Loading AI tools
ウィキペディアから
『百合男子』(ゆりだんし)は、倉田嘘による日本の漫画作品。『コミック百合姫』(一迅社)にて2011年3月号より2014年7月号まで第一部が連載され、2015年1月号より新たに『俺と百合-百合男子第2章-』として連載していたが、単行本化の際に『俺の嫁なんていねぇ!』に改題した。(2016年1月号掲載分を最後に連載中断)
百合作品、すなわち女性同士の恋愛をメインに扱っている『百合姫』において、初めての男性主人公による作品。男でありながら百合をこよなく愛する高校生・花寺啓介が主人公。あらゆる百合的シチュエーションに萌える彼が、はまればはまるほど、男性である自分はそこに存在してはいけないのではないかと考え、苦悩するようになっていく。
作中には出版社を問わず、さまざまな実在の漫画作品への言及もある。作中の主人公が掲載誌である『百合姫』を読んで批判的な意見を口にするなど[1]、メタフィクション的な場面もある。
百合ジャンルの男性読者に焦点を当てた作品はあまり前例がなかったため[1][2]、ありそうでなかった作品とも評された[1]。また、『百合姫』で連載されている作品の中では極めて異質な作風の漫画であることも読者にインパクトを与える要素になっている[1][2]。
著者がスランプに陥った時に、「男なのに百合を好きになって苦悩する漫画」ぐらいしか思い浮かばない、と担当編集に漏らしたところ、それを担当が気に入ったことがきっかけになった[3]。
著者曰く「主人公の葛藤に焦点を当てたヒューマンドラマ」だが、担当編集者曰く「ギャグマンガ」[3]
『コミック百合姫』2012年5月号にてドラマCDとキャラクターソングの発売が発表された。
2014年11月からはアキヲによる本作のスピンオフ漫画『百合男子くん』が『gateau』(一迅社)にて2015年1月号より連載中である[4]。
担当声優は、ドラマCD版のもの。
一迅社より「百合姫コミックス」として刊行されている。
続編『俺の嫁なんていねぇ!』:
本作と同じ掲載誌で連載され、作中でも主人公が入れ込んでいる作品として言及されている、なもりによる漫画『ゆるゆり』がテレビアニメ化された際には、同テレビアニメの放送枠に本作のCMが頻繁に登場し、そのことが話題になった[2]。
2014年1月号に掲載された第18話において、『ひだまりスケッチ』『きんいろモザイク』『Aチャンネル』の漫画やアニメ版のイラストを無断で改変・使用し、権利者から許諾を受けているような著作権表示を行い、かつその表記にも誤りがあった事が判明した[6]。これを受けて一迅社公式ウェブサイトではトップページで代表取締役及び法務担当者名の謝罪文を掲載、作者の倉田嘘もTwitter上で謝罪した[7][6]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.