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ヨルン・パウル・テセリン(Jeroen Paul Thesseling、1971年4月13日 - )は、オランダ出身のミュージシャン(ベーシスト)。主にヘヴィメタルとジャズ・フュージョンの分野で活動しており、特にドイツのテクニカルデスメタルバンド・オブスキュラ (Obscura)[1]、オランダのテクニカルデスメタルバンド・ペスティレンス (Pestilence)[2]、オランダ/キューバ混成グループのサラザール・トリオ (Salazh Trio)[3]のメンバーとして著名。
ヨルン・パウル・テセリン Jeroen Paul Thesseling | |
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2016年 | |
基本情報 | |
生誕 | 1971年4月13日(53歳) |
出身地 | オランダ |
ジャンル |
テクニカルデスメタル プログレッシヴデスメタル ジャズ・フュージョン |
職業 | ベーシスト |
担当楽器 |
フレットレスベース フレッテド・ベース |
活動期間 | 1991年 - |
共同作業者 |
オブスキュラ ペスティレンス サディスト マヤン クアッドヴィウム サラザール・トリオ アンサンブル・サラザール ニューフティック |
公式サイト | jeroenpaulthesseling.com |
著名使用楽器 | |
Warwick Thumb NT7 |
ワーウィックとエンドーズ契約を結んでおり[4]、同社カスタムショップの7弦ベースであるThumb NT7のフレットレスベースモデルを主に使用している[5]。
テセリンは7歳の時にヴァイオリンを習い始め、楽器の演奏を始めた[6]。ベースに触れたのは、1988年にオランダ・エンスヘデのアートEZ芸術学校に入学してからである[6]。1992年に、エンスヘデ出身のテクニカルデスメタルバンド・ペスティレンス (Pestilence)にベーシストとして加入、4thアルバム『Spheres』[注釈 1](1994年)に参加した[7]。ペスティレンスは、1994年に解散している[8]。1995年からは、微分音の研究を始め、その結果、1999年に「Hafnium」[注釈 2]、「Argon」[注釈 3]が残されている。この時期に続いて、アラビアの微分音と現代音楽に触発されたテセリンは、フレットレスベースを主に使用する様になった[9]。2005年に、スタジオ・グループのアンサンブル・サラザール (Ensemble Salazhar)の作品に参加した[10]。この時録音したデモテープ『Colors』は、メンバーが高品質な作品であると認めていたものの、公式にリリースされることはなかった[11]。2007年から2011年の間、ドイツのテクニカルデスメタルバンド・オブスキュラ (Obscura)に加入しており、2ndアルバム『Cosmogenesis』[12](2009年)と3rdアルバム『Omnivium』[13](2011年)に参加した。また、2008年にペスティレンスが14年ぶりに再始動され、2009年よりテセリンもペスティレンスに再加入、15年ぶりにペスティレンスに参加した[14][15]。6thアルバム『Doctrine』(2011年)に参加したが、2011年に再度脱退している。また、この時期までは6弦フレットレスベースを使用していたがこの年からドイツのワーウィック製の7弦フレットレスベース[注釈 4]を使用するようになった[16][17][18]。2014年後半、かつてテセリンが参加したアンサンブル・サラザールのピアニスト、ハンス・フロテンブレグと共にジャズ・フュージョングループであるサラザール・トリオを創設し[19]、最終的にキューバの著名なドラマー、オラシオ・エルナンデスが加入し、ラインナップが完成した。このグループは、2017年12月に1stアルバム『Circulations』をリリースした[20][21][22]。2019年10月には、フュージョン/ワールド/メタルを標榜するグループ・クアッドヴィウム (Quadvium)を同じベーシストのスティーヴ・ディ・ジョルジオと共に立ち上げた[23][24][25]。2020年4月末、オブスキュラに9年ぶりに再加入することが発表された[26][27][28]。更に、同年11月にはイタリアのプログレッシヴデスメタルバンド・サディスト (Sadist)に加入したことが発表された[29]。
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