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フェリーニのアマルコルド
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『フェリーニのアマルコルド』(Amarcord)は、フェデリコ・フェリーニ監督による1973年のコメディ・ドラマ映画である。
第47回アカデミー賞外国語映画賞ではイタリア代表として出品され、受賞を果たした[1]。
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あらすじ
イタリアの田舎町の春の夜、15歳の少年チッタは家族と共に「春の訪れを祝う祭り」の輪の中にいる。ガラクタを積み上げ、冬の女神の人形を燃やして歌い踊り騒ぐ、誰にとっても素晴らしい夜だ。夏になると、豪華定期船レックス号が沖合を通り、町中が船団を組んで歓声を上げる。レックス号の勇姿はイタリアの誇りであり、町の人々にとっても誇りである。 この当時のイタリアは、全土にムッソリーニのファシズム旋風が吹き荒れていて、少しでも反抗的な態度をとると、たちまちファシスト本部に連行され拷問を受ける。チッタの父も、事件の容疑者として疑われ、拷問を受けた。 秋になると、精神病院に入院しているおじさんが外出許可を得たので、それに同行するが、やはり奇行が目立って再び病院に連れ戻される。大きな木に登り「女が欲しい」と叫ぶおじさんの姿を見て、誰しも欲望は同じはずなのに叶わない願い、そこに切なさと割り切れないものを感じる。 そんなチッタには大人の女性、グラディスカという憧れの女性がいたが、全く相手にされない。 冬には記録的な大雪が降り、一羽の孔雀が雪上に見事な羽根を広げて見せたが、孔雀は不幸の前兆と言われ、その冬、チッタの母が病気でこの世を去る。そしてまた春、町中の人々に祝福されてグラディスカの結婚式が行われる。チッタは最も大切な二人の女性を失い、生涯忘れ得ぬ一年になった。 そんな体験を経て、少年チッタは少しずつ大人の階段を昇り始めている。
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キャスト
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受賞とノミネート
参考文献
外部リンク
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