Loading AI tools
福岡市の東雲堂が製造する博多銘菓 ウィキペディアから
二◯加煎餅(にわかせんぺい)は、株式会社東雲堂(とううんどう)が製造している、博多の銘菓。1906年(明治39年)から販売されている菓子。漢字表記が「煎餅」だが、読み方は「せんぺい」が正式で、パッケージにローマ字で「NIWAKA SENPEI」と表記された商品もある。
小麦粉・砂糖・鶏卵を主原料にした、甘い煎餅である。サイズは特大・中・小の3種類あり、またサイズとは別に「形状」も平らな煎餅と丸みを帯びた煎餅の2種類存在し、平らな煎餅は鶏卵が多め、丸みを帯びた煎餅は砂糖が多めに配合されており、味が若干異なる。
郷土芸能の「博多仁和加(はかたにわか)」に使用される、鼻の脇から目の上部までを覆う長方形のユーモラスな面を象っている。煎餅のおまけとして「にわか面」が同封されている。
これら以外にも、付属している「にわか面」とのタイアップとして日清食品のチキンラーメンのマスコットキャラクターであるひよこちゃんとコラボしたぬいぐるみなどが2015年7月23日より8月30日までJR博多シティ内の期間限定ショップにて発売された[2]。2016年現在では漫画「よつばと!」に登場するキャラクター「ダンボー」のパッケージ[3]、映画「ONE PIECE FILM GOLD」のルフィのパッケージ[4]、「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」に登場するメリオダスのパッケージ[5] のにわかせんぺいが販売されていた。
友達と喧嘩した少年ゼンジを「こらゼンジ!また喧嘩して来たっちゃろ(来たんでしょう)」と母親が叱り[6]、ゼンジに二◯加煎餅を持たせ「はよ(早く)断りば言うて来んしゃい(謝って来なさい)、はよ」と友達に謝りに行かせる。ゼンジは途中で二◯加煎餅を食べてしまう。そして、ゼンジは友達の家に着くと、玄関の扉を開けて二◯加煎餅の箱を友達に見せ、にわか面を付けて「ごめーん」と言って謝る。
このCMは1974年(昭和49年)から使用され、「たーまにーはー喧嘩にー負ーけて来ーいー」という歌(前述のCM中のゼンジが友達の家に行く途中に二◯加煎餅を食べている場面辺りで流れる)も相まって人気があり、福岡県内では有名なCMである。1960年(昭和35年)ごろから放映されている宮田松露饅頭(佐賀県唐津市)や1970年(昭和45年)前後から放映されている風月フーズ(福岡県福岡市)の雪うさぎ、1974年(昭和49年)から放送されている博多菓匠左衛門の博多ぶらぶら(福岡県福岡市)のCMなどとともに九州でも指折りの長寿CMで、現在も多くの人に親しまれている。
ゼンジのモデルは、CM制作当時の社長だった高木善治(たかぎ・よしはる)であり、「善治」を音読みにして「ぜんじ」とした。
2006年(平成18年)2月16日付の西日本新聞でCMを年内には新作に置き換えると報道され、新CMでは大人になったゼンジが登場するという。しかし、2019年(平成31年 / 令和元年)現在でもCMは置き換えられておらず、従来のCMと、別途に新しく作られた「二◯加煎餅1枚包装・博多にわかバージョン」の2つが放映されている。これらのCMは、東雲堂のホームページで閲覧することが可能。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.