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倉賀野駅
群馬県高崎市倉賀野町にある東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅 ウィキペディアから
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倉賀野駅(くらがのえき)は、群馬県高崎市倉賀野町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である[1]。

JR東日本の駅は倉賀野町1797番地に、JR貨物の駅は旅客駅の東側、東中里町65番地にある。高崎線において東京駅からの距離が100kmを超える最初の駅である。
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乗り入れ路線
高崎線と八高線が乗り入れている[2]。このうち、高崎線が当駅の所属線[3]である。八高線は路線としては当駅が終点であるが、列車運行上は高崎線の隣駅である高崎駅が起終点であり、また施設上の分岐点は当駅ではなく、八高線の隣駅である北藤岡駅構内(高崎線に旅客扱い施設なし)となっている。また、高崎線は上野駅発着系統と、新宿駅経由で東海道線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
歴史
- 1894年(明治27年)5月1日:日本鉄道の駅として開業[1][3]。一般駅[3]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化、官設鉄道の駅となる[3]。
- 1917年(大正6年)4月28日:岩鼻軽便鉄道が開業。
- 1931年(昭和6年)7月1日:八高北線(現在の八高線)が開業[4]。
- 1945年(昭和20年)9月1日:岩鼻軽便鉄道が廃止。
- 1967年(昭和42年)10月1日:日本オイルターミナル高崎営業所開所。
- 1970年(昭和45年)1月15日:荷物の取扱を廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本・JR貨物の駅となる[3]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2019年(令和元年)10月31日:みどりの窓口の営業を終了[5]。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する[1]地上駅で、橋上駅舎を有している。
高崎支社高崎統括センター(高崎駅)管理のJR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅[1]。早朝・深夜は無人駅となるので、乗車駅証明書発行機が改札前に設置されている。
高崎線と八高線はホームを共用する。ホームはキハ35及びキハ110のステップに合わせるため嵩上げされておらず、E233系やE231系等のステップのない車両には大きな段差が生ずる。また、到着前の車内放送ではその案内がされる。
発車ベルが整備されているが、高崎線の電車でのみ使用される(八高線の列車では省略される)。
橋上駅舎であるが、北口、南口ともに改札口への移動手段は階段しかない。また、改札内にもエスカレーターやエレベーターが設置されておらず[6]、ホームとの行き来も階段しかないため、車椅子での利用はきわめて困難である。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 定期旅客列車は1番線(下り)と3番線(上り)のみ使用する。待避線(2番線・4番線)は旅客使用としては臨時用であり、貨物列車が使用するのみである。
- 高崎線下りから八高線高麗川方面へ乗り換える際、時間帯や列車によっては当駅で短時間乗り継ぎの場合があり、新町駅発車後に車掌が案内を行なう。
- 改札口(2021年10月)
- 1・2番線ホーム(2021年10月)
- 3・4番線ホーム(2021年10月)
貨物駅
要約
視点

JR貨物の施設は旅客駅の東側にあり、「倉賀野駅貨物基地」の通称がある。基地を貫く1本の側線(主線、全長約2.5km)があり、この主線の先に操車場が設置されている。また、操車場からさらに先へ伸びる引き上げ線(入換線)があり、この線から駅構内へ戻るように多くの側線が分岐している。なお、この主線は岩鼻軽便鉄道の廃線跡を転用したものである。
操車場の北側に1面2線のコンテナホームがあり、南側に日本オイルターミナル高崎営業所(油槽所)の石油荷役線、さらに南に1面1線のコンテナホームがある。また、操車場の駅構内側にはセメントターミナル高崎営業所の荷役線があるが、これは1999年(平成11年)9月以降使用されていない。貨物駅構内の入換作業は、ジェイアール貨物・北関東ロジスティクス(旧・高崎運輸)が担当している。入換に用いる入換動車は他社から転籍されたDE10形ディーゼル機関車が使用されていた。2018年にはDE10形に代えてHD300形ハイブリッド機関車が配属された。
かつては、当駅の西側にあった日本たばこ産業高崎工場(2005年閉鎖)やキリンビール高崎工場(2000年閉鎖、現在の森永製菓高崎工場)への専用線もあった。前者はコンテナ輸送も行っていたが工場閉鎖により廃止され、後者は横浜本牧駅発送の麦芽輸送などに使用されていたが、麦芽輸送の海上コンテナ化により1998年(平成10年)に廃止された。また、貨物基地周辺にある太平洋セメント高崎サービスステーション・日本ケロッグ高崎工場・岩谷産業群馬LPGセンターなどへの専用線もあった。
取扱貨物
貨物列車
(2014年3月15日現在)[7]
- 高速貨物列車(コンテナ輸送用)
- 下り列車(高崎方面行)4本、上り列車(大宮方面行)3本が停車する。下り列車のうち3本が当駅終着で、すべての上り列車が当駅始発である。列車の行き先は、新座貨物ターミナル駅・越谷貨物ターミナル駅・福岡貨物ターミナル駅・秋田貨物駅の4駅。
- 高速貨物列車(石油輸送用)
- いずれも当駅発着で、川崎貨物駅から1往復、根岸駅から2往復発着している。
- 専用貨物列車
- いずれも当駅発着で、川崎貨物駅・千葉貨物駅から1往復ずつ発着している。
このほか臨時列車も設定されている。
1985年時の常備貨車
- タキ1900形(セメント専用)45両、セメントターミナル所有
- タキ44000形(石油類(ガソリン除く)専用)45両、日本オイルターミナル所有
- タキ43000形(石油類(ガソリン除く)専用)115両、日本オイルターミナル所有
「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年
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利用状況
要約
視点
旅客
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,794人である[旅客 1]。高崎線では最も少ない。
1987年度(昭和62年度)以降の推移は以下のとおりである。
貨物
「高崎統計季報」によると、2019年度(令和元年度)の発送貨物における車扱は123,524トン、コンテナ扱は158,286トンである[貨物 1]。また、到着貨物における車扱は1,313,281トン、コンテナ扱は155,354トンである[貨物 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
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駅周辺
- 高崎市役所倉賀野市民サービスセンター
- 浅間山古墳[1]
- 大鶴巻古墳
- 群馬の森
- 国道17号
- 群馬県道121号和田多中倉賀野線(旧中山道)
- 群馬県道133号元島名倉賀野線
- 群馬県道136号綿貫倉賀野停車場線
- 群馬県道138号倉賀野停車場線
- 群馬県道173号金井倉賀野停車場線
- 倉賀野神社
- 倉賀野中学校
- 倉賀野小学校
- 倉賀野幼稚園
- 東日本調理師専門学校
- おひさま倉賀野保育園
- 倉賀野郵便局
- 群馬南郵便局
- フレッセイ倉賀野西店
- タイムクリップ倉賀野店
- ミスターマックス倉賀野ショッピングセンター
- アピタ高崎店
- 永泉寺
- 倉賀野河岸跡
- 火雷若御子神社 - 雷避けの神様が祀られている[8]
バス路線
高崎市内循環バスぐるりん(運行は群馬バスや上信電鉄が受託)の路線バスが発着する。
- <11(倉賀野線)>・<12(倉賀野線)> 高崎駅西口行
- <15(岩鼻線)> 昭和病院行
- <16(岩鼻線)> 高崎駅東口行
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■高崎線
- ■八高線(当駅 - 高崎駅間は高崎線)
- 北藤岡駅 - 倉賀野駅 - (高崎操車場) - 高崎駅
廃止路線
- 岩鼻軽便鉄道
- 倉賀野駅 - 上州岩鼻駅
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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