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千葉県松戸市小金に所在する日蓮正宗の寺院 ウィキペディアから
元々「一月寺(いちげつじ)」は、武蔵野国新町(現・東京都青梅市新町一丁目)の鈴法寺[1](廃寺、現在の鈴法寺公園)と共に普化宗の触頭として関東総本山という地位にあった。伝承では正嘉年間(1257年 – 1259年)に金先古山禅師によって創建されたと伝わる。徳川幕府の庇護もあり、隆盛を極めた[2]。
『虚無僧略縁記』(年代不明・星咬輝蔵)には以下のような記載がある。
明治時代初期、政府の方針により、幕府と縁の深い普化宗は宗派もろとも解体された[2]。以降僧侶は僧侶資格を失い、近くの臨済宗寺院「万満寺」の助力を得ながら在家の信者が管理する形となった。
昭和30年代(1955年 – 1964年)、妙縁寺総代(後に法華講連合会第二代委員長)であった佐藤悦三郎の仲立ちにより、日蓮正宗に改宗、「いちがつじ」と読みを変更して現在に至る。
普化宗時代の寺宝は松戸市に寄贈されており、現在松戸市立博物館などで見ることが出来る。また歴代の供養塔は万満寺にある[2]。
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