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ニューポール 12(近年の情報源ではニューポール XII)はフランスの複葉(一葉半方式〈セスキプラン〉)偵察機・戦闘機・練習機で、第一次世界大戦中にフランス・ロシア・イギリス・アメリカで使用された。後期生産分は練習機として製造され、1920年代末まで練習機として広く使われた。
ニューポール 10の性能向上のため、上翼面積を著しく拡大したエンジン換装版がニューポール 12として開発された。偵察員用にルイス機銃1挺を後席に搭載した。通常はイティヴィ(Etévé)環状銃架(英軍ではニューポールリングとして知られた)によったが、初期には柱状銃架や半環状銃架を用いた。2挺目のルイス機銃を上翼の上に備えることもあった。イギリス陸軍航空隊が使用したベアドモア製の機体にはニューポールリングに代えてスカーフリングとパイロット用のプロペラ同調装置付ヴィッカース機銃を備えたものもあった。これらの追加改修はベアドモア社が行ったものである。
クレルジェ(100 hp (75 kW) )・クレルジェ 9Bエンジン(130 hp (97 kW))・ル・ローヌ 9J(110 hp (82 kW))のいずれかを機首に搭載出来た。
大規模な修復(オリジナルのル・ローヌ 9Jロータリーエンジン再搭載を含む)を経た元フランス機のニューポール 12が1機、1990年代末よりオタワのカナダ航空宇宙博物館で展示されている。この機はカナダ自治領公文書館にM1897 75mm野砲や大量のプロパガンダポスターとともにフランス政府より1916年に寄贈されたもので、1918年のスペインかぜ流行に伴い倉庫行きとなるまで戦時国債キャンペーンに使われていた。1960年代末に王立カナダ空軍は展示のためにイギリス陸軍航空隊のベアドモア社製機への不完全な改修を施した。
埼玉県所沢市の所沢航空発祥記念館にニューポール 81 E.2(登録記号J-TECH[7])の胴体前部が、同機のレプリカ[8]と共に展示されている。(外部リンク参照)
出典: Davilla, 1997, p.369
諸元
性能
武装
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