ホーリーネーム
オウム真理教内で使われていた洗礼名・宗教名 ウィキペディアから
ホーリーネーム(Holy name)とは、オウム真理教の出家信者に与えられた教団内での宗教名[1]。ある一定の「ステージ」に到達したときに、麻原彰晃本人から授与された。
概要
教団初期に麻原を支えた人物(ホーリーネームはラーマクリシュナナンダ)が以前在籍していた宗教団体を参考に出家制度とホーリーネーム制度を導入した。サンスクリット語・パーリ語・チベット語から採られており、仏教経典に出てくる高僧やヒンドゥー教の神々の名前を組み合わせて命名した。中にはサンジャヤ、ゴーサーラなど六師外道からとられたものもいる。長女から三女のホーリーネームはいずれもシヴァ神妃の名称からとられている。
最初にホーリーネームが授与されたのは石井久子で、その次に大内早苗、ラーマクリシュナナンダの順だった[2]。
一般的に、後に入信した信者ほど、ホーリーネームが長くなる傾向にあった。出家者名簿記載のホーリーネーム所持者は1994年6月時点で237名、1995年4月時点で663名であった[3]。
主要幹部のホーリーネーム
太字は刑死した人物
麻原一家
科学技術省
厚生省
諜報省
自治省
建設省
法務省
文部省
- 杉浦茂 - ヴァジラチッタ・ヴァンギーサ
車両省
信徒庁
その他
- 石井久子 - マザー・シャクティー・ケイマ → マハー・ケイマ
- 上祐史浩 - マイトレーヤ
- 宮前一明 - マハー・アングリマーラ
- 山本まゆみ - ブラフマニー → キサーゴータミー
- 中川智正 - ヴァジラ・ティッサ
- 大内利裕 - プンナ・マンターニプッタ
- 石井紳一郎 - アポロン → ウルヴェーラ・カッサパ
- 石川公一 - サルヴァニーヴァラナヴィシュカンビン
- 林郁夫 - クリシュナナンダ
- 岐部哲也 - マハーカッサパ
- 越川真一 - メッタジ
- 村岡達子 - ウッタマー
- 松葉裕子 - スッカー
- 満生均史 - マルパ・ロサ
- 松田ユカリ - バッダー・カピラーニー
- 宮本公恵 - マチク・ラプドンマ
- 秋山伸二 - アジタ
- 坪倉浩子 - ダルマヴァジリ
- 名倉文彦 - ナローパ
脚注
関連項目
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