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体鳴楽器に分類される打楽器 ウィキペディアから
タムタムとの大きな違いは、音程があるという点であり、これは、中央にある丸みをおびた凸部による。ただし、金属製で鉢状の物もここに分類されるため、全てに当てはまるというわけではない。
作曲者によってはタムタムと混同している場合がある。区別する方法として、具体的な音程の指定がない場合には、ゴングではなくタムタムを使用すると考えてよい。
マーラーの交響曲第2番において、高い音と低い音の指定があるタムタムが出てくるが、具体的な音程の指定がないので、この場合は、サイズの違うタムタムを使用する。
通常は中心の突起の部分を撥で叩く。これにより、明瞭な音程を持った音響を得ることが出来る。
中心より離れた平面を叩いても音は鳴るが、はっきりした音色は得られない。これは通常の奏法ではない。
撥は通常の打楽器用のマレットの他、大きめのゴングには専用の太い撥を用いる。
ボクシングやプロレス等、格闘技系の試合の際に各ラウンドや試合の開始・終了などを知らせるために用いられる[3]。また、引退試合、物故者に対する追悼式では「テンカウントゴング」としてクライマックスに10回鳴らす。ボクシングで“ノックダウンされてから10数える間に立ち上がれないと負けで試合終了”にちなむ。
使用されるゴングは直径30cm前後の真鍮製の深皿を伏せた形状で、木槌で叩いて鳴らす。
ヨーロッパではゴングではなく鐘を使用する場合もある。
また、資金が限られている零細インディー団体では日用品を改良してゴング代わりに使用する場合もある。一方、新北京プロレスでは興行の演出としてゴングの代わりに銅鑼を使用していた。
UFCではラウンド終了はゴングではなくブザーで知らせる。また、プロフェッショナル修斗やパンクラスではラウンド開始・終了ともホーンを使用する。
船舶では船員等の食事や集合、出港時の見送りの人々の退船喚起などの合図に使われた[4]。
鉄道車両では路面電車で警音器として足踏み式のゴングが装備されていたことがある。
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