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トヨタ自動車のクロスオーバーSUV型乗用車 ウィキペディアから
ライズ(RAIZE)は、トヨタ自動車が販売する小型クロスオーバーSUVである。
トヨタ・ライズ A20#A/210A型 | |
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2019年11月発売型 Z | |
2019年11月発売型 X"S" | |
概要 | |
別名 |
ダイハツ・ロッキー(2代目) スバル・レックス(4代目) プロドゥア・アティバ |
製造国 | 日本(滋賀県竜王町) |
販売期間 |
ICE車: 2019年11月5日 - HEV車 2021年11月1日 - |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 |
前輪駆動 四輪駆動 |
プラットフォーム | DNGA-Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
1KR-VET型 996 cc 直3 DOHCターボ WA-VE型 1,196 cc 直3 DOHC(2021年11月改良型/ガソリン2WD車) WA-VEX型 1,196 cc 直3 DOHC(ハイブリッド車) |
モーター | E1A型 交流同期電動機 |
変速機 | CVT(ガソリン車) |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット |
後 | トーションビーム |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,525 mm |
全長 | 3,995 mm |
全幅 | 1,695 mm |
全高 | 1,620 mm |
車両重量 | 970 - 1,070 kg |
系譜 | |
先代 | トヨタ・ラッシュ(間接上) |
「アクティブ・ユースフル・コンパクト」をコンセプトに、週末のレジャーでも普段使いでも扱いやすく、様々なシーンでアクティブな毎日をサポートする車種として開発された[1]。
子会社であるダイハツ工業が進める「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の下で開発された。同じ2019年にフルモデルチェンジされた軽自動車のダイハツ・タントに次ぐDNGAの導入で、トヨタ車としては初めてとなった[2]。ダイハツではロッキーとして販売され、OEM供給の形をとる[2]。トヨタ・ダイハツでの販売を前提に開発が行われ[1]、デザインはトヨタの要望を基にダイハツが行ったものである[3]。
トヨタが取り扱うダイハツ工業製小型SUVとしては、2006年1月から2016年3月まで発売されていたラッシュ(ビーゴのOEM車種)以来、約3年8ヶ月ぶりの投入となる。
ボディは全長と全幅をラッシュ(2006年1月販売型)と同等のサイズ(全長:3,995 mm、全幅:1,695 mm)とすることで競合のスズキ・クロスビー同様、5ナンバーサイズとしている。なお、全高はラッシュよりも低い1,620 mmである。荷室はデッキボードが可動式で、普段は下段に設置して大容量のスペースを確保。デッキボードを上段に設置し、後席シートを前倒しすることで長尺物の積載が可能となり、デッキボードを取り外すとアンダースペースが現れ、背丈の高い荷物の積載も可能となる。
なお、SUVではC-HRに次いで2車種目となる全てのトヨタブランド販売店(トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店及びトヨタモビリティ東京)での取り扱いとなる。
フロントフェイスに関しては2代目ロッキーとは異なる意匠が与えられており、今日のトヨタのデザインアイデンティである「キーンルック」が用いられている。また、巷ではRAV4の縮小版と形容されることもある[3]。バンパーコーナーは角張った形状に、ロアグリルは大きめの台形形状が用いられている。
また、SUVらしいシルエットを表現するため、タイヤは16インチと17インチの大径サイズを装着し、フェンダーを張り出している。
エンジンにはダイハツ工業製の1.0 L直列3気筒ターボエンジン1KR-VET型が搭載され、トランスミッションはCVTとなる。ライズのCVTはベルト駆動式CVTにスプリットギアを組み込むことで、高速域ではベルト+ギア駆動とすることで伝達効率を向上し、変速比幅を広げたトヨタ車初の「D-CVT」が採用されている。2021年11月の一部改良では、2WD車が排気量を拡大するとともに、熱効率も高められた1.2 LのWA-VE型へ換装された[注釈 1]。
2021年11月に追加されたハイブリッドモデルでは、ダイハツが開発したハイブリッドシステム「e-SMART(イースマート)ハイブリッド」を搭載。WA-VEX型エンジンは発電に専念し、発電された電力を使ってモーターで走行するシリーズハイブリッド方式で、小排気量かつシンプル構造とすることでコンパクトサイズを実現している。また、アクセルペダルの操作のみで車速をコントロール可能な「スマートペダル(S-PDL)」が装備された。
ラッシュに比べて環境性能が向上されており、WLTCモード走行による排出ガスと燃料消費率(燃料消費率はJC08モード走行も併記)に対応しており、2WD車はガソリン・ハイブリッド問わず「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。2021年11月の一部改良に伴い、ガソリン2WD車は燃費性能が向上され、2030年度燃費基準75%達成に、ハイブリッド車は2030年度燃費基準を達成した。
駆動方式はガソリン車のみ2WDと4WDがあり、ハイブリッド車は2WDのみの設定となる。4WDには発進時や滑りやすい路面走行時に車両状態に合わせて後輪へのトルク配分を適切に行う「ダイナミックトルクコントロール4WD」が採用されている[4]。
トヨタでは衝突被害軽減ブレーキをはじめとする予防安全の装備群を「Toyota Safety Sense」として展開しているが、本車種はダイハツ工業が生産するモデルのため、軽自動車のピクシスシリーズ、および3代目パッソ、ルーミー/タンクと同じく「スマートアシスト」となる。
ライズでは歩行者・車両検知対応の衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール、停止保持機能なし)、スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)などで構成されたトヨタ車で初の次世代型が採用される。
英語のRISEとRAISEからの造語。毎日を盛り上げるアクティブなクルマであることを表現している[11]。
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