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『上泉雄一のFANFANレディオ』(うわいずみゆういちのファンファンレディオ)は、毎日放送ラジオ(MBSラジオ)で2008年度のナイターオフ期間(2008年9月30日 - 2009年4月2日)に放送されたラジオ番組。MBSアナウンサーの上泉雄一が1人でパーソナリティを務めた。
毎日放送ラジオ(MBSラジオ)では、2006年度からナイターオフシーズンに、上泉雄一の冠番組を生放送。当番組は、2007年度に放送された『上泉雄一のUWAらじお シーズン2』の後継番組である。2006年度の『上泉雄一の発信!UWAらじお』以来2期振りに火~金曜日の放送に戻った一方で、上泉と同期入社の新堂裕彦が、初めてプロデューサーに就任。[1]『UWAらじお』から出演者・スタッフ・企画を一新している。当番組は本来、『MBSタイガースナイター』でプロ野球中継のない2008年10月1日から放送する予定だった。しかし、前日(9月30日)に阪神甲子園球場から中継を予定していた阪神タイガース対広島東洋カープ戦が雨のために中止。雨傘番組として、予定より1日早く放送を始めた。開始当初の2008年10月には、阪神タイガースの公式戦中継、JRN・NRNラインによるセントラル・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージや日本シリーズ中継のネット受け(いずれも『MBSタイガースナイタースペシャル』としての放送)の影響で、当番組の放送休止が相次いだ。レギュラーで放送できるようになったのは、同月29日からである。
当番組では、『アラフォー(40歳前後)世代』[2] をターゲットに、毎回テーマを設けて、生放送中にテーマに沿った楽曲のリクエストを募集。メッセージとともに随時紹介しながら、芸能・スポーツ・映画・新刊情報を独自の目線で取り上げていた。
上泉は当番組で、ワンマンDJスタイルによる生放送の進行を初めて経験。ただし、一部のコーナーにアナウンサーや若手芸人などが登場したほか、ゲストを迎えてトークを展開することが多かった。
毎日放送ラジオでは2009年4月改編で、当番組の後継番組として『上泉雄一のええなぁ!』(月~金曜10:30-12:30)を新たに編成。同番組の放送を前に、3月30日から4月3日まで、同時間帯でプレスタート番組『上泉雄一の来週からいよいよええなぁ!』を放送した。上泉は、3月31日から当番組の最終放送日である4月2日まで、当番組と掛け持ちで出演した(いずれも生放送)。
また2009年度から、ナイターオフシーズン(2009年10月~2010年3月)には、当番組の放送枠で『MBSたびぐみ とっておき旅ラジオ』を編成。上泉は金曜日のみ、『上泉雄一のええなぁ!』との掛け持ちで『MBSたびぐみ』にも出演している。[3] 2010年度の火曜日には、当番組と同じ放送枠・スタイルで、上泉の進行・新堂のプロデュースによる『MBS開局60周年アワー 音楽の時間ですょ 目指せ1179曲てアンタ!?』も放送している。
2008年10月16日(木曜日)には、当番組の放送枠が公開収録番組『ありがとう浜村淳です』放送35周年記念スペシャル公開放送」にそのまま充てられた(当番組は休止)。このため、毎日放送ラジオでは、当日のCM枠のNRNネットセールス分を前枠番組『熱血!!タイガーススタジアム』の18時台に振り替えて放送した。[4]
原則として月1回のペースで出演。
大月や上田崇順以外にも、毎日放送で放送日深夜~翌日早朝の泊まり勤務に当たるアナウンサーが、火~金曜の帯コーナー「日刊エンタメ FANFAN二択」(後述)のナレーターとして日替わりで登場していた(ナレーションは放送前に収録)。ただし火曜日には、大月が「新品さんいらっしゃい」へ登場する前に、ナレーションを収録することが多かった。また、金曜日のナレーターは、2009年1月から新人アナウンサー(当時)の斎藤裕美にほぼ固定された。当番組のサウンドステッカーや、CM前後のジングルには、上泉とテレビ番組で共演する機会の多い後輩アナウンサー・八木早希(当時はMBSに在籍)の声が主に使われていた。ただし、八木自身が当番組へ出演したり、ナレーションで放送に参加したりすることはなかった。
時刻は目安、「 」内は放送で使われていたタイトル。
予算の関係で、『上泉雄一のUWAらじお シーズン2』に続いて、番組グッズの製作が見送られた。そのため、放送中にメッセージを紹介したリスナーには、毎日放送ラジオで当時放送されていた(または放送を終了した)番組のグッズを進呈した。(「おたより大将」やスペシャルウィーク期間中などを除く)[5]
いずれも、上泉が1人で進行していた。
毎日放送テレビ(MBSテレビ)以外で放送の番組から、タイトルをもじったコーナーが多かった。
音楽番組でもある当番組では、日替わりでリクエスト曲のテーマを設定。以下のテーマに、リスナーからの話題や要望を取り込む形で、楽曲のリクエストを募集していた。
20時前後に放送。一時期コーナースポンサーが付いた。
上泉が千里が滝(鹿児島県霧島市)から『ちちんぷいぷい』の滝中継に出演した2008年12月5日に放送。当番組の放送中に帰阪できる保障がないため、大月勇が(放送上)メインパーソナリティを務めた。当日は、番組タイトルを変更したほか、桜井一枝によるサウンドステッカーを特別に放送した。上泉は、移動中の車から電話で登場。20時過ぎにスタジオに到着すると、“ゲスト”としてそのままエンディングまで出演した(当日の放送のメインパーソナリティが、あくまでも大月であったことから)。
2008年12月8日~11日の1週間を通じて放送された特別企画。毎日放送以外の在阪民放局に所属するアナウンサーや、上泉と親交のあるフリーアナウンサーが、日替わりでスタジオに出演した。
12月8日は、当番組の放送がない月曜日であったにもかかわらず、『MBSマンデースペシャル』(20:00-21:00)の中で『FANFANレディオスペシャル「上泉雄一vs宮根誠司〜しゃべり手としゃべる」上泉と宮根のウダ話』を放送。宮根は、11日の『FANFANレディオ』にも登場している。
12月9日には、『ちちんぷいぷい』月~水曜パーソナリティの角淳一(元・毎日放送アナウンサー、上泉の元上司)が、同番組の生放送を終えて19時過ぎから出演。同局在籍時の裏話を披露する一方で、放送中角宛てに私用電話がかかってきたことから、角のアイデアでリスナー向けに電話の相手の職業を当てさせるクイズを出した。
12月10日には、宮根とともに『っちゅ~ねん!』の木曜レギュラーだった梅田淳(元・関西テレビアナウンサー)が出演。「AMラジオを一緒に盛り上げる」との名目で、自身がパーソナリティを務める『出発進行!うめじゅんです』(ラジオ大阪)のステッカーを、リスナーへのプレゼントに提供した。
12月11日には森たけし(読売テレビアナウンサー、当時は特別職のエクゼクティブアナウンサー、2009年4月から編成局アナウンス部長)が、テレビ・ラジオを通じて、毎日放送の番組へ初めて登場した。局の垣根を越えて、上泉と同業のアナウンサーを番組に出演させる趣向は、『上泉雄一のええなぁ!』でも時折見られる。
2009年1月2日の10:30 - 22:00に放送(『ドライバーズ・リクエスト』『いすゞ お父さん・お母さんへの手紙』『住之江競艇レース結果・地震防災メモ』『熱血!!タイガーススタジアム』の放送による中断あり)。[10] 正式なタイトルは、『上泉雄一のMOWMOWレディオ お正月からもぅ~ちょっと聞いてよ!うわちゃんスペシャル』。毎日放送ラジオ制作の正月特別番組としては初めて、ワンマンDJスタイルで約11時間の生放送を実施。当番組用に作ったジングルを随時放送したほか、リスナーや上泉と縁のある著名人が電話で出演する「MOWMOWテレフォン」など、『上泉雄一のええなぁ!』に通じる企画もあった。出演者の中には、同番組へレギュラーで出演しているタレントが多い(後述、2009年8月現在)。タイトルやコーナーの“MOWMOW”は、2009年が十二支の丑年に当たることから、"モゥモゥ"と読ませる。また、テーマリクエスト(「“も~”または“牛”にまつわる楽曲」「今年のあなたのテーマ曲」)と川柳(お題「も~」)を募集。放送内で随時、メッセージとともに紹介した。
「 」内は『FANFANレディオ』のレギュラー企画(前述)の特別版、『 』内は当番組の特別企画、出演者の◎は『上泉雄一のええなぁ!』のレギュラー、時刻は目安
リスナー編と有名人編を交互に放送。リスナー編では、エンディングで大賞を決定した。
上記のコーナーの合間には、毎日放送ラジオ(MBSラジオ)の番組パーソナリティ(浜村淳、近藤光史、桜井一枝)が事前に収録した新年のメッセージも放送された。
当番組では、放送当日までほとんど打ち合わせをしなかった。そのため、新聞のラジオ番組表を通じて、上泉が放送当日の企画やゲストを初めて知ることが少なからずあった。[11] スタジオへ出演したゲストは、かつて毎日放送テレビでも放送された『ザ・ベストテン』(TBS制作)のように、上泉が用意したサイン帳にサインを残すことになっていた。水曜日は2008年12月から、楽曲選びと同じ方法で、放送中にメッセージテーマを決めるようになった。上泉は、番号付きの玉の入ったカゴを回すことで、テーマの“上の句”と“下の句”に当たる言葉をランダムに選択。それらの言葉を組み合わせる形で、メッセージを募集していた。木曜日には番組開始当初、リスナーから頂いた懺悔ネタを紹介する「FANFAN懺悔室」のコーナーを設定。金曜日には、当日のリクエストで特集するアーティストについて、あまり知られていない情報(行きつけのお店など)を紹介する「もっと知りたい○○のコーナー」(○○にはアーティスト名が入る)があった。しかし実際には、いずれもほとんど放送されていない。[12]
2009年からは、英語と関西弁が入り交じった八木早希のジングル(前述)に加えて、複数のリスナーが自発的に制作した音源もジングルで併用。「上泉のことを歌っているように聞こえる」という松本麻衣子の指摘から、安室奈美恵のアルバム曲「WoWa」の前奏と松本のアナウンスを組み合わせて、番組オリジナルのジングルを作ったこともある。[13]
最終回の放送では、『上泉雄一の発信!UWAらじお』からの慣例で、「じゃあね」(おニャン子クラブ)を放送。「これにていったん中締めとさせていただきます」という上泉の言葉で締めくくった。なお、『上泉雄一の発信!UWAらじお』以降のナイターオフ番組で使われた公式サイトのURLやメールアドレスは、番組終了後の2009年4月6日から『上泉雄一のええなぁ!』に引き継がれている。[14]
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