伊予長浜駅
愛媛県大洲市長浜にある四国旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
愛媛県大洲市長浜にある四国旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
伊予長浜駅(いよながはまえき)は、愛媛県大洲市長浜にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線(愛ある伊予灘線)の駅である[1]。駅番号はS12。「愛ある伊予灘線」の愛称区間に含まれている。標高3 m[5]。旧喜多郡長浜町の代表駅でその中心部にも近い。
この駅を開業させたのは愛媛鉄道である。1918年(大正7年)2月14日に、愛媛鉄道は当駅 - 大洲駅(現・伊予大洲駅)間を開通させ、同時にこの駅が長浜町駅(ながはまちょうえき)として開業した。
愛媛鉄道は1933年(昭和8年)10月1日に国有化となり愛媛線とされたがこの時駅名は現在の伊予長浜駅(いよながはまえき)に改称となった(「伊予」が付くのは、滋賀県の長浜駅と区別するため)。軌間は愛媛鉄道時代から762mmのままであったが1935年(昭和10年)10月、下灘駅から当駅までの路線開通に合わせて1067mmに改められ、この時高松駅から下灘駅まで既に延びていた予讃本線が愛媛線を含めて伊予大洲駅までがつながったため高松駅から伊予大洲駅までが予讃本線とされたので当駅も国鉄予讃本線の途中駅となった。
かつてこの駅には松山駅・宇和島駅間を走る急行列車の大多数が停車していたが、1986年(昭和61年)3月に向井原駅 - 内子駅間の新線が開通し、向井原駅から当駅を経て伊予大洲駅に至る線路が幹線としての役割を喪失したため、優等列車が停車することは無くなった。
この駅はその後1987年(昭和62年)4月には国鉄の分割民営化により四国旅客鉄道の駅となって現在に至っている。予讃本線は1988年(昭和63年)6月に予讃線に改称となった。
地上駅で、駅舎に接して単式ホーム1面1線、その奥に島式ホーム1面2線であわせて2面3線の駅である[5]。
通票閉塞時代にも1線スルー配線になっていて、1番線が上下本線で通過列車用タブレット授受器がホーム両端にあった。このため、1線スルーであっても通過列車は、45km/h制限であった。また1番線が使用出来ない時は運転停車していた。当時2番線と3番線は上下副本線であった。
駅舎は木造一階建て、古くからの建築物であるが前面などが改装されている。かつては直営駅だったが、2010年10月1日に無人駅となった。なお、それ以降も駅舎内には自動券売機が1台設置されていたが、2019年4月11日をもって撤去されており、現在は車内で乗車時に整理券を取った上で、降車時に車内または駅改札口で精算することになっている。その後駅構内のゴミ箱も撤去されている。
1日乗降人員推移 [11] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 410 |
2012年 | 362 |
2013年 | 420 |
2014年 | 396 |
2015年 | 478 |
当駅は肱川の河口に木材の集散地として発達した長浜の市街にある。当駅の北東、市街から少し離れたところには海を埋立てた場所があり長浜港や工場などがある。市街地は当駅の西側に広がっており旧長浜町役場の大洲市役所長浜支所も近い。駅から西に1キロほど歩くとそこは愛媛県最長の川、肱川の河口である。
長浜港からは青島海運が青島への航路を運航している。
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