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ガンダムシリーズの登場兵器 ウィキペディアから
アフターウォーの機動兵器(アフターウォーのきどうへいき)は、『ガンダムシリーズ』の内、テレビアニメ『機動新世紀ガンダムX』及びその他関連作品の舞台であるアフターウォー世界に登場する架空の機動兵器群(モビルスーツ (MS) 及びモビルアーマー (MA))の概要を記述する。なお、作品内でガンダムタイプと呼ばれる機体については各個別項目を参照。表記は型式番号順。作中では旧連邦軍機、旧革命軍機の呼称が存在する。
以下の機体の詳細は個別項目を参照。
旧地球連邦軍の戦闘用ポッド。ドートレスの支援機として宇宙で使用された[2]。劇中での描写は極めて少ない。
ドータップを水中用に改造した機体。戦後、シーバルチャーがサルベージ作業などで使用した[3]。腕部のパーツはドーシートと同じデザイン。武装はキャノン砲に替わり4連装魚雷発射管ポッドを装備。漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』では主人公リック・アレルが搭乗している。
旧連邦軍の量産型MSで、第7次宇宙戦争においては主力機として運用された[4]。高い汎用性を有しており、地上・宇宙問わず高い戦闘力を発揮する[4]。陸戦用高機動型から空戦用飛行バージョンまで様々なバリエーション機が存在し、あらゆる環境で活躍可能。戦後も残された数多くの機体がバルチャーや企業の警備隊、農村の自警団などによって運用されている。他世界の通常MSならパラシュート等が必要な高度からオプション無しで空挺降下しそのまま作戦行動可能なほど機体も頑丈で、高い機体強度を有している[3]。コクピットハッチ周辺の胸部装甲は上下の2層式となっており、コクピットの保護性能も高い機体である[2]。新連邦軍においても引き続き主力を務めた。次世代機のバリエントやドートレス・ネオの登場により第一線からは退きつつあるが、バリエントの配備されない僻地などでは変わらず主力として運用されている[5]。基本武装は90mmマシンガン。正規軍である新連邦所属機はビームサーベルが標準装備されており、またエスタルド戦で専用のバズーカを使用する機体も登場した。一部資料及び劇中冒頭の戦中シーンではガンダムエアマスターのバスターライフルに酷似したビームライフルを装備している機体も確認できる。カラーリングは白を基調とし、胸部のみ橘色。
旧地球連邦軍の水陸両用MS。主推進機は背部に可変ピッチ型ハイパースクリューの推進器ポッドを二つを背負う形式で潜望鏡も背部に装着されている[2]。肩部に魚雷発射管を持ち対空魚雷もここから発射する。腕部は伸縮自在で手部にはクローとビーム砲を装備する。劇中ではイルカの脳を使用した生体ナビゲーションシステムであるDナビを装備し、水中での機動性を更に高める事でガンダムタイプをも翻弄する性能を発揮した。
ドーシートの改良機。脚部推進機がプロペラスクリューからウォータージェットエンジンに換装され水中での機動性を高めている[2]。代わりに陸での適応が下がったため水中専門と言えるMSとなった[2]。肩部に魚雷を装備する点は変わらないが手部のビーム砲は2連装に強化されている。手部のクローはドーシートの四つから三つに減っているが大型化している。ドーシート同様、劇中に登場した機体はDナビを装備し、水中での機動性を更に強化する事でガンダムタイプをも翻弄する性能を発揮している。
第7次宇宙大戦後期、旧連邦軍・宇宙革命軍を問わずニュータイプ (NT) の存在は非常に大きなものとなっており、特に一般兵に与える心理的影響は、戦略的な見地からも無視出来ない程深刻なものとなっていた[9]。事実、旧連邦軍のガンダムタイプや革命軍のベルティゴ、フェブラルなど実戦投入されたNT用の機体も多く、軍のNTへの関心の高さがうかがえる。それを踏まえて旧連邦が開発したのがNTを抹殺する為のNT専用MSである[9]。
Gビットを用いた同時代のガンダムタイプとは別のアプローチで性能を強化しており、各種の火器や装備を駆使し、単機で1個中隊クラスの戦力を発揮する[7]。更にNT対応のフラッシュ・システムを搭載しており、機体および武装の制御に援用されている。だが高性能な反面、搭乗者の安全性は考慮されておらず、特殊な制御系から来る精神的な負荷や高機動に伴う激烈なGなどパイロットを使い捨てのパーツとみなした設計が成された感がある[9][注 2]。戦後はニュータイプ研究所の手に渡り、解析が行われた[7]。ガンダムヴァサーゴやガンダムアシュタロンは本機を基として開発されている[9][注 3]。
漫画版ではカイの所持していたマスク型のNシステムとの相乗効果で凄まじい性能を発揮した。しかし、Nシステムはパイロットを洗脳する装置としての役割も兼ねており、パイロットにニュータイプ能力や操縦技術の飛躍的な向上等の絶大な力を与える代わりに不完全な状態の為に脳細胞を徐々に蝕んでいく代物だった。機体自体の高負荷も合わさり戦闘後にカイは耳から出血する等、パイロットの身体にも相当な負担をかけていた[10]。Nシステムは後に改良型がディクセン・モードエックスに搭載されている[11]。
元々はゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズにて創作設定されたオリジナルのMSであり、アニメ本編の製作時には存在していなかった。デザインを担当した石垣純哉は自著において、ガンダムヴァサーゴとガンダムアシュタロンの特徴を持つ機体としてオーダーされた、頭部はデビルマンをモチーフにしたと説明している[8]。のちに漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』にてライバル及び味方機として登場している。
D.O.M.E.のフラッシュシステムにより操作されるビットMS[3]。その計り知れない運動性で施設に近づくものを完全に排除する[5]。月面施設の自動防衛システムとして戦後も一貫して宇宙革命軍の攻略を退け続け、「見えない悪魔」と恐れられていた[4]。資料によってはMWGビット(マイクロウェーブGビット)とも記述されている[5]。
ガンダム用のGビットと異なり母機に相当する有人機は無く、D.O.M.E.の直接指揮によって稼働する[4]。その力は圧倒的であり、劇中でも革命軍の先遣隊を瞬く間に壊滅させ、更に革命軍と新連邦軍の旗艦に到達、砲口を向ける事で両軍の動きを封じている。劇中のランスローのセリフに「狙いが正確すぎる」とあるように、システム化されたD.O.M.E.が統制しているが故に攻撃が正確無比であること、無人機故の高機動性と強力な武装を併せ持つ事が圧倒的強さの正体である。
武装は肩部に装備された大型ビームキャノン(ビーム・バズーカとの記述も存在する)1門とリフレクター2枚、胸部ビーム・マシンキャノン。大型ビームキャノンは、通常の火器では歯が立たないクラウダを一撃で破壊するほどの威力である[5]。ゲーム『SDガンダム GGENERATION WARS』ではこの武装をサテライトビームキャノンという名称で扱っている。ときた洸一による漫画版ではマイクロウェーブを送信された上でサテライトキャノンを使用。その一斉砲撃は革命軍の先遣隊を一瞬で消滅させている。
リフレクターは2枚しか装備されておらず、ガンダムエックスの4枚や、ガンダムダブルエックスの6枚に比べると簡略化されている。
ティファ・アディールの呼びかけに応えたD.O.M.E.は、真実を知るべき者を導く為に、この機体を用いて自らの意思を伝えた。しかし、それを拒否したフロスト兄弟は彼等自身を導こうとしたビットMSを破壊、強引に部下を月面送電施設に潜入させD.O.M.E.をMW送信システムから切断した。
なお、ゲーム作品における名称は、『Gジェネレーション』シリーズは「D.O.M.E.ビット」、『スーパーロボット大戦』シリーズと『Another Century's Episode 3 THE FINAL』は「Gビット」となっている。また『Another century~』版ではこの機体の色換版がGXビットの代わりにローレライの海に沈んでいた事になっている。
以下の機体の詳細は個別項目を参照。
新連邦軍参謀本部が開発した軽量化による運動・機動性特化を徹底した試作実験MS[4]。フロスト兄弟が取り寄せ、ガンダムダブルエックス追討を命じられた「白い死神」デマー・グライフに与えられた。
手足の長い痩身のフォルムをしており、MSとしては極限までの軽量化が成されている為、許されるジェネレーター余剰出力の低さから武装はビームナイフ1基を装備するのみである[2]。劇中では残像が発生する程のスピードでバッタの様に跳ね回りダブルエックスの持つビームライフルの上に乗る、空中回転して飛び蹴りを放つ、至近距離からのバルカン掃射を全て回避するなどMSにあるまじき動きをし、その敏捷さで相手を撹乱しながら、ダブルエックスの駆動部やコクピットをビームナイフで狙う戦法を行った[18]。武装はビームナイフ1基のみだが、ダブルエックスの左腕を切り落とした他、劇中のビーム兵器で唯一ダブルエックスの胸部装甲を損傷させる等、極めて高い攻撃力を発揮した[18]。
カラーリングは当初グレーと赤(仔細な彩色設定自体は未発表である)であったが、白に極端な執着を持つデマーは、自らの手で真っ白に(認識番号・危険表示等のマークまで)染め上げている[3]。
シャギア・フロストによって市外廃墟の狭所に誘い込まれたガロードをデマーの操縦する本機が襲撃、ガロードの技量をもってしても機体を捕捉する事は不可能な程のスピードとナイフ捌きで圧倒、ダブルエックスの装甲各所を深く切り刻んだ。しかしとどめを刺そうとした攻防において、ガロードがコクピット攻撃を読んで咄嗟に防御に用いたライフルの爆発で吹き飛ばされ、廃墟の建造物にぶつかり体勢を崩した隙に、ダブルエックスに搭載された全機関砲で蜂の巣にされ爆散撃破された[18]。
機体名はCorre(スペイン語で「走る」の意)から[3]。
他の新連邦製MSと同じく頭部センサーはデュアルアイだが、ゲーム『SDガンダム GGENERATION F』でのカットインではモノアイで誤って表現されている。
本機の機体重量4.5tは全ガンダムシリーズに登場する通常MSの中で最も軽い数値である。
新連邦樹立後、新たに開発された初の量産型MS[5]。飛行能力を有し、制空権を確保する為に機動力が最重視された設計となっている[4]。簡易トランスシステムともいうべき可変機構を搭載し、脚部を変形させ推進装置とする事で、高機動による空中戦が可能[3]。劇中でもフリーデンメンバーから出力・機動性共にドートレスを数段上回る性能と評された。脚部は地上での歩行器としての機能は無く、着陸脚・安定翅的な機能に限定される[19]。飛行時も両腕が使えるバランスの取れた設計で新連邦の新たな主力MSとなった[3]。宇宙での新革命軍との戦いでも主力機として用いられた。前腕部にビームサーベルラックと内蔵型二連ミサイルランチャーを有し、各種増設装備を予期したハードポイントが前腕部や脚部などに設置されている。ビームライフルは照準補佐用のレーザーセンサーが追加された新規格の物を使用している[19]。
新連邦が開発した超重量級試作MS[4]。一切の物理的攻撃を跳ね返す桁違いに分厚い装甲と、ビームを完全に無効化できるフィールドジェネレーターを両肩に装備しており圧倒的防御力を誇る[4]。物理攻撃を寄せ付けない驚異的な厚さの装甲で相手を消耗させ、自重で敵機を押し潰す[3]。
固定武装は無く、拳を握りナックルガード内に手指を収納したパンチモードと呼ばれるナックル形態として腕部を伸縮させ、これによる直接打撃攻撃を行った[2][20]。レオパルドの両手を簡単に握り潰したりダブルエックスを片手で吊るし上げた事などから基本的な駆動出力は一般MSに比べ非常に高いものと推察出来る[20]。
「不死身の殺人マシーン」ミルラ・ドライドにフロスト兄弟が与え、その操縦と防御力により、ダブルエックス、エアマスターバースト、加勢したGXディバイダーの3機を圧倒したが、さらに加勢したレオパルドの捨て身の零距離一斉砲撃で肩部フィールドジェネレーター・胸部装甲を破壊された後、中破し主要武装も失ったレオパルドを除いた3機のビーム兵器の一斉攻撃で撃破された[20]。
機体名の由来はGable(ペルシャ語では「死」の意)から[3]。
新連邦が開発した試作MSを「東部戦線の狩人」ドゥエート少尉のオーダーで奇襲・強襲用に改修したカスタマイズMS[4]。両肩に装備された牽制用のマイクロミサイルや、右腕に装備されたルナチタニウム合金製の装甲をも軽く切り裂く超合金製のモノフィラメントワイヤー(ヒートワイヤー)カッターといった特殊武器を使う[3][21]。劇中では高速移動の為使い棄てのブースターパックを装着していた。
南アジア戦線に投入され、ダブルエックスとガンダムエアマスターバーストを急襲し善戦するが、両機の連携攻撃の前にワイヤーを張る為のロケットモータの錘部を破壊され撃破されている[21]。
機体名の由来はロシア語の「剃刀」から[3]。
新連邦が開発したニュータイプ専用試作MS[4]。フラッシュシステムを搭載した機体で、戦闘中にアベル・バウアーがシステムの起動に成功し、本体と同一仕様のビットMS部隊を駆使した統制攪乱戦法でフリーデンのMS達を苦しめたが、ティファの助けを得たガロードの機転でビットMSの制御を失い、更に腕部も両方斬り落とされ戦闘不能となって逃走[22]。その後パイロットのアベルはフロスト兄弟に謀殺され機体も同様に破壊された。ガンダムタイプに似た頭部を持っているのが特徴。飛行能力を持ち背部に装備された巨大スラスターにより高い機動性を発揮する[3]。
機体名はロシア語で「夜明け」の意味。
新連邦が開発した最新鋭MSでドートレス直系の次世代後継機[19][4]。ドートレスの基本設計を流用しているが、フレーム構造や装甲素材、ジェネレーター等を一新する事でベース機とは一線を画した高性能機として全く異なる機体に生まれ変わった[19]。側頭部に大型フィンが設置され指揮・通信機能の強化と飛行時の安定性の向上に用いられた他、増設されたスラスターにより機動性も向上している[19]。ブリトヴァをはじめとする各試作機のデータがフィードバックされており、両前腕部にビームカッターとしても使用可能なワイヤード・ビームライフルを固定装備している[3]。これはビームライフルより出力が高く、強力なビーム放射束を連続発生させる新兵器であり、遠近両面において無類の強さを発揮する[19]。単体での大気圏内飛行能力を有しており、新連邦MSの集大成的な存在と言える[19]。実戦では携帯火器としてバリエントのビームライフルを装備した機体も存在した[3][19]。
実践投入開始直後から新連邦の主力として地上及び宇宙で運用され、フロスト兄弟指揮下の司令部直属の精鋭部隊でも運用された[19]。
新連邦が開発した高機動の新型飛行量産MAで、機動性と空戦能力に特化し制空権の確保を目的とした音速兵器[3]。
形状は戦闘機に近く空気抵抗の少ないフォルムで、機体上部にドートレス系の頭部センサーがあり、両翼には推進力が高いエンジンを2基配しその下に収納式の腕部を持つ[3]。また機体中央下部にはビームサーベルとしても使用可能な専用の長銃身ビームライフルが装着されている[3]。設定画ではこのビームライフルを機体から外し手で持つ事でビームサーベルにしている[2]。アニメ本編では一般的な手持ち式ビームサーベルを装備・使用していた。最高速度・加速性・運動能力など機動性の面においてはガンダムエアマスターを圧倒する程の高性能を持つ[2]。南アジア戦線に投入され、エアマスターと2対1の空中戦を行い撃墜されるものの2機がかりでエアマスターも追い詰め中破させた。しかし、強化されたエアマスターバーストに対しては3機で挑んでも相手にならず一蹴されている。
制空圏の確保を目的として開発されたが、A.W.年代の地球でまとまった航空戦力を有しているのは、新連邦を除けばエスタルドの様な極一部の自治国家のみであり、またその数もわずかである事から、航空戦力はバリエントの様な飛行型MSで充分と判断され生産は少数に留まっている[2]。30機生産された内5機が対エスタルド戦に試験的に投入されたが、全機失われた。
漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』にも登場。シアンが搭乗し、グランディーネの荷粒子光弾砲をフィールドジェネレーターで防ぎ切ったディクセンに対し、その際に出来た真空のトンネルを利用して加速力を倍化した突進でディクセンに特攻し撃破する活躍を見せた[23]。
第7次宇宙戦争当時、旧宇宙革命軍が主力として量産したMS[4]。高い汎用性、生産性を持ち、カスタム機が多数存在する[4]。旧革命軍機は携帯武装の共通化が図られており、実弾以外にビーム兵器も使用可能で豊富な武装が設定されている[4]。また、戦争終結後も旧連邦所属だったドートレス同様多数が残存し、様々なカスタマイズを受けバルチャーやその他のMS乗り達によって運用された[3]。後述のジェニス改エニルカスタムのように多少の改造とパイロットの技量があれば最新鋭機とも互角以上に渡り合えるスペックを秘めている。
ほとんどの宇宙革命軍MSは西洋甲冑のようなスリットが入ったセンサー(時折、モノアイ状センサーがスリットから覗くが、スリットに走査線が投影されるシーンもある)や放熱器のような1対の機器を備えた頭部が特徴である。
胴体固定武装としてショルダーバルカン・ウェストバルカン(マシンキャノン)を装備し弾薬はバックパック横に有るマガジンから供給する。基本武装は旧革命軍機共通規格武装(この為他の旧革命軍機も使用しているシーンが多々有る)であるビームサーベル及び100mmマシンガン。他の共通規格オプション武装としてヒートホーク(アックス)、ヒートサーベル、ジャイアントバズーカ、ビームライフル、シールドが有る[4]。
『∀ガンダム』の黒歴史の記録映像にガンダム系とザク以外で目立って登場した。
ジェニスの改修機(型式番号:RMS-006G)。
第7次大戦時、陸戦用に改修されたジェニスで、外見的特長であった両肩部のニードルと機体各所のバーニアを廃し、装甲が強化されている[2]。
旧革命軍が陸戦用に開発した機体[5]。フォートセバーン市の自警団などによって運用された[5]。劇中で登場するのは後述の寒冷地仕様機(ポーラ・ベアー)のみ。エニルが搭乗したMSで唯一専用カラーでは無い。
ジュラッグの寒冷地仕様機(型式番号:RMS-007G)[4]。スノーボード状の雪上・陸上移動オプションであり、時にシールドにもなる「スレッジ」を装備する[3]。本体もセンサーや駆動系などが寒冷地仕様に改造されている(センサー形状がスリット状からモノアイ状センサーが露出するものに置き換わっている等)。フォートセバーン市所属。後に北米の新地球連邦軍抵抗組織にも配属された[4]。
旧革命軍の重MS[2]。ジェニスをベースに重武装・高機動を目的に開発された機体である[2]。脚部に大出力のバーニアを内蔵し、ジェニス以上の高い機動性を得る事に成功している[4]。胴体部に旧革命軍機特有の固定火器が存在(マガジンはジェニス、オクト・エイプと異なりバックパック中央に設置)し、劇中でガンダムダブルエックスに対して使用されているが文字設定では記載が無く詳細不明(劇中ではバルカンと呼称されていた)。宇宙用だが、陸戦タイプも生産された[3]。第7次大戦後も教導隊などで運用されている他、クラウダに混じって前線にも配備されている[3]。カラーリングはブルーを基調とする。第8次宇宙戦争時にはビームライフルを装備した機体も見られた。
セプテムを陸戦用として改造した(バルチャーによる私的改造機を含)機体(型式番号:RMS-009G)[3]。 防塵機能が強化されているがジェニス改の様な外見的な変化は無い[2]。作中ではガンダムアシュタロンを襲っていたジェニスによく似た緑基調のヴァルチャー機体、暗い桃色基調のローザ艦所属機が登場している。
漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』に登場。テロ組織『宇宙の眼』に所属するグレーデンの部隊が所有するセプテム[24]。それぞれ独自に改良が加えられていて、各々が異なる装備(バスターソード、トンファー、ビームジャベリン)を持つ[24]。 なお、マルコ機のバスターソードは、形見としてカイに引き継がれる事になる。
旧革命軍の高機動型MS[2]。大型バーニアを持ち、高機動MSの名に恥じない運動性能を持つMSとして旧革命軍量産MS中最強を誇った[2]。大気圏飛行能力も有する[25]。旧革命軍機特有の胴体固定火器は50mmガトリングキャノンに強化されている[2]。劇中では高機動飛行や強力なビームライフルを装備する等、その高性能でフロスト兄弟も唸らせ革命軍の技術力を見せ付けた[25]。カラーリングは赤を基調とする。劇中では主に地球へスパイ活動の為に降下していた革命軍工作員によって運用されており、奪った宇宙巡洋艦で宇宙へ向かう同志を援護するべく新連邦軍と戦いを繰り広げた。
陸戦仕様に改造したオクト・エイプのバルチャー仕様[4]。型式番号RMS-014G[4]。劇中に登場したのはグリーツ・ジョーが保有する機体のみ。カラーリングは白を基調としたもの[5]。
ベルティゴ Bertigo | |
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型式番号 | RMSN-008 |
所属 | 宇宙革命軍 フォートセバーン自警軍 |
頭頂高 | 18.5m |
重量 | 7.2t |
武装 | マシンキャノン×2 内蔵ビームライフル×2 ビームサーベル×2 ビット×12 |
搭乗者 | ランスロー・ダーウェル カリス・ノーティラス ジャミル・ニート |
第7次宇宙戦争時に宇宙革命軍が投入したNT専用MS[4]。フラッシュシステムを介し脳波コントロールされ重力下でも使用可能な小型無人ビーム砲浮遊端末・ビットを計12基搭載する[3]。肩の襟口にマシンキャノンを二門、特徴的な長い手首の先に内蔵型ビームライフルを搭載している。 ビームサーベルは劇中描写では手の後ろ側からグリップを射出して手に持つ形式となっている。
飛行能力と高い機動性を有し、ガンダムタイプにも匹敵する高性能を持つ[3][26]。戦後に開発された新連邦軍の最新鋭機でフロスト兄弟親衛隊所属のドートレス・ネオとも互角以上に戦い得る能力を見せている。
カリス機は、ライラック作戦時にMAパトゥーリアと共に降下した整備用予備パーツから組み上げた機体である[2]。また、漫画『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』で、ライラック作戦時での降下部隊護衛としてランスロー・ダーウェルが搭乗している。
劇中では、ビットによるオールレンジ攻撃により、一度はガンダムエックスを圧倒、サテライトキャノン(キャノン砲身・リフレクター)とシールドバスターライフルを破壊・喪失させた[27]。しかし、ジャミルが操縦するガンダムエックスディバイダーにビットを全て撃ち落され、その時の戦闘でビット撃破を学んだガロードが操縦するGXディバイダーとの戦闘では再度ビットを全て撃破され、ビームサーベルによる白兵戦の末、腕部を斬り落とされ擱座、敗北を喫している[28]。その後、機体はフリーデン内で修復され、対パトゥーリア戦ではジャミルがティファを同乗させた状態で動かし、パトゥーリアの鎮圧に当たった[29]。物語後半でカリス機として再登場してからは、劇中で理由は明言されていないがビットを一度も使用していない。
ベルティゴ (Vertigo) とはスペイン語で「目眩」の意味。形状、塗装などは『機動戦士Ζガンダム』などに登場するキュベレイを彷彿させるデザインである。
クラウダ Crouda | |
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型式番号 | RMS-019 |
所属 | 宇宙革命軍 |
頭頂高 | 18.0m |
重量 | 8.4t |
武装 | バルカン砲×2 ビームライフル(ビームバズーカ) ビームカッター×2 ビームサーベル |
搭乗者 | ランスロー・ダーウェル 他 |
宇宙革命軍が戦後初めて量産化した新型MS[4]。軍備再建を図る革命軍が戦後15年の月日を経て新連邦に対抗する為の切り札として実戦配備された[3]。量産機のカラーは薄いグレー。
特筆すべきは堅牢な装甲にあり、その重装甲はビーム攻撃を無力化する能力を持つ[4]。劇中ではマシンガン・バズーカ等の実弾火器では傷一つ付けられず、対ビーム処理を施された装甲は通常のMSなら一撃で破壊するダブルエックスの専用バスターライフルやGファルコンの拡散ビーム砲の直撃にも耐える程[5][30]。総合性能はガンダムタイプに匹敵し、量産機としては破格の性能を誇った[26]。また、固定武装として背部に巨大なビームカッターを装備しており、推進力を活かして戦艦の装甲も容易く切り裂く威力を持つ[3]。アニメ本編ではこの武装は対艦用途でしか用いられていないが、漫画ではMSに対しても使用している。ビームライフルは出力の高さから一部資料ではビームバズーカとも記載されている[5]。バルカン砲は頭部側面に配置され、強力なビームライフルと火力を使い分ける[31]。
機体各所に強力なスラスターや大型バーニアを装備し、機動性も非常に高い[4][5]。一方、その特徴的な前面腹部バーニアをガロードに狙われ撃破される場面もままあった[30]。
指揮官機(型式番号:RMS-019R)の頭部には複合通信アンテナが設置されており、劇中でランスロー・ダーウェルが搭乗しているのは、この指揮官機にクリーム色の塗装をしたものである[4]。一般に、この機体はランスロー専用機と呼ばれる。
漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』に登場(型式番号:RMS-019-D)[14]。
第8次宇宙戦争終結から9年後のA.W.0024年、旧革命軍国家「クラウド9」が設立した私設軍隊ブラック・ホーネット隊に配備された機体[14]。9年前の機体ながら、その性能と装甲は現在でもトップクラスを誇る[31]。BH仕様機は、実戦のみならず次世代機開発の為のデータ採集機としての側面を持ち、各部には同隊の新鋭機ディクセン・ホーネットのパーツが組み込まれている[14]。同じく外装にもテスト用の新型装甲が使用されており、更なる防御力向上、特に対ビーム性能が格段に強化されている[32]。そのパワーと新型装甲でガンダムエックスを圧倒するが、リックの機転で脚底部のバーニアを至近距離から撃たれ撃破される[33]。なお、機体色は部隊名に合わせた黒基調に変更されている。
漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』に登場。第8次宇宙戦争終結から9年後のA.W.0024年、スペースコロニー国家「クラウド9」(旧宇宙革命軍)が開発した次世代型汎用MSである[14]。クラウダの次世代機にあたるが、国交を回復した新連邦の技術が組み込まれ、革命軍と連邦系の技術を融合した独自の構造を持つ[14]。
中でも特筆すべきは、通常サイズの機体としては初めてフィールドジェネレーターと呼ばれるバリアを標準搭載した点が上げられる[14]。これはビーム射撃を無効化するだけに留まらず、斬りかかった敵ビームサーベルのビーム刃すら完全に消失させる程の能力を持つ[34]。機体の一方向に集中して展開する事で大型MAの荷電粒子砲クラスの砲撃をも無効化する事が可能[35]。また、装甲材質はガンダムタイプと同質のルナチタニウム合金製とし、装甲の厚さ自体もより増加[14]。総合的にはガンダムタイプ、そして前世代機のクラウダをも上回る防御力を誇る。
基本性能も改修前のガンダムXを圧倒する程で、A.W.0024年におけるMS開発技術の最高到達点とも言える高性能量産機として完成している[36]。
その耐久性と汎用性の高さから想定される投入領域は多岐に渡り、単機であらゆるガンダムタイプの機能を再現するため、豊富なオプション装備が用意されている[14]。
初登場時は3号機がサテライトキャノン装備型(X装備)で登場し、サテライトキャノンを使用[37]。海を割るその破壊力はリック達を驚愕させる。当初は冷却機能に問題があったが、奪ったGXのデータを得て改良されてからは安定した[14]。
ディクセンの特殊仕様機で鹵獲したGXの解析データを基に改修されたX装備(サテライトシステム)を標準搭載し、レムレス塗料によるステルス機能及びNシステムによりGビットも使用可能な劇中最強の機体(型式番号:RMS-012-10)[38]。
冷却システムの改良により、サテライトキャノン射撃時の信頼性・安定性は更に大幅に向上。また、旧装備で砲身部に設置されていたリフレクターは背面への固定装備とし、X状に展開される4枚と、上部に2つ折りタイプを備えた計5枚のリフレクターを装備する[38]。砲身は従来の肩掛け式から取り回しに優れた腰溜め式に変更し、銃尻から本体に接続されたチューブを介しエネルギー供給を行う[38]。また、本体背部リフレクター下のリアスカート内には、接近戦用の大型ビームソード二本が格納されている[39]。
システムと並行して本体も大幅な改修が行われ、ホーネット型よりも更に細身な体型にシェイプされている。頭部カメラセンサーは従来のモノアイ(単眼)状のものからツインアイ(双眼)方式に変更され、多分にガンダムタイプ、特にGXを強く意識した意匠を持つ。ホーネット型では腕部に装備されたフィールドジェネレーターは胸部に設置され、コクピットや動力部の安全性を高めている[38]。
更にNシステムによって、ニュータイプ能力の無い一般パイロットにも飛躍的な能力強化とニュータイプ能力を付与する事ができ、フラッシュシステムの使用が可能となる事で無人のビットMS仕様のホーネット複数機を一括に制御出来る[40][38]。それ以外にローザⅡ世を洗脳する為の装置としても使用されている。
また、MX及びビットのディクセンの外装にはレムレス塗料と呼ばれる特殊塗料が施されており、周囲の背景に同化する事で機体の姿を消し去る他、レーダーにも反応しないステルス性を持ち、敵の視覚外からの奇襲を可能としている[38]。風景への同化であるため太陽光による影までは消す事は出来ず、リックは海面に写る影から本機を見抜き捕捉した[41]。
劇中ではエディン・ザッハが搭乗し、Gビットとレムレス塗料のステルス機能によりカイのガンダムベルフェゴールとリンのガンダムエアマスター、グランディーネらを無傷で破壊し圧倒的な性能を見せつけた[42]。リックのガンダムX改と激闘を繰り広げ、ライフルやビームソードを無効化するフィールドジェネレーターにより有利を取るが、最終的にはビームソードを捨てたガンダムX改の素手による格闘戦で撃破される[43]。
旧革命軍が地球侵攻に用いた大型MA[4]。四脚での安定した姿勢で大出力の荷粒子光弾砲による遠隔砲撃を行う移動砲台的な兵器[3]。足裏部にホバーユニットを有している[3]。劇中ではアルタネイティヴ社が回収して所有しており、対フリーデン戦用の切り札として使用したが、ガンダムエックスによるサテライトキャノンの遠隔砲撃により消滅する。
劇中では複数の大型ヘリに吊り下げられる形で空輸され、アルタネイティヴ社本社に運び込まれていた。
漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』にも登場。戦後残された機体がジョージタウンに運び込まれ整備されていた[38]。9年後の世界でも荷粒子光弾砲の驚異的な火力は健在で、バレッタ搭乗のディクセンのフィールドジェネレーターを突破する為に使用されたがフィールドを貫く事が出来ず、エディンのディクセン・モードエックスに破壊される[44][38]。
フェブラル Febral | |
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型式番号 | RMSN-002 |
所属 | 宇宙革命軍 |
武装 | 5連装ビーム砲×2 ビット×12 |
搭乗者 | ランスロー・ダーウェル |
旧革命軍が第7次宇宙戦争末期に投入したNT専用MA(形式番号は"MS"とされている)[4]。
作中では第1話冒頭など、回想シーンのみで物語本編には登場していない。コロニー落とし作戦に際しランスロー・ダーウェルが搭乗した[4]。コロニー落とし作戦が強行され、地球に多数のコロニーが落着する最中、ジャミル・ニートのガンダムエックスと両軍のエース同士として激戦を繰り広げる。回想シーンでは最終的には相打ちとなり、シールドバスターライフルの直撃を受ける間際にガンダムエックスの頭部を破壊して戦闘不能にし、本体を撃墜されながらも頭部コクピットを分離させて脱出している。
上半身は人型ながら下半身は紡錘状のスカートの様な形状で脚部は無く、下半身には多数のビットが隠されている[3]。頭部に分離可能なコクピットを持ち、手部は各々5連装ビーム砲になっている[3]。手部5連装ビーム砲は文字設定ではジオングのように腕部を本体から離して運用する有線ビーム砲であると記されており腕部にはそれを示すスラスターのディテールも存在する。また胸部に加粒子砲系と思しきデティールも有るが文字設定や使用描写は無い。
ビットによる一斉攻撃「ペス・ポラドォール」を漫画『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』「スーパーロボット大戦シリーズ」等で使用しており手部のビーム砲口からビームサーベルを発生させるという設定が『SDガンダム GGENERATION F』では加えられている。
旧革命軍が地球攻撃作戦「ライラック作戦」に投入した超大型のNT専用MA[4]。作戦の失敗により北米北部に不時着していた。共に降下した革命軍のドーラット博士は戦後、落着地点にフォートセバーン市を建設し、市長ノモア・ロングとして振る舞いながら、パトゥーリアを修復し、密かに再起を図っていた[3]。NT、もしくは人工NTをサイコミュ・ダクトと呼ばれるカプセルを用いて生体部品として組み込む事で起動し、機体各部に搭載された荷粒子砲による大火力砲撃や多数の有線ビーム砲を用いたオールレンジ攻撃を行う[3]。組み込まれたニュータイプの精神は蝕まれていき、最終的には人間としての自我を失いシステムに組み込まれパトゥーリアそのものと言える様な生体制御ユニットと化してしまう。通常は巨大な艦船に胸像型の艦橋が鎮座している様な形状だが、攻撃時は下部の艦船状の部分が中央から左右2つに割れ先端部を少し上に上げた形になる[2]。胸像部の肩に相当する部分に各ジェネレーターへのエネルギー供給用の粒子加速器を有し飛行・防御用のフィールドジェネレーターが機体各所に装備されており、ビーム兵器を完全無効化する(アニメ劇中では防御用には発動していないが漫画版では防御用に発動している)[2]。600mを超す全長は、ガンダムシリーズ中全ての機動兵器でも最大級である。本来はベルティゴ5機を直掩護衛機として配する運用を想定していた[3]。
フリーデンチームと交戦し、テイファとガロードの呼びかけによってカリスのNT能力制御が停止した所をガンダムエックスディバイダーのハモニカ砲で装甲を破壊されてしまい、内部に侵入され、カリスを組み込んだサイコミュ・ダクトごと引き千切られ奪回されてしまう[29]。エニルは脱出し、ノモアは自決したことで、制御する者が誰もいなくなった本機は墜落し崩れ落ちた[29]。
なお、型式番号は『機動戦士ガンダム』に登場するブラウ・ブロとほとんど同じである。
南アジアの小国エスタルド、ノーザンベル、ガスタールが共同開発した初のMS[4]。スリットの入った頭部センサーや胴体機銃など宇宙革命軍製のMSに通じる部分が見受けられる。既に劇中では旧式機で時代遅れの機体と化している[4]。エスタルドが新連邦への降伏を余儀なくされた時、抗戦派のリー・ジャクソン将軍が本機を持ち出し、最後の抵抗戦を行い、玉砕した[4]。リー機のカラーリングは白を基調としたもの。
エスタルドスをベースに、エスタルドを始めとする南アジア独立小国家各国が共同開発したMS[4]。劇中ではエスタルド、ノーザンベル、ガスタールの3国同盟軍の主力として新連邦軍と戦った[4]。また、ガスタールが新連邦陣営に寝返ってからはガスタール軍のパイロンがエスタルドを攻撃した。
各国によってカラーリングは異なり、エスタルド軍のものは紺色、ノーザンベル軍では茶色、ガスタール軍では緑色である[4]。基本武装は独特なデザインの70mmマシンガンやマシンキャノン[4]。また、劇中ではGXDVのプラモオプション武装の手榴弾に酷似した物も使用していた。
太平洋上の都市セインズアイランド近辺に拠点をおくシーバルチャー、ルマーク・カウトが、サルベージして集めたジャンクパーツを組み合わせて製造したハンドメイドのMA[4]。強力な加速力を持ち機動性は極めて高い反面、火器は胴体下部に設置されたビーム砲と機首部マシンキャノンのみと軽装で火力に欠ける[4]。素早く接近し打撃を与える一撃離脱戦法を得意とする[2]。再び戦いに身を投じたエニルがルマークから購入した。
エスペランサ (esperanza) はルマークの故郷の言葉(スペイン語)で「希望」を意味する[4]。ハンドメイドの為型式番号は無し。
フリーデンを襲撃した際はその機動性でガンダムをも翻弄したが、フリーデンクルーのトニヤ・マームと親交を深めていたエニルは攻撃に徹しきれず退いた。その後、ゾンダーエプタ島に偶然立ち寄り、収容作業中だったガンダムダブルエックスを見てしまった為、島とダブルエックスの存在を守秘する為にアイムザットから命を受けたフロスト兄弟達の追撃を受け(先行して出撃したバリエントの部隊は機動力のみで振り切ったが)、撃破されてしまった。
エニル・エル専用ガンダムとしてデザインされたMS。他のガンダムタイプとは異なり、曲線を多用した女性的なデザイン。膝や脛の構造が独特で、シールドとしての機能が添付されている。デザイナーは石垣純哉。エスペランサの後のエニル専用機として企画されていたがお蔵入り(サンライズからの扱いも非公式扱いである)となり、その役は専用のジェニスカスタムが演じることになる。[要出典]
『機動新世紀ガンダムX Blu-rayメモリアルボックス』に同梱された漫画『あなたと、一緒なら』に登場。カリス・ノーティラス専用のガンダム[45]。型式番号:GNR-0008C。
デザインは石垣純哉によるものだが、制作にあたっては漫画家のときた洸一によってイメージラフが提出されている[46]。また、ときた洸一によって専用装備であるビット兵器のラフが提出されているが、ゲーム作品に先行して登場する形となっている[47]。
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