『フェリーニのアマルコルド』(Amarcord)は、フェデリコ・フェリーニ監督による1973年のコメディ・ドラマ映画である。
フェリーニのアマルコルド | |
---|---|
Amarcord | |
監督 | フェデリコ・フェリーニ |
脚本 |
フェデリコ・フェリーニ トニーノ・グエッラ |
原案 | トニーノ・グエッラ |
製作 | フランコ・クリスタルディ |
出演者 |
ブルーノ・ザニン マガリ・ノエル プペラ・マッジオ アルマンド・ブランチャ |
音楽 | ニーノ・ロータ |
撮影 | ジュゼッペ・ロトゥンノ |
編集 | ルッジェーロ・マストロヤンニ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1973年12月13日 1974年11月16日 |
上映時間 | 124分 |
製作国 |
イタリア フランス |
言語 | イタリア語 |
第47回アカデミー賞外国語映画賞ではイタリア代表として出品され、受賞を果たした[1]。
あらすじ
イタリアの田舎町の春の夜、15歳の少年チッタは家族と共に「春の訪れを祝う祭り」の輪の中にいる。ガラクタを積み上げ、冬の女神の人形を燃やして歌い踊り騒ぐ、誰にとっても素晴らしい夜だ。夏になると、豪華定期船レックス号が沖合を通り、町中が船団を組んで歓声を上げる。レックス号の勇姿はイタリアの誇りであり、町の人々にとっても誇りである。 この当時のイタリアは、全土にムッソリーニのファシズム旋風が吹き荒れていて、少しでも反抗的な態度をとると、たちまちファシスト本部に連行され拷問を受ける。チッタの父も、事件の容疑者として疑われ、拷問を受けた。 秋になると、精神病院に入院しているおじさんが外出許可を得たので、それに同行するが、やはり奇行が目立って再び病院に連れ戻される。大きな木に登り「女が欲しい」と叫ぶおじさんの姿を見て、誰しも欲望は同じはずなのに叶わない願い、そこに切なさと割り切れないものを感じる。 そんなチッタには大人の女性、グラディスカという憧れの女性がいたが、全く相手にされない。 冬には記録的な大雪が降り、一羽の孔雀が雪上に見事な羽根を広げて見せたが、孔雀は不幸の前兆と言われ、その冬、チッタの母が病気でこの世を去る。そしてまた春、町中の人々に祝福されてグラディスカの結婚式が行われる。チッタは最も大切な二人の女性を失い、生涯忘れ得ぬ一年になった。 そんな体験を経て、少年チッタは少しずつ大人の階段を昇り始めている。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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フジテレビ版 | ||
チッタ | ブルーノ・ザニン | 三ツ矢雄二 |
チッタの父 | アルマンド・ブランチャ | 八奈見乗児 |
チッタの母 | プペラ・マッジオ | 高村章子 |
チッタの祖父 | ジュセッペ・イアニグロ | 千葉順二 |
ラロ | ナンド・オルフェイ | 増岡弘 |
テオ | チュチョ・イングラシア | 平林尚三 |
オリバ | ステファノ・プロイエッティ | 筒井たか子 |
ジーナ | ドナテッラ・ガンビーニ | 加川三起 |
グラディスカ | マガリ・ノエル | 沢田敏子 |
弁護士 | ルイジ・ロッシ | 寺島幹夫 |
ボルピナ | ジョジアン・タンフィッリ | 横尾まり |
不明 その他 | 広瀬正志 西村知道 鈴置洋孝 吉田理保子 小出和明 清川元夢 藤城裕士 巴菁子 西川幾雄 亀井三郎 | |
演出 | 小山悟 伊達渉 | |
翻訳 | 平田勝茂 | |
効果 | 芦田公雄 小島仁 | |
調整 | 横路正信 | |
制作 | 東北新社 | |
解説 | ||
初回放送 | 1979年7月7日 『夜のロードショウ』 25:10-27:00 |
受賞とノミネート
参考文献
外部リンク
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