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中興部駅(なかおこっぺえき)は、北海道(網走支庁)紋別郡西興部村字中興部にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の駅(廃駅)である。電報略号はナオ。事務管理コードは▲122110[2]。
所在地名より。興部川の中流に位置したため[8]、「興部」に「中」を冠する。
廃止時点で、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった。互いのホームは、駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡していた[9]。駅舎側(南西側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっていた[9]。そのほか、下り線の遠軽方から対向側ホーム外側に分岐した行き止まりの側線を1線有していた[9]。
無人駅扱いの運転取扱い要員のみが配置されていた駅であった。駅舎は構内の南西側に位置し、上り線ホーム中央部分に接していた。
JR化後は、入場券のみ発売を行っていた。
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | |||
1978年(昭和53年) | 5 | [10] |
2000年(平成12年)時点で木造駅舎が完全な形で残存し、ホームと植え込み、構内の信号施設も残存していた[12]。2010年(平成22年)時点でも同様で[13]、2011年(平成23年)時点では別棟のトイレの残存も確認出来た[14]。ホーム側はレールは撤去されたがホーム上は現役当時の状態であった[14]。現在は個人所有となっており[14]、駅舎内は非公開となっている[15]。
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