人生のミサ

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人生のミサ』(じんせいのミサ、: Eine Messe des Lebens)は、イギリス作曲家フレデリック・ディーリアス1905年に完成した合唱曲。第2部のみの初演が1908年ミュンヘンで行われ、翌1909年ロンドンにおいてトーマス・ビーチャム指揮で全曲が初演された[1]

概要

フリードリヒ・ニーチェ作の『ツァラトゥストラはこう語った』に基づき、歌詞はドイツ語で書かれている。ディーリアスは1898年にも同書の「真夜中の歌」 (Midnight Song) による管弦楽男声合唱のための楽曲を作曲しており、これは改作されてこのミサ曲の一部となった[1]。ニーチェの作品からテクストを選定するに当たっては、指揮者フリッツ・カッシーラーが重要な役割を果たしており、曲はカッシーラーに献呈されている。

この曲はディーリアスの演奏会用作品では最大のもので、ソプラノアルトテノールバスの4人の独唱者、2群の合唱と管弦楽のために書かれている[1]

日本初演は1976年9月15日東京厚生年金会館で行われた。

楽器編成

独唱者(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、二重混声合唱

フルート3(ピッコロ持ち替えを含む)、オーボエ3、イングリッシュホルンバスオーボエクラリネット3、バスクラリネットファゴット3、コントラファゴットホルン6、トランペット4、トロンボーン3、チューバティンパニ、そのほかの打楽器(演奏者は4人。スネアドラムバスドラムカスタネットシンバルトライアングル、音程のあるゴングタムタムグロッケンシュピール)、ハープ2、弦五部[2]

演奏時間

約100分[2]

脚注

外部リンク

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