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マーク・アンソニー・フィリプーシス (Mark Anthony Philippoussis, 1976年11月7日 - )は、オーストラリア・メルボルン出身のギリシャ系オーストラリア人男子プロテニス選手。身長195cm、体重102kgの大型選手。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。自己最高ランキングはシングルス8位、ダブルス18位。これまでにATPツアーでシングルス11勝、ダブルス3勝を挙げる。(新聞の一般表記では「フィリプーシス」となっているが、「フィリポーシス」と表記されることも多い。
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マーク・フィリプーシス | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Mark Anthony Philippoussis | |||
国籍 | オーストラリア | |||
出身地 | 同・メルボルン | |||
生年月日 | 1976年11月7日(48歳) | |||
身長 | 195cm | |||
体重 | 102kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 片手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 1994年 | |||
引退年 | 2015年(最終出場年) | |||
ツアー通算 | 14勝 | |||
シングルス | 11勝 | |||
ダブルス | 3勝 | |||
生涯通算成績 | 411勝276敗 | |||
シングルス | 313勝204敗 | |||
ダブルス | 98勝72敗 | |||
生涯獲得賞金 | $6,985,202 | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 4回戦(1996・99・2000・04) | |||
全仏 | 4回戦(1997・2000) | |||
全英 | 準優勝(2003) | |||
全米 | 準優勝(1998) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦(1996) | |||
全仏 | 3回戦(1996・97) | |||
全英 | ベスト4(1996) | |||
全米 | ベスト4(1996) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 8位(1999年4月19日) | |||
ダブルス | 18位(1997年8月11日) | |||
4大大会の1998年全米オープン男子シングルスと2003年ウィンブルドン選手権男子シングルスの準優勝者である。
『スカッド・サーブ』と呼ばれる高速サーブを武器とするビッグサーバー。
1990年代後半はボリス・ベッカーの後継者と期待され、驚異的パワーを生かしたサーブ、フォアハンドを持った怪物プレイヤーであった。 しかし今一歩飛躍出来ず、サーブ優位からストローク優位の時代の変化も加わり、全米/全英準優勝各1回とグランドスラム優勝には届かなかった。1990年代後半から2000年代前半に活躍したテニスプレイヤーである。
フィリプーシスはボリス・ベッカーに憧れて、6歳からテニスを始めた。1994年にプロ転向。1995年全米オープン3回戦で当時の王者ピート・サンプラスに挑み、敗れた。同年の10月にセイコー・スーパー・テニスで初来日し、マイケル・チャンとの決勝戦まで勝ち進んだ。
1996年のウィンブルドン選手権と全米オープンで、フィリプーシスは4歳年上の先輩選手パトリック・ラフターとペアを組み、2大会連続で男子ダブルス準決勝に勝ち進んだ。2人は両大会とも、オーストラリアを代表するペアのウッディーズに連敗した。しかし、ラフターが1997年全米オープンで初優勝した後、フィリプーシスとラフターは仲違いをしてしまい、とうとう和解できずに終わってしまった。
フィリプーシスは1998年全米オープンと2003年ウィンブルドン選手権で、4大大会に2度の準優勝がある。前者はパトリック・ラフターとのオーストラリア対決の決勝戦であった。その後3度の手術を乗り越えて進出した後者の決勝戦では、後に4大大会18勝を果たすロジャー・フェデラーに6-7, 2-6, 6-7のストレートで敗れた。フェデラーの4大大会初優勝の相手はこのフィリプーシスである。
それから再び長期間のスランプに陥ったが、2006年7月第3週にテニス殿堂選手権で3年ぶりのツアー優勝を果たし、通算11勝目を挙げた。2007年以後、彼は故障のため男子ツアーの出場から遠ざかり、復帰と引退を繰り返している。
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 1995年3月6日 | スコッツデール | ハード | ジム・クーリエ | 6–7(2–7), 4–6 |
準優勝 | 2. | 1995年10月9日 | クアラルンプール | カーペット (室内) | マルセロ・リオス | 6–7(6–8), 2–6 |
準優勝 | 3. | 1995年10月16日 | 東京 | ハード (室内) | マイケル・チャン | 3–6, 4–6 |
優勝 | 1. | 1996年10月14日 | トゥールーズ | ハード | マグヌス・ラーション | 6–1, 5–7, 6–4 |
優勝 | 2. | 1997年3月3日 | スコッツデール | ハード | リッチー・レネバーグ | 6–4, 7–6(7–4) |
優勝 | 3. | 1997年4月28日 | ミュンヘン | クレー | アレックス・コレチャ | 7–6(7–3), 1–6, 6–4 |
優勝 | 4. | 1997年6月9日 | ロンドン | 芝 | ゴラン・イワニセビッチ | 7–5, 6–3 |
準優勝 | 4. | 1997年9月29日 | トゥールーズ | ハード (室内) | ニコラス・キーファー | 5–7, 7–5, 4–6 |
準優勝 | 5. | 1997年10月6日 | バーゼル | カーペット (室内) | グレグ・ルーゼドスキー | 3–6, 6–7(6–8), 6–7(3–7) |
優勝 | 5. | 1998年2月16日 | メンフィス | ハード (室内) | マイケル・チャン | 6–3, 6–2 |
準優勝 | 6. | 1998年9月14日 | 全米オープン | ハード | パトリック・ラフター | 3–6, 6–3, 2–6, 0–6 |
優勝 | 6. | 1999年2月8日 | サンノゼ | ハード (室内) | セシル・マミート | 6–3, 6–2 |
優勝 | 7. | 1999年3月8日 | インディアンウェルズ | ハード | カルロス・モヤ | 5–7, 6–4, 6–4, 4–6, 6–2 |
優勝 | 8. | 2000年2月7日 | サンノゼ | ハード (室内) | ミカエル・ティルストロム | 7–5, 4–6, 6–3 |
準優勝 | 7. | 2000年10月9日 | 香港 | ハード | ニコラス・キーファー | 6–7(4–7), 6–2, 2–6 |
準優勝 | 8. | 2000年11月20日 | パリ | カーペット (室内) | マラト・サフィン | 6–3, 6–7(7–9), 4–6, 6–3, 6–7(8–10) |
優勝 | 9. | 2001年2月19日 | メンフィス | ハード (室内) | ダビデ・サングイネッティ | 6–3, 6–7(5–7), 6–3 |
準優勝 | 9. | 2002年1月7日 | アデレード | ハード | ティム・ヘンマン | 4–6, 7–6(8–6), 3–6 |
準優勝 | 10. | 2003年3月10日 | スコッツデール | ハード | レイトン・ヒューイット | 4–6, 4–6 |
準優勝 | 11. | 2003年7月7日 | ウィンブルドン | 芝 | ロジャー・フェデラー | 6–7(5–7), 2–6, 6–7(3–7) |
優勝 | 10. | 2003年9月22日 | 上海 | ハード | イジー・ノバク | 6–2, 6–1 |
優勝 | 11. | 2006年7月16日 | ニューポート | 芝 | ジャスティン・ギメルストブ | 6–3, 7–5 |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 1995年4月17日 | 香港 | ハード | トミー・ホー | ジョン・フィッツジェラルド アンダース・ヤリード |
6-1, 6-7, 7-6 |
優勝 | 2. | 1995年10月9日 | クアラルンプール | カーペット (室内) | パトリック・マッケンロー | グラント・コネル パトリック・ガルブレイス |
7-5, 6-4 |
準優勝 | 1. | 1997年3月10日 | インディアンウェルズ | ハード | パトリック・ラフター | ダニエル・ネスター マーク・ノールズ |
3-6, 6-7 |
優勝 | 3. | 1997年6月9日 | ロンドン | 芝 | パトリック・ラフター | サンドン・ストール シリル・スーク |
6-2, 4-6, 7-5 |
準優勝 | 2. | 1997年8月4日 | シンシナティ | ハード | パトリック・ラフター | マーク・ウッドフォード トッド・ウッドブリッジ |
6-7, 6-4, 4-6 |
準優勝 | 3. | 2003年3月9日 | スコッツデール | ハード | レイトン・ヒューイット | ジェームズ・ブレーク マーク・マークレイン |
4–6, 7–6(2), 6–7(5) |
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
受賞や功績 | ||
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先代 アルベルト・コスタ |
ATP Newcomer of the Year 1995 |
次代 ドミニク・フルバティ |
先代 リカルト・クライチェク |
ATP カムバックプレイヤー 2003 |
次代 トミー・ハース |
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