井上敏樹 (競馬)

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井上敏樹 (競馬)

井上 敏樹(いのうえ としき、1994年12月5日 - )は、日本騎手栗東トレーニングセンター厩舎[2]所属。埼玉県[3]秩父市[4]出身。血液型はO型。2014年にデビュー。

概要 井上敏樹, 基本情報 ...
井上敏樹
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基本情報
国籍 日本
出身地 埼玉県秩父市
生年月日 (1994-12-05) 1994年12月5日(30歳)
身長 159.6cm
体重 48.0kg
血液型 O型
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会(JRA)
初免許年 2015年
免許区分 平地・障害
経歴
所属 美浦本間忍(2015.3.1 - 2017.6.1)→
美浦・フリー(2017.6.2 - 2021.9.22)[1]
美浦・和田勇介(2021.9.23 - 2024.3.26)→
栗東・フリー(2024.3.27 - )
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来歴

中学2年生で乗馬を始め、騎手を志すようになった[5]

競馬学校出の同期の新人騎手よりも1歳年上である。その理由は、一般的には中学卒業後に競馬学校へ入るのだが、競馬学校への願書の提出期限に間に合わず、入学が1年ずれ込んだことによる。1年間高校に通ったのち、改めて競馬学校へ入学、2014年に騎手免許を取得して、中央競馬の騎手としてデビューした[6]。同期には松若風馬らがいる。目標の騎手は武豊[7]

競馬最強の法則』のライターである樋野竜司によれば「穴党注目の存在」としていた。井上は2015年5月頭の時点で、まだ通算14勝しかあげていないが、そのうち3勝は単勝100倍超の「大穴」馬によるものだからである[8]

2015年のスイートピーステークスで単勝164倍の人気薄トーセンナチュラルに騎乗して2着に入り、同馬はオークスの優先出走権を獲得した。しかし井上は当時GI競走騎乗の条件となる「通算31勝」に満たなかったため、同馬がオークスに出走するとしても、騎乗することはできなかった[8]

2019年以降、年間騎乗回数が100回を下回っており通算勝利数も2019年3勝、2020年1勝という状況が続いている。2023年2月から障害競走への騎乗も開始している。

2024年3月27日より、栗東トレーニングセンター所属のフリー騎手として移籍する事となった[9][10]

同年4月21日、福島競馬第4競走・障害未勝利戦(14頭立て)で、単勝13番人気のパワータイショウに騎乗し、障害戦騎乗開始・栗東移籍後初勝利。2020年5月17日の東京競馬第3競走・3歳未勝利戦(平地競走)以来約4年ぶりの勝利となった[11]

2025年より障害競走に騎乗する騎手のうち「(障害競走に)初騎乗した日から5年間」に限り、新たに負担重量の減量が適用されることとなり、騎手免許取得から12年目の井上も障害競走(障害戦初騎乗日:2023年2月11日)に限っては負担重量の軽減が適用されることとなった。この制度を生かし、同年2月2日の小倉競馬第4競走・障害未勝利戦をコンテナワールドで勝利し、制度適用者として初の勝利(障害競走では通算2勝目)を挙げた[12]

騎乗成績

さらに見る 日付, 競馬場・開催・レース ...
日付競馬場・開催・レース競走名馬名頭数人気着順
平地初騎乗2014年3月1日2回中山1日1R3歳未勝利ダイメイリシャール16頭77着
初勝利2014年4月13日3回中山6日8R4歳上500万下バンクシー11頭41着
重賞初騎乗2015年7月19日2回函館4日11R函館記念サイモントルナーレ16頭1613着
障害初騎乗2023年2月11日2回小倉1日4R障害4歳上未勝利クリノサンシャイン12頭129着
初勝利 2024年4月21日 1回福島6日4R 障害4歳上未勝利 パワータイショウ 14頭 13 1着
重賞初騎乗 2024年6月22日 3回東京7日8R 東京JS ホッコーメヴィウス 14頭 4 中止
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年度 平地競走 障害競走
1着2着3着騎乗数勝率連対率複勝率 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
2014年779345.020.041.067 -
2015年232035609.038.071.128 -
2016年141419501.028.056.094 -
2017年131121412.032.058.109 -
2018年547195.026.046.082 -
2019年30475.040.040.093 -
2020年11265.015.031.062 -
2021年00021.000.000.000 -
2022年 0 0 0 23 .000 .000 .000 -
2023年 0 0 0 17 .000 .000 .000 0 0 1 24 .000 .000 .041
中央6657972263.029.054.097 0 0 1 24 .000 .000 .041
地方0005.000.000.000 -
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エピソード

デビュー10年目となる2023年2月から障害競走に騎乗しているが、挑戦へ向けてアドバイスを受けたのは1年先輩の伴啓太であった。休みとなる月曜日にはオジュウチョウサンも調教していた北総乗馬クラブ(千葉県香取市)に通い、障害騎手の先輩である草野太郎上野翔らと障害の初期馴致を勉強している。また、翌2024年3月に栗東に移籍した契機は、障害専門騎手として活躍していた小牧加矢太の存在があり、後輩である小牧から障害馬の育成などアドバイスを受けている[14]

脚注

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