ワンパク番外地(わんぱくばんがいち)は、1971年4月8日から同年7月1日まで、東京12チャンネル(現:テレビ東京)系列で放送されたドラマ。毎週木曜 19:30 - 20:00の30分間番組(全13回)。
海辺の洋館で一緒に暮らす少年少女たちが、自由を奪おうとする大人と対決するコメディドラマ。前番組『ハレンチ学園』の姉妹番組であり、児島美ゆきや小林文彦など『ハレンチ学園』の生徒からのシフト組が多く、児島と小林コンビが主役。
みゆきは、亡くなった祖父の住んでいた洋館を探してある町に着いた。そこで13人の子供たちと仲間になり、みゆきを含めた14名の子供たちだけで暮らすことを決意する(さらに4話でチビが加わり15名となる)。洋館には山で遭難死したみゆきの兄が幽霊となって棲んでいた。洋館は「ワンパク屋敷」と名付けられ、子供たちの生活が始まる。個性豊かな子供たちは特技を発揮し、地元の番長グループと対決したり、宝石泥棒を捕まえたりと大活躍する。ところがヤクザの黒駒組が、彼らの遊び場“ワンパク砦”を潰して娯楽センターを建設するという計画を立てた。みゆきらは反旗を翻すが、報復としてワンパク屋敷に爆弾を仕掛けられてしまう。
- 洋館の持ち主。人並み外れたジャンプ力を持ち、跳び蹴りが得意。女子のリーダー格。
- 男子のリーダー格。喧嘩っ早いが正義感は強い。
- 絵が得意で、腕も立つ女子。
- 角帽に黒ガウンの学士スタイルの少女。知識豊富で、コンピュータと共に作戦担当。
- 第4話から登場。パトラのお竜と一緒に自分の母親を探す旅をしていたが、みゆきたちと出会い、母親探しを諦めワンパク屋敷で暮らす事にする。なお次回予告ラスト(ワンパクメンバーによる締め「あっ見ましょう! あっ見ましょう!」)には登場しない。
- 情報処理能力に優れ、事件が起こったときに作戦計画を立案する。
- 機械作りの達人。ワンパク屋敷の様々な仕掛けや通信機なども彼が作った。
- コック服の少年。運動嫌いで食いしん坊。パチンコの名手。
- 怪力少女。
- 戦闘能力がないので、荒事の時には留守番担当となる。しかし、皆が留守の時にワンパク屋敷が襲撃される事も多く、逃げ出して来て報告することもある。
- 軽業師のような身のこなしをする少年。
- みゆきたちと出会う前から番長と行動を共にしていた。
- チャイナ服の少女。協和語で喋るのが癖。
- アイパッチをした少年。
- アルプスで遭難死して幽霊となり、ワンパク屋敷でみゆきたちが来るのを待っていた。仏間のテレビの画面にのみ姿を現す事ができる。事ある毎にみゆきたちにアドバイスを与える。
- 地元の高校生番長。みゆきたちと対立する。黒駒組の手先をつとめていたが、ヤクザの汚い手口に反発し、最後はみゆきたちと協力して黒駒組と対決する。
- チビと一緒に、チビの母親を探す旅をしていたが、チビがワンパク屋敷に残ったため、一人で旅立った。パトラはクレオパトラの略。
- 原案:丹野雄二
- 企画:丹野雄二
- 脚本:鴨井達比古、久保田圭司、飯塚二郎、小沼勝、宮下教雄
- 監督:飯塚二郎、丹野雄二、近藤幸彦
- 助監督:横井洋
- 技斗:渡井嘉久雄
- 撮影技術:有吉英敏
- 照明:窪田彰
- 色彩計測:喜田敏文
- 美術:木村晃广
- 音楽:山本直純
- 選曲:合田豊
- プロデューサー:仲川哲朗、川原資三、内出登美男、近藤伯雄
- 制作担当:小山信行
- 制作:東京12チャンネル、日活、DAX(ダックスインターナショナル)
これら2曲は、2007年6月16日に日本クラウンから発売されたCD「児島美ゆき・70'sシングル・コレクション」に収録されている。
主題歌
「ワンパク番外地」
- 作詞:北原たけし/作曲:山本直純/編曲:たかしまあきひこ/歌:児島美ゆき
- アニメーション:瓢箪堂
- 『ハレンチ学園』同様、OP・EDに使用されている[1]。また次回予告のBGM[2]や、第6話でワンパクメンバーの一部がデパート(忠実屋)の試食コーナーに入る時にも使用された。
- 映像は第1話と第2話のみ、ラストの白服メスネコ(みゆきをイメージ)が隣のオスネコ(番長をイメージ)にキスするシーンが静止画像になっていた。
- 1971年、クラウンレコード(現:日本クラウン)から発売。
挿入歌
「ワンパク兄弟分」
- 作詞:たかばたけし/作曲:山本直純/編曲:たかしまあきひこ/歌:児島美ゆき
- 第1話の冒頭をはじめ、様々な場面で使用。
- 先述の「ワンパク番外地」のB面に収録。
- 東京12チャンネル(制作局)
- 北海道テレビ(1971年10月1日 - 1972年1月7日に放送):金曜 18:10 - 18:40[3]
- 2019年2月22日、ベストフィールド社からDVDシリーズ「昭和の名作ライブラリー」の一環として、本作のコレクターズDVD・デジタルリマスター版が発売された[4]。
『北海道新聞』(縮刷版) 1971年(昭和46年)10月 - 1972年(昭和47年)1月、テレビ欄。
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東京12チャンネル 木曜 19:30 - 20:00 |
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