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2014年の韓国のテレビドラマ ウィキペディアから
『ミセン』(未生、미생)は2014年(平成26年)10月17日から同年12月20日にかけて、韓国のtvNで放送されたテレビドラマ。同名のウェブ漫画が原作。
囲碁のプロ棋士を目指すも挫折した主人公チャン・グレが、母親のツテでソウル市にある持株会社(株)ワンの子会社で、韓国の大手総合商社の(株)ワン・インターナショナルのソウル本社に高卒の未経験で入社。職場の上司や同僚と繰り広げる出来事を中心に描いたドラマ。
新入社員が仕事に奮闘する姿を描き、従前の韓国ドラマにありがちな恋愛や記憶喪失といった要素が一切ないことで注目を集めた。
原作漫画は累計300万部の大ヒット作で、日本の第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している[1]。
ドラマもまた、韓国で「ミセンシンドローム」と呼ばれる社会現象を起こす大ヒット作品となり[2]、最終話ではケーブルテレビ歴代2位の視聴率を獲得した[3][4]。
日本では「ミセン-未生-」のタイトルで、MnetやBSジャパン、囲碁・将棋チャンネルで放送されたほか、2016年にリメイク版としてフジテレビ系で『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』が制作され[2]、漫画の邦訳版が講談社より出版された[5]。
年少期から囲碁の天才と評され、プロ棋士としての将来を嘱望されていたチャン・グレは、父親の死などをきっかけにその夢を絶たれてしまう。未練を残すなかアルバイトを続けていたグレは、母親のツテで大手の「ワン」の子会社で総合商社の「ワン・インターナショナル」にインターン社員としてコネ入社する。グレはオ・サンシク課長(チーム長)率いる営業第3課(営業第3チーム)に配属される。高卒の25歳(数え年で26歳)でかつまともな社会経験もないグレは、慣れない職場環境に四苦八苦するが、それでも棋士だったころの経験を思い出して活かし、次第に職場で渡り歩く術を身につけていく。そして、グレの同期やその上司も、それぞれの仕事や職場の人間関係の苦悩を抱えながら社内や取引先での商談などで奮闘していた。学歴社会や雇用形態、会社の上下関係(特に男性は兵役経験により上下関係への意識が強い)、年功序列、女性差別、汚職、セクハラ・パワハラなど、現代日本と同様な現代韓国のサラリーマンの日常を描いたリアルなストーリー。
各話 | 放送日 | 平均視聴率 | 最高視聴率 |
---|---|---|---|
第1話 | 2014年10月17日 | 1.7% | 2.8% |
第2話 | 2014年10月18日 | 2.5% | 3.1% |
第3話 | 2014年10月24日 | 3.4% | 4.6% |
第4話 | 2014年10月25日 | 3.6% | 4.9% |
第5話 | 2014年10月31日 | 4.6% | 6.0% |
第6話 | 2014年11月1日 | 3.7% | 5.4% |
第7話 | 2014年11月7日 | 5.2% | 6.4% |
第8話 | 2014年11月8日 | 5.0% | 6.6% |
第9話 | 2014年11月14日 | 5.2% | 6.7% |
第10話 | 2014年11月15日 | 5.9% | 7.0% |
第11話 | 2014年11月21日 | 6.1% | 7.1% |
第12話 | 2014年11月22日 | 6.3% | 7.1% |
第13話 | 2014年11月28日 | 6.3% | 7.9% |
第14話 | 2014年11月29日 | 5.8% | 7.9% |
第15話 | 2014年12月5日 | 7.2% | 9.4% |
第16話 | 2014年12月6日 | 7.4% | 8.6% |
第17話 | 2014年12月12日 | 7.6% | 9.7% |
第18話 | 2014年12月13日 | 8.0% | 9.5% |
第19話 | 2014年12月19日 | 7.6% | 9.3% |
最終話 | 2014年12月20日 | 8.4% | 10.3% |
スペシャル第1部 | 2014年12月26日 | 2.693% | |
スペシャル第2部 | 2014年12月27日 | 2.117% | |
青字は最低視聴率、赤字は最高視聴率。AGBニールセン・メディアリサーチ・コリア調べ |
日本では、まずMnetが放送し、続いてBSジャパンが放映した。BSジャパンでは放送時間の関係で放送回の多い特別編集版となっている[4]。また、囲碁専門チャンネルである、囲碁・将棋チャンネルでも放送された。
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