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中村 麻美(なかむら まみ)は、三重県津市出身の日本画家、絵本画家、挿画家。2009年にNHKの『大河ドラマ』にもなった新聞連載小説『天地人』の挿画を担当した。第18代ミス日本グランプリ受賞者[1]。
三重県立津西高等学校、津田塾大学を卒業。大学在学中、田中峰雪に日本画を師事する。英語個人教授業、絵本翻訳業、NHK衛星放送キャスターを経て、画業を志す。NHK大河ドラマ『天地人』の原作新聞小説の挿画(全460回)を描き、話題を集める。代表作に日本武道館発行月刊『武道』表紙絵「伝えたい日本のこころ」(2007~)、「直江兼続」(新潟県立図書館所蔵)、「斎王」(三重県立斎宮歴史博物館所蔵)、「陣中将軍図」(日本武道館)など。挿画展、個展多数。三重県明和町斎宮跡観光大使。1986年度第18代ミス日本グランプリ[1]。
大学時代、社会学のゼミで白鳥処女説話「羽衣伝説」を研究し、日本人らしさとは何かを深層心理学的に追求。その後、卒業論文の付録に描いた絵童話「柿」を特技披露で英文和文で朗読したことが評価され、1986年度のミス日本ブランプリに選出される[1]。それよりおよそ20年後の2007年、日本武道館発行月刊『武道』表紙で、高校生時代くらいより温めていた企画「伝えたい日本のこころ」シリーズの連載を開始。語り継がれるべき日本人のよい行い、道徳心、精神伝統を探求し、またその原画展、講演活動を日本各地で行っている。絵本『伝えたい日本のこころ』(2016 日本武道館発行)は、2020年、ドイツ語訳版がトリアー独日協会から出版され、ドイツ語文化圏で注目されている。現在、英語版も制作されている。
2014年、三重県立斎宮歴史博物館に寄贈した「斎王(いつきのひめみこ)」は、出身地三重県ゆかりの女性の偉人を描きたいという着想から制作されたもの。神宮徴古館の展示「野宮図」からインスピレーションを受け、三重県明和町斎王まつり実行委員会、三重県立斎宮歴史博物館・榎村寛之の指導のもと制作された。実在した特定のどの斎王ということではなく、国の、民の、世界の平安を祈る“祈り”の象徴、斎王性をあらわしたもの。平安時代の十二単装束の上に神事のときに羽織る白い衣をまとった皇女の姿を清らかにあらわしている。
2020年、日本武道館中道場に納品した「陣中将軍図」は、日本武道館の依頼により2018年に制作を開始。甲冑指導は、(一社)日本甲冑武具研究保存会・西岡文夫氏。平安時代末期から鎌倉時代の、赤糸威の大鎧武者絵であるこの作品も、特定の歴史上の人物ではなく、“理想の武士像”、その“覚悟”の姿勢を描いたもの。TOKYO2020のために日本武道館のとなりに建設された中道場の一階ホールに、高村正彦(元・自民党副総裁)日本武道館会長揮毫の扁額「誠」と並べて永久展示されており、常時、一般に公開されている。また、日本武道館本館には、月刊『武道』表紙絵「伝えたい日本のこころ」原画展示コーナーもある。
ほかに「電通報」/「電通育英ニュース」/月刊「日経ベンチャー」/月刊「とみん経営ビジネス」/月刊「商工ジャーナル」/月刊「アミューズメントジャパン」/ 月刊「税理」/月刊「やくしん」/月刊「日経ビジネス」/月刊「清流」など。これまでに描いた挿画は、1万点以上にのぼる。
ほか
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