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マイケル・ジョゼフ・サンデル(英: Michael Joseph Sandel [sænˈdɛl][1]、1953年3月5日 - )は、アメリカ合衆国の哲学者、政治哲学者、倫理学者。ハーバード大学教授。ミネソタ州ミネアポリス出身。
コミュニタリアニズム(共同体主義)の代表的論者であり、その論述の特徴は共通善を強調する点にある。また共和主義者を名乗ることも増えている。
1975年(22歳)、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウォルサム市にあるブランダイス大学卒業後、ローズ奨学生として、英国オックスフォード大学ベリオール・カレッジにおいて、学ぶ。1981年(28歳)、オックスフォード大学から、Ph.D.(博士号)の学位を授与される。オックスフォード大学での指導教授は、チャールズ・テイラー、ロナルド・ドウォーキン、アラン・モンテフィオーレ(Alan Montefiore)。1980年(27歳)、ハーバード大学政治哲学の教鞭を取った。
日本生まれのアメリカの社会学者キク・アダット(Kiku Adatto; 日本名だが、日系でもモンゴロイド系でもない)と結婚し、2男をもうける。マイケル・サンデルは、思想的にコミュニタリアンの立場をとっており、テイラー、アラスデア・マッキンタイア、マイケル・ウォルツァーらと共に、ジョン・ロールズを批判したことでも有名である。
民主党のアメリカ大統領ビル・クリントンの要請により、意見具申をした。2002年から2005年まで、ジョージ・W・ブッシュ大統領が設置した生命倫理委員会(The President's Council on Bioethics)の委員を務めた。
2018年アストゥリアス皇太子賞社会科学部門受賞。
メジャーリーグベースボール(MLB)のボストン・レッドソックスのファンとしても知られ、野球好きの顔を持っている。またかねてより日本野球にも興味を示していた。それを受けて日本のプロ野球球団の読売ジャイアンツが2011年3月25日の公式戦開幕試合(対横浜ベイスターズ戦/東京ドーム)の始球式ゲストとしてサンデルを招聘することを予定していた[5]。しかし、東日本大震災の発生によってこの開幕戦は中止となり、開幕自体が4月12日に延期された上、東京ドームでの試合も4月中には行われなかった(東日本大震災によるスポーツへの影響#日本プロ野球を参照)。
ジャーナリストや政治家志望だった若かりし頃に少年野球のコーチを務めており、自チーム選手のエラーをカバーしてアウトを捕った場合にスニッカーズをチーム全員に振舞ってインセンティブ(モチベーションの向上)を上げていたことが新聞記事に紹介された。
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