ドラゴンボールZ 超武闘伝
日本のコンピュータゲーム ウィキペディアから
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『ドラゴンボールZ 超武闘伝』(ドラゴンボールゼット スーパーぶとうでん)は、1993年3月20日にバンダイより発売されたスーパーファミコン用対戦型格闘ゲーム。『ドラゴンボール』の第23回天下一武道会編からセル編を題材にしている。
本作はドラゴンボールゲームとしては、1対1で戦う対戦格闘要素を基本としたものとして最初の作品である。
本作は舞空術で自由に空を飛び、接近しての肉弾戦と遠距離での気功波の応酬がスピーディーに繰り広げられる『ドラゴンボールZ』のバトルを再現するため、キャラクターが地上と空中を自由に行き来し、対戦するキャラクターが一画面に収まらなくなると画面中央に仕切りが入って画面が分割されるデュアルスクリーンシステムなど、一般的な対戦格闘ゲームとは一味違う出来栄えとなっている。また、かめはめ波をはじめとするキャラクターの必殺技は「デモ必殺技」と呼ばれる独自の演出が用意されている。
『ドラゴンボール』の格闘ゲーム黎明期を支えた人気シリーズであり、本作を期に後に数多くの派生作品が作られ、2015年にも武闘伝の名のついた新作ゲームの発売がされた。
購入特典として裏面に隠し技が記載された「特製キラキラシール」が配布されていた[3]。
発売から2か月後にて130万本の売上げを記録し[4]、『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』(1993年)が9か月後に発売されている。
2018年9月27日発売のNintendo Switch版『ドラゴンボール ファイターズ』の早期購入特典(パッケージ版は12月31日生産分、ダウンロード版は同日配信分まで)として、本作のダウンロードコードが封入されたが[5]、BGMは差し替えられている(#音楽を参照)。
本作にはセーブ機能がないため、前者2つは電源を入れるたびにコマンドを入力する必要がある。
ステージによってフィールドの広さが異なる。
ゲーム内では漢字がほぼ使用されておらず、キャラクターの名前も「ソンゴクウ」といったように片仮名と平仮名のみで表記されている。
括弧内はフランス版での名称[注 2]。文字数制限により、一部のキャラクターに省略形が用意されている。
2011年に本作でも作曲を担当している山本健司のBGM盗作問題が起こっており、Nintendo Switch版『ドラゴンボール ファイターズ』早期購入特典の『ドラゴンボールZ 超武闘伝』はBGMが全て差し替えられている。
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・7・7・6の合計27点(満40点)[10]、レビュアーは光弾系の攻撃の存在、キャラクターボイス実装、2画面で分割する発想、必殺技をコマンド入力で回避可能、初心者向けのオートモードを賞賛、「攻撃を受けると気力が溜まるシステムはプレイヤーがワンサイドゲームで有利だったところを一発逆転されてしまう」「必殺技が見世物のようで実践的ではない」とした他、フィールドが拡大したことについて肯定的に捉えた者と実際にプレイするとうっとうしく感じるとした者で分かれた[10]。『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.08点(満30点)となっている[1]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で46位(323本中、1993年時点)となっている[1]。その他、『SUPER FAMICOM Magazine』1993年8月情報号特別付録の「スーパーファミコンオールカタログ'93」巻末に収録されている「部門別ベスト30」では、キャラクタ28位、オリジナリティ28位を獲得している[11]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 4.27 | 3.87 | 3.39 | 4.09 | 3.54 | 3.91 | 23.08 |
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