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中国のサッカークラブ ウィキペディアから
上海申花足球倶楽部(漢音読み:シャンハイ-しんか-そっきゅうくらぶ、上海申花足球俱乐部)は、中華人民共和国の上海市をホームタウンとする、中国プロサッカーリーグ(中国超級)に加盟するプロサッカークラブ。
華東隊として1951年に創立した。ホームタウンは上海市である。
チーム名の申花は上海の企業グループ上海申花集団を示す。かつてのチーム名にあるSVAは液晶ディスプレイ製造や通信事業を中核とする電機メーカーグループ「上海広電集団(SVA)」、「文広」は上海テレビなどが属する上海メディアグループ(上海文化広播影視集団、SMG)が由来である。
華東隊創立。
上海申花に改名。
中国プロリーグ設立。初年度より参加。
上海申花SVA文広足球倶楽部に改名。
AFCチャンピオンズリーグの初年度でもある2002-03大会に初出場すると予選でBECテロ・サーサナ、大田、鹿島のグループAを1勝2敗の3位で終えグループリーグ敗退した。
2年連続の2回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2004の予選で全北、磐田、BECテロ・サーサナのグループEを3勝3敗の3位で終えた。2年連続で3位でグループリーグ敗退した。
大分トリニータと業務提携。
3回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2006の予選でドンタム・ロンアンとの2チームによるグループGを2勝で初の決勝トーナメントに進出した。準々決勝で全北と対戦した。ホームの第1戦を1-0で勝利したがアウェイの第2戦では2-4で敗れ、合計スコア3-4で準々決勝で敗退が決定した。
2月に上海聯城のオーナー朱駿に買収され、申花の選手15名と聨城の選手15名で構成されたクラブとなる。
上海聯城と完全統合。リーグ開始前に上海申花聨盛足球倶楽部に改名。
2年連続の4回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2007の予選で浦和、シドニー、ペルシク・ケディリのグループEを1勝2分3敗でグループリーグ最下位の4位で終えた。グループリーグ敗退した。
2回目の出場でこの年で最後となったA3チャンピオンズカップ2007では浦和、城南一和天馬、山東魯能と対戦し、2勝1敗で優勝した。大会最優秀選手に上海申花の李鋼が受賞した。
2008年中国サッカーリーグ2位として、5回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2009の予選で鹿島、水原、アームド・フォーシズのグループGを2勝2分2敗の3位で終えグループリーグ敗退した。
6回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2011の予選で水原、鹿島、シドニーのグループHを2分4敗でグループリーグ最下位の4位で終えた。グループリーグ敗退した。また12月12日、チェルシーFCから元フランス代表FWであるニコラ・アネルカを獲得した。年俸は1060万ユーロと言われている。
2012年6月20日、UEFAチャンピオンズリーグを制したばかりのチェルシーからコートジボワール代表FWのディディエ・ドログバ、コロンビア代表MFジョヴァンニ・モレノが加入した。
2013年1月、給与未払いなどの問題からドログバが退団し、ガラタサライへ移籍。またアネルカも同様にユベントスへと移籍した。
三菱重工空調系統(上海)有限公司とのスポンサー契約を発表した[1]。スポンサー契約により、上海申花のユニフォーム背中に「三菱重工空調」の文字が入る。
6月25日、スペインのレバンテUDからマリ代表MFモハメド・シソッコを獲得すると、2日後の6月27日にトルコのベシクタシュJKからセネガル代表FWデンバ・バを獲得した。
インテル・ミラノからコロンビア代表のフレディ・グアリンを獲得した。またナイジェリア代表FWのオバフェミ・マルティンスも獲得した。
グレゴリオ・マンサーノ監督が2016シーズンをもって退任し、デンバ・バがベシクタシュ(トルコ)へ期限付き移籍となった。
2017シーズンよりウルグアイ人のグスタボ・ポジェが新監督に就任。補強面ではボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)からカルロス・テベスを移籍金200万ユーロ程度で、世界最高額とも言われる年俸4000万ユーロで獲得し、世界的な話題を集めた。
AFCチャンピオンズリーグの本戦出場をかけてプレーオフラウンドから出場した。2月9日、ホームでオーストラリアのブリスベン・ロアーと対戦したが0-2で敗れて、大会からの敗退が決まった。結局リーグ戦もライバル上海上港との上海ダービーに大敗するなど11位と低迷し、ポジェ監督は途中退任し、呉金貴監督が就任。呉のもとで2017中国FAカップで上海上港に3-3(アウェイゴール2-0)で勝利し優勝、翌年のアジアチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
2018年
リーグ戦7位。パラグアイ代表MFオスカル・ロメロを獲得するも、デンバ・バは上海上港戦で骨折しその後退団した。
AFCチャンピオンズリーグのグループリーグに出場も、水原三星、鹿島アントラーズ、シドニーFC相手に5分1敗で最下位に終わった。年末に呉金貴監督が退任し、新監督にスペイン人のキケ・フローレスが就任。
2019年
長春亜泰からナイジェリア代表オディオン・イガロ、ASローマからイタリア代表エル・シャーラウィ、全北現代から韓国代表キム・シヌクらを補強も、リーグ戦13位と低迷。キケ・フローレスが7月に辞任し、後任に元韓国代表監督の崔康熙が就任。年末の。中国FAカップで山東泰山を破り優勝した。フレディ・グアリンが退団。
2020年
新型コロナウイルス感染爆発で、リーグ戦開催が遅れ集中開催に。最終順位は7位。
イガロはマンチェスター・ユナイテッドへ(レンタル後、退団)エル・シャーラウィはASローマへ復帰。オバフェミ・マルティンスも退団(武漢へ)
AFCチャンピオンズリーグ2020ではグループリーグで蔚山現代、FC東京、パースグローリーと対戦し2勝1分3敗の3位で敗退。
2021年
リーグ戦9位。8月に崔康熙が辞任。後任はクラブOBの毛毅軍が代行を務めた。10年在籍し、クラブ最多得点記録を更新したキャプテンのジョヴァン二・モレーノが退団。
2022年
リーグ戦10位。呉金貴が6回目の監督就任。
2023年
ホーム&アウェイが復活。スポンサー変更の兼合いにより、ホームスタジアムを虹口スタジアムから上海体育場へ移転。
リーグ戦5位。中国FAカップで山東泰山を1-0で破り優勝。翌年のアジアチャンピオンズリーグ出場権を獲得。年末に呉金貴監督が退任、後任に元ロシア代表監督のスルツキが就任。クラブ創設30周年を迎えた。
2024年
グラナダCFからポルトガル人DFマナファ、モレイレンセからブラジル人FWアンドレ・ルイス、武漢三鎮からFW謝鵬飛、北京国安からMF高天意を獲得した。
2月25日、中国FAスーパーカップで上海海港を1-0で破り、4回目の優勝を果たした。
2024年でスーパーリーグ2位。1位の上海海港がFAカップでも優勝したため、次期ACL本試合出場権獲得[2]。
シーズン | ディビジョン | カップ | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 順位 | ||
2004 | 超級リーグ | 22 | 4 | 10 | 8 | 28 | 37 | −9 | 22 | 10位 | 準決勝敗退 |
2005 | 超級リーグ | 26 | 15 | 8 | 3 | 41 | 23 | +18 | 53 | 2位 | 準々決勝敗退 |
2006 | 超級リーグ | 28 | 14 | 10 | 4 | 37 | 19 | +18 | 52 | 2位 | 準々決勝敗退 |
2007 | 超級リーグ | 28 | 12 | 10 | 6 | 35 | 29 | +6 | 46 | 4位 | - |
2008 | 超級リーグ | 30 | 17 | 10 | 3 | 58 | 29 | +29 | 61 | 2位 | - |
2009 | 超級リーグ | 30 | 12 | 9 | 9 | 39 | 29 | +10 | 45 | 5位 | - |
2010 | 超級リーグ | 30 | 14 | 6 | 10 | 44 | 41 | +3 | 48 | 3位 | - |
2011 | 超級リーグ | 30 | 11 | 4 | 15 | 31 | 41 | −10 | 37 | 11位 | 準決勝敗退 |
2012 | 超級リーグ | 30 | 8 | 14 | 8 | 39 | 34 | +5 | 38 | 9位 | 4回戦敗退 |
2013 | 超級リーグ | 30 | 11 | 11 | 8 | 36 | 36 | 0 | 38 | 8位 | 3回戦敗退 |
2014 | 超級リーグ | 30 | 8 | 11 | 11 | 33 | 45 | −12 | 35 | 9位 | 準決勝敗退 |
2015 | 超級リーグ | 30 | 12 | 6 | 12 | 42 | 44 | −2 | 42 | 6位 | 準優勝 |
2016 | 超級リーグ | 30 | 12 | 12 | 6 | 46 | 31 | +15 | 48 | 4位 | 準決勝敗退 |
2017 | 超級リーグ | 30 | 9 | 8 | 13 | 52 | 55 | −3 | 35 | 11位 | 優勝 |
2018 | 超級リーグ | 30 | 10 | 8 | 12 | 44 | 53 | −9 | 38 | 7位 | 4回戦敗退 |
2019 | 超級リーグ | 30 | 8 | 6 | 16 | 43 | 57 | −14 | 30 | 13位 | 優勝 |
2020 | 超級リーグ | 20 | 7位 |
2020シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、8チームずつ2つのグループに分かれて予選を行い、各グループ上位4チーム計8チームが優勝を争う決勝トーナメントに、下位4チーム計8チームが降格を争う残留プレーオフに進む形で開催された。
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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※星印は外国人選手を示す。
同じ上海に本拠地を置く上海海港足球倶楽部との対戦は上海ダービーとなる。
エンブレムの基調になる赤・青・白はスポンサー申花グループのコーポレートカラーが元になっている。2002年に複数の企業からスポンサーを受けるようになると。左上にチーターの図案を配し、ロゴマークの「S」に各社の頭文字を含めるため重ねた文字が使われるようになった。2007年にエンブレムが一新され、走る姿のチーターは顔だけが描かれるようになった。ロゴマーク「S」の重ねもなくなったが、その代わりチーターの顔の中にデフォルメされた「S」2文字がデザインされた。チームロゴSFCの上にあるカーブは上海市の花である木蓮の花弁をイメージする[3]。
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