧駅発送の麦芽輸送などに使用されていたが、麦芽輸送の海上コンテナ化により1998年(平成10年)に廃止された。また、貨物基地周辺にある太平洋セメント高崎サービスステーション・日本ケロッグ高崎工場・岩谷産業群馬LPGセンターなどへの専用線もあった。

取扱貨物

貨物列車

(2014年3月15日現在)[7]

高速貨物列車(コンテナ輸送用)
下り列車(高崎方面行)4本、上り列車(大宮方面行)3本が停車する。下り列車のうち3本が当駅終着で、すべての上り列車が当駅始発である。列車の行き先は、新座貨物ターミナル駅越谷貨物ターミナル駅福岡貨物ターミナル駅秋田貨物駅の4駅。
高速貨物列車(石油輸送用)
いずれも当駅発着で、川崎貨物駅から1往復、根岸駅から2往復発着している。
専用貨物列車
いずれも当駅発着で、川崎貨物駅・千葉貨物駅から1往復ずつ発着している。

このほか臨時列車も設定されている。

1985年時の常備貨車

「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年

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利用状況

要約
視点

旅客

JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員1,794人である[旅客 1]。高崎線では最も少ない。

1987年度(昭和62年度)以降の推移は以下のとおりである。

さらに見る 乗車人員推移, 年度 ...

貨物

「高崎統計季報」によると、2019年度(令和元年度)の発送貨物における車扱は123,524トン、コンテナ扱は158,286トンである[貨物 1]。また、到着貨物における車扱は1,313,281トン、コンテナ扱は155,354トンである[貨物 1]

近年の推移は以下のとおりである。

さらに見る 貨物輸送推移, 年度 ...
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駅周辺

バス路線

高崎市内循環バスぐるりん(運行は群馬バス上信電鉄が受託)の路線バスが発着する。

  • <11(倉賀野線)>・<12(倉賀野線)> 高崎駅西口行
  • <15(岩鼻線)> 昭和病院行
  • <16(岩鼻線)> 高崎駅東口行

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
高崎線
特別快速・快速(「アーバン」含む)・普通
新町駅 - 倉賀野駅 - (高崎操車場) - 高崎駅
八高線(当駅 - 高崎駅間は高崎線)
北藤岡駅 - 倉賀野駅 - (高崎操車場) - 高崎駅

廃止路線

岩鼻軽便鉄道
倉賀野駅 - 上州岩鼻駅

脚注

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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