上平井橋
東京都の橋 ウィキペディアから
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上平井橋(かみひらいばし)は、中川に架かる東京都道450号新荒川葛西堤防線の橋である。右岸 (西詰) の東京都葛飾区東四つ木一丁目と左岸 (東詰) の西新小岩三丁目および五丁目の間を結んでいる[2]。現在の橋は、1965年竣工の橋である。
明治時代以前より現在の上平井橋よりやや下流側に「上平井の渡し」と呼ばれる中川の渡船場があり、渡し場より上流で中川と 綾瀬川が合流していた。
1931年(昭和6年)9月に木造の仮設橋が架橋された。次いで、老朽化のため1937年(昭和12年)3月に架け替えが行われた[3]。
1947年 (昭和22年) 9月14日から15日にかけて関東地方を通過したカスリーン台風とその後の中川上流より起こった増水により、9月19日 0時55分、上平井橋の西側半分は破損、流出した[4]。
カスリーン台風によって流出した1948年(昭和23年)11月20日に復旧した[5]。この時の橋は橋長113.6 m、幅員4.5 mの木橋であった[3]。
交通量の増加により木橋の損傷が激しくなったため、橋長117 m、幅員5 mの鉄桁橋に架け替えられた[3]。1958年(昭和33年)に狩野川台風による河川増水に遭っている[6]。
更なる交通量の増加により橋長127.7 m、幅員7 mの現在の橋に架け替えられた[3]。架橋は1961年(昭和36年)10月に着手、1965年(昭和40年)10月に完成した[2]。2径間の曲弦ワーレントラス橋である。
架橋後、上平井水門(1970年完成)[7]、かつしかハープ橋(1987年開通)が建設され、周辺の景観は大きく変容した。また架橋50年を機に長寿命化工事の一環として上部工の補強工事が2015年(平成27年)6月19日から2016年(平成28年)3月31日にかけて実施され、その施工内容が評価されたため東京都の2016年度の建設局優良工事として局長表彰を受けた[8][9]。
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