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三笠フーズ株式会社(みかさフーズ)は、かつて大阪府大阪市北区に本社を置き米穀類の製粉、加工、販売を行っていた企業である。
三笠フーズが農林水産省から工業用(非食用)として、農薬のメタミドホスとアセタミプリドが残留している米や、発癌性のあるカビからできた毒のアフラトキシンB1を含んだ米である、いわゆる事故米穀(ベトナム産うるち米、中国産もち米など[3])を仕入れておきながら、食用として酒造会社や菓子メーカーに転売していたことが2008年に農水省の調べにより発覚した[4]。1997年に合併した宮崎商店は以前から不正転売を行っており、合併以降も元社長の男(2009年の逮捕時は元顧問)が三笠フーズ九州工場所長に就任し、三笠側に事故米の転売を提案したと報じられている[5][6]。同社は、農林水産省の要請により、商品の自主回収を行っている[7]。問題の発覚後、三笠フーズは全従業員を解雇し、事業の縮小を図ることを発表した[8]。農水省は違約金として、三笠フーズに652万円を請求[9]。不正競争防止法違反の裁判では、2009年10月16日に大阪地裁で三笠フーズに800万円の罰金、冬木には懲役2年、罰金400万円の実刑判決がそれぞれ言い渡された[10]。
三笠フーズのグループ会社である「辰之巳」と「辰之巳米穀」(双方とも冬木三男が社長を兼務)が、2003年から2007年までの間に、自民党大阪市鶴見区第3支部(坪井一宇の妻が代表)へ計112万円を献金していた事が、2008年9月18日に発覚した。自民党支部は献金が正当なものであると主張して返還しなかった[11]。
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