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日本の河川 ウィキペディアから
佐波川は、山口県の中央部をほぼ南流する川。島根県境に位置する周防山地の三ヶ峰に発して、大原湖(佐波川ダム)を経てさらに南流し、中国自動車道と交差してからは南西流に転じ、防府市街北西部をよぎったのち周防灘(大海湾)に注いでいる。流域の地方公共団体は、防府市、山口市、周南市。
佐波川の名の由来は諸説がある。
毎年3月頃はアマゴ釣りが、6月頃にアユ釣りが解禁され、大勢の釣り人で賑わう。また、ヤマメ、オイカワ、ムギツク、スナヤツメ、アカザ、オヤニラミなどの生息も確認されているほか、河口付近では4月頃からはアサリやハマグリなどの潮干狩りも行える。
初夏にはゲンジボタル[4]の姿を見ることもでき、毎年6月前後に防府市内の河川敷にあるホタル広場で「佐波川ホタルの夕べ」というイベントが催される[5](このイベントでは合唱組曲佐波川を歌う会[6]によって組曲「佐波川」が合唱される)。
「佐波川蛍の川」で、昭和61年度手づくり郷土賞(ふれあいの水辺)受賞[7]。「佐波川の新しい空間 そして未来へ! ~小野水辺の楽校~」で令和元年度手づくり郷土賞受賞[7]。
古来より佐波川は何度も洪水を起こしており、重源が木材運搬のために118箇所築いたとされる関水(堰)も、殆どが洪水被害により失われている。近代で特に大きな被害を出した洪水としては、国土交通省の佐波川水系河川整備基本方針が、1918年(大正7年)7月の台風により各地で堤防が決壊して3,451戸が浸水した洪水と、1951年(昭和26年)7月に梅雨前線豪雨により堤防17ヶ所が決壊して浸水家屋3,397戸に及んだ洪水を挙げている[9][10]。ただし、1972年(昭和47年)昭和47年7月豪雨災害以降は、河川氾濫による浸水被害は出ていない[11]。
その他、佐波川と交差している山陽自動車道には、佐波川サービスエリアが建設されている。
佐波川はテレビコマーシャルのロケ地として使われることがある。
いずれも過去に放送されたもので現在は放送されていない。
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