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トヨタ自動車のライトバンおよびステーションワゴン型乗用車 ウィキペディアから
プロボックス(Probox)は、トヨタ自動車が製造するライトバン型、およびかつて製造していたステーションワゴンタイプの自動車である。カローラバン&アシスタ(←ビジネス)ワゴン/スプリンターバン&ワゴンの後継車として、バンとしての使い勝手を念頭に置いた専用設計を用いて開発されたモデルである[1][2]。
この項目「トヨタ・プロボックス」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - 2014年8月の大幅改良について、大幅改良後以降のテンプレートの分割。2014年大幅改良の内容の加筆(モデルチェンジに準ずる形への変更。レクサス・LSのメジャーチェンジが例)。記事全体的に元々少ない出典の追加。出典と補足関係の分離をお願いしたいと思います(前期・後期などはモデルライフが不明な以上、「2014年8月改良型」など別表現への変更も合わせて)。 (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) (2015年6月) |
2002年7月2日発表・発売。2002年7月から2014年8月まで販売された型は初代ヴィッツ系統のプラットフォーム(NBCプラットフォーム)を、2014年9月改良型は3代目ヴィッツ系統、および日本国内市場向け11代目カローラシリーズ(2代目カローラアクシオ・3代目カローラフィールダー)系統等のプラットフォーム(Bプラットフォーム)をそれぞれ元に作られている。姉妹車に、カルディナバンの後継車となるサクシードが2020年まで存在した。2018年6月21日からマツダにファミリアバンとしてOEM供給されている。
2014年9月改良型以降は貨物車登録(4ナンバー)のバンモデルのみ販売。2013年10月11日まで乗用車登録(5ナンバー)のワゴンモデルの設定がされていた。詳しくは後述。
商用車ではあるものの、ベースとなったヴィッツやカローラ(E120系以降)の一部パーツが流用可能なこと、また1500cc車ながら税抜き120万円を切る価格の安さ、車重の軽さもあり、ドリ車やジムカーナといった競技用車両としての需要も高い。2015年からは雑誌『Option』主催によるワンメイクレースが開催されている。2010年代後半頃からは後述するパッケージングがアウトドア愛好家の間で注目され、車中泊に対応した改造例も見受けられるようになった。
プロボックス、およびサクシードは基本的に日本国内専用車として開発されているが、海外の市場(特に新興国や発展途上国)では自動車の資産価値が高いため、ロシアやモンゴル、ミャンマー、マレーシア、インドネシアなどの各東南アジア地域へ大量に並行輸出されている。
開発コンセプトとしては以下の通り。
要因として
フロントプラットフォームは2002年7月 - 2014年8月型の場合、コストを考慮した結果、プリウス/カローラ系(MCプラットフォーム)ではなく、初代ヴィッツ系(NBCプラットフォーム)のものを流用し、車両総重量に見合った衝突安全性を確保するため、前端部を延長した。リアフロアパンは荷室容積を最大限確保するため、ショックアブソーバーを後傾させ、床下配置を可能とした専用品を新開発。後輪の足回りには、プロボックス&サクシード専用に開発された4リンク式車軸懸架(4WD車は4リンク式ライブアクスル)+コイルスプリングを採用し、さらにラテラルロッドを加え(計5リンク)、積載物による車高変動や、側方からの入力時にも安定走行ができる様に配慮がなされている。前輪はヴィッツ用を流用したストラット式とした。ばね高さの短縮と積載重量を考慮し、ヴィッツ系では最大のばね定数となった。更に前後にスタビライザーを標準装備しており、ロールを低減している。これらの特性により、NBCプラットフォームでは最も硬質な足廻りとなっている。
インテリアについては、カローラバン、スプリンターバンの大口ユーザー等へのリサーチの結果、A4ファイルやB5サイズのモバイルノートパソコンが入る大型のドアポケットや、カードホルダーやペンホルダー、大容量の灰皿、モバイルノートパソコンやお弁当を置くための格納式テーブル、長距離走行でも疲れにくいシートなど、乗用車の派生ではなく、あくまでも商用バンをメイングレードとして考え、ビジネスユースにおける使い勝手のよさを徹底的に追求しており、よい意味での割り切りが感じられる。その一方で乗降用ドアノブはコストの安いフリップ式ではなく、乗用車で多く使われるバーグリップ(取手)式を採用している。
開発者の中に愛煙家がおり、空調の気流が灰皿の灰を飛ばさないように配慮された配置になっている。
カローラバンではステーションワゴン(後のフィールダー)のスタイリングを優先し、ボディが丸く、特にバックドアはかなり寝かされていたが、プロボックスは荷室容積を最優先し、徹底的に絞り込みの少ないボディ形状とした。
安全面については、他のトヨタ車同様衝突安全ボディーGOAが採用され、国土交通省の自動車アセスメントで最高レベルの星6つとなっている。環境性能は、全グレードで超低排出ガス車認定を受けている。ただしワゴングレードでも「F」には割り切りの為、後部座席にはヘッドレストが標準装備されていない。
ディーゼルエンジンの1ND-TV型搭載車はNox・PM法の規制対象となっており、2007年(平成19年)9月までに販売を終了したことで姉妹車のサクシード同様、新車として販売されている日本国内向けの総排気量2,000 cc以下のディーゼル車が消滅した[注釈 2]。一方で、改造扱いではない(型式指定を受けた)CNG車が設定されている。
車両開発は、カローラ/スプリンターバン・ワゴンと同様に、ダイハツ工業との共同開発で行われ、生産はグループ子会社のダイハツ京都工場で行われている。
日本メーカーの現行ライトバン(プロボックスと日産・AD)で唯一となっている部分がいくつかあり、設計段階から商用車専用に開発された[注釈 3]、5速マニュアル車の設定があり、他のメーカーにOEM供給されていないという点がある(いずれも当初)。
トヨタ・プロボックス (2002年7月販売型) NCP5#/NLP5#型 | |
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バンDX | |
バンDX リア | |
概要 | |
販売期間 | 2002年7月2日-2014年8月31日[3] |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ |
5ドアライトバン 5ドアステーションワゴン |
駆動方式 | FF / 4WD |
プラットフォーム | NBCプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC 1ND-TV型 1.4L 直4 SOHC ディーゼル(- 2007年9月) 1NZ-FNE型 1.5L 直4 DOHC CNG |
変速機 | 5速MT / 4速AT |
サスペンション | |
前 | ストラット |
後 |
4リンク式リジット/ +ラテラルロッド |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,550mm |
全長 | 4,195mm |
全幅 | 1,690mm - 1,695mm |
全高 |
1,510mm(FF) 1,515mm(4WD) |
車両重量 | 1,030kg - 1,120kg |
その他 | |
製造事業(委託)者 | ダイハツ工業 |
系譜 | |
先代 |
トヨタ・カローラバン トヨタ・スプリンターバン トヨタ・カローラアシスタ(←ビジネス)ワゴン トヨタ・スプリンターワゴン |
後継 | トヨタ・カローラフィールダー(3代目)に統合(ワゴンのみ) |
トヨタ・プロボックス (2014年9月販売型) NSP160V/NCP16#V/NHP160V型 | |
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バンGL 2020年8月改良型 | |
概要 | |
販売期間 | 2014年9月1日- |
設計統括 |
下村修之 金森善彦 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドアライトバン |
駆動方式 | FF / 4WD |
プラットフォーム | Bプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
1NR-FE型 1.3L 直4 DOHC 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC 1NZ-FXE型 1.5L 直4 DOHC |
モーター |
1LM型 交流同期電動機 (ハイブリッド車のみ) |
変速機 |
ガソリン車:CVT(Super CVT-i) ハイブリッド車:電気式無段変速機 |
サスペンション | |
前 | ストラット |
後 | ラテラルロッド付トレーリングリンク車軸式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,550mm |
全長 | 4,245mm |
全幅 | 1,690mm - 1,695mm |
全高 | 1,525mm(FF)1,530mm(4WD) |
車両重量 | 1,090kg - 1,170kg |
その他 | |
製造事業(委託)者 | ダイハツ工業 |
下記の通り仕様差があり、1.5Lガソリンエンジンの最廉価モデル同士で比較すると10万円程度の価格差があった[11]。
2014年のマイナーチェンジの際、上記の多くが共通化された[12]。
英語で「プロフェッショナル」と言う意味の「Pro」と「箱」を意味する「box」を組み合わせ、「プロフェッショナルのための箱」と言う意味を込めて作られた造語。
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