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ピーター・パン(Peter Pan)は、イギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パン-すなわち、大人になりたがらない少年(Peter Pan; or, the Boy Who Wouldn't Grow Up)』、小説『ピーター・パンとウェンディ(Peter and Wendy)』の主人公である架空の少年。
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名前の由来はピーター・ルウェリン・デイヴィスと、ギリシャ神話のパンから。初出は1902年の小説『小さな白い鳥』(The Little White Bird)の13章。
ネバーランドに住む少年で空を自由に飛ぶ事が出来、決して大人になることがない。ウェンディたちの居る部屋を訪れた時に[注釈 1]、ダーリング夫人に見つかり、丁度タイミング良く現れた飼い犬のナナに飛びかかられ、驚いて逃げる際に窓を閉められてちょんぎれてしまった影を取り戻すためにやってくる。ちょっとうぬぼれの強い気取り屋であるが勇気ある少年。ただし覚えることが苦手ですぐに忘れてしまう[注釈 2]。筋だらけの枯葉を樹液で貼り付けた服を着ている。ダーリング夫人に見つかった時、彼女が大人だとわかると、小さい真珠のような綺麗に生え揃った乳歯で歯ぎしりをしている[注釈 3]。
服装は服とズボンの色が緑色で、緑色の帽子を被る(服には白い襟がついている)。帽子には、赤と白のツートンカラーの羽がついている。
ピーター・パン (キャラクター) Peter Pan | |
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初登場 | ピーター・パン |
原語版声優 |
ボビー・ドリスコール(第1作) ブレイン・ウィーバー(第2作) |
日本語版声優 |
後藤真寿美(第1作(ポニー、バンダイ版)) 岩田光央(第1作(ブエナ・ビスタ版)) 榊原郁恵(第1作(TBS版)) 林勇(第2作) 鵜澤正太郎(ドリーミング・アップ!、ミッキーのマジカルミュージックワールド、ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜) |
詳細情報 | |
種族 | 人間 |
性別 | 男 |
勇気ある一本気な青年で、黄緑色の服と帽子と、緑色のズボンと、土色の靴を着る。短剣を持っている。帽子についている羽の色は赤である。
ネバーランドに住む永遠の少年。公式設定によると年齢は12歳。パートナーとして妖精ティンカーベル(ティンク)を連れている。また、隠れ家に迷子(ロストボーイ)たちと共に住んでおり、彼らにとってピーターの命令は絶対である。命令に背いたり、ピーターの意にそぐわない行動を起こすと反逆罪とみなされ、処罰を受ける。基本的に正義感が強く、相手と取り交わした約束はたとえ自分に不利なものであっても遵守しようとする。一方で女性たちに人気があることを多少鼻にかけている節があり、度々女心を理解せずに軽薄な言動をとって、ティンクやウェンディを怒らせる事があるが、本人いわく「ティンクが世界で一番大切」とのこと。また、子供特有といえる残酷さも併せ持っており、フック船長の左手を切り落としてワニに食べさせたことも「ただの遊び」と反省している様子はない。ネバーランドから現実世界にやってくることもしばしばあるらしく、ウェンディの自分に関する話を(ダーリング家の窓の外で)聞くことを楽しみにしている。その際に飼い犬のナナに影を奪われてしまい、彼が失った影を奪還しにやってきたことで物語が始まる。飛翔能力を持つが、本人いわく「どうやって飛べるようになったか忘れた」らしい。一応「楽しいことを考えるだけで飛べる」とは語っている。インディアン集落に戻った後、酋長の一人「空飛ぶ鷲」として迷子たちにいろんな事を教える(その際ウェンディに「夢見たいな事を吹き込まないで」と言われた)。酋長になった時は、ウェンディの事を「小さなお母さん」と呼んでいた。ドクロ岩にいたときに、海の魔物を声を演じた描写がある。終盤では「ピーター・パン船長」と名乗り、ウェンディ達三人(ウェンディ、ジョン、マイケルの三人)をロンドンへ帰してあげた。
フック船長にさらわれてしまったジェーンを助け出し、ロストボーイ達とともに遊ぶ楽しさや子供らしさについて教える。終盤でジェーンを送り届けた際ウェンディと再会し、大人になっても自分を覚えていた事を喜んだ。
ネバーランドにやってきたソラたちと協力する。
偽造版を作るために偽造版スタジオを設立しギャングのボスとなった「スウィート・ピート」として登場。 かつて『ピーター・パン』シリーズ二部作で永遠の少年として過ごしていたが、自身が年を取ってることに絶望し、今の職業に就く。この作品のディズニー・ヴィランズの一人で、ジミーたちを使ってチップを捕らえた後手術機で改造しようとした。その理由は、チップとデールの人気に逆恨みした事がきっかけで、2人の偽造版作品を作るため捕まえようとしていた。
服装は服の色が濃い緑色で黄色のズボンを着る。帽子の色は赤一色である。髪の色が橙色、ベルトは赤と黄色の縞々になっている。
服装は服の色が黄緑色で緑色のズボンを着る(服にはボタンがついている)。帽子についている羽の色はだいだい色である(腕にはこげ茶のリストバンドをしていて、茶色い靴を履いている)。髪の色がリストバンド同様、こげ茶色になっている。
服装は服とズボンの色が青色で葉っぱの飾りをつけていて、短剣を持っている。
服装はレオタードと帽子の色が緑色で先だけが黄色い羽の飾りをつけていて、ベルトには短剣を差している。
冒険といたずらが大好きで、嫌いなものは退屈。笛を吹くのが上手で、その笛から奏でられる音色は様々。少々いい加減な性格で忘れっぽく、仲間の名前もなかなか覚えられない。服装は服の色が肌色で茶色のチョッキを着る。1時間枠での初回放送版ことスペシャル放送版(後の第1話と第2話)では、ウェンディの夢の中に現れフック船長と対決した後、今度はそのウェンディの家に現れ木馬に乗ってあそんでいた。しかしそこへ現れたナナに驚いて逃げてしまった。その際、自分の影を落としてしまった。再度ウェンディの家に現れた際はティンクと一緒にやって来た。ウェンディに自分の影を縫ってもらったお礼に、首飾りをあげた。ウェンディ達がピンチになっている時に、遊びに行ってしまう描写が毎回あるが、第3話では海賊からウェンディ達を守ったり、第14話ではスリルム山に出かけたマイケルを探して見つけ出した後カーリー達の許へ送ったり、第15話ではチェッコの言葉を聞いて海賊船の中に潜入、船長室の中の机の引き出しをティンクと一緒に探ったりしていた。(しかし途中でネバーランドの模型で遊んだり、フック船長の帽子を被って居眠りしていた)。第9、16話では、ウェンディと喧嘩してすねてしまうが、最後は仲良くなった描写がある。41話にてウェンディの娘ジェーンと出会い共に冒険の旅に出る。
服装はレオタードの色がこげ茶色で黄土色のマントを着る。
「十二戦支 爆烈エトレンジャー」15話「えっ?飛べないピーターパン」に登場。
パカラッチの呼びかけに応えるかのごとく登場するが、その後にウェンディとデートの約束を破ってしまう。
外見上、ディズニー版に似ているが、枯葉のような形の羽根飾りと、こげ茶の髪が特徴(髪型もかなり異なっている)。
青緑色の帽子と靴と、緑色の服を着る。ディズニー版同様、短剣を持っている。帽子に赤のリボンを着けている。ベルトをしている。
服装は服と帽子、靴の色が緑色で青緑色のズボンを着る。スーパー・アニメファンタジー版同様、ベルトをしている。
服装はチョッキの色が黄緑色で、緑色の服と黄緑色のズボンと青緑色の帽子と靴を着る。帽子に緑色の羽を着けている。首に緑色のスカーフをしている。
黄髪をしていて、葉っぱでできた緑色の服と、緑色のレオタードを着る。
茶髪をしていて、青いチョッキと、赤いスカーフーと、黄色の服と緑色のズボンを着る。帽子に白い羽を着けている。
服装は服と帽子、スカーフ、靴の色が緑色で青緑色のズボンを着る。
濃い緑の服と黒い線のはいった羽のついた緑の帽子を着ている。
服装はレオタードの色が緑色で葉っぱだらけの服を着る。
映画『フック』(1991年、アメリカ映画)では老いたウェンディを見て子供であるのはやめてピーター・バニングと名をかえて40歳の大人となって弁護士となる。中盤で、記憶を取り戻す(息子のジャックが打った野球ボールが頭に当たったため)。そして新しい迷子たち(ロストボーイズ)とルフィオと共にフック船長と海賊たちに闘いを挑む。最後はフック船長に勝利した後、現実世界へ帰還。息子のジャックと娘のマギー、妻のモイラと友人のウェンディとトゥートルズと共に幸せに暮らした。
ディズニー版と同じ姿をしているが、全体的にアレンジされている。
テレビドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』(アメリカ合衆国、ABC系列で2011年に放送開始)では第3シーズンより登場[1]。頭脳明晰で恐ろしいキャラクター[1]で、笛吹き男と同一人物[2]という設定である。
バラエティ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』において「童話「ピーター・パン」でピーター・パンの仲間に子供しかいないのはピーター・パンが成長した子供を殺しているから」という内容のトリビアが放映されたことがあった[3]。
ミュージカルで演じた人物については、ピーター・パン (ミュージカル)を参照。
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