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チョイ・ボンゲ(Choi Bounge)は、SNK(SNKプレイモア)の対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する架空の人物。
チョイ・ボンゲ プロフィール
SNKのゲームキャラクターが一堂に会する対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)の第1作目『KOF'94』(以下『'94』と表記)にキム・カッファンが率いる「キムの教育してやるチーム」(韓国代表)として初出場する。それ以降は『KOF2002』(以下『2002』と表記)までナンバリングタイトルには全て登場している。
キムの許での更生生活を送る前は、昼は精肉店を営み、夜は通り魔をするという二重生活を送っていた。通り魔をする際には映画『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーを思わせる自作の鉄の爪を両手に付けている(キムに捕まった後の試合出場時も同じ)。しかし、脱獄したチャン・コーハンを捜索中のキムに襲いかかるが彼の「飛燕斬」によって返り討ちに遭い、チャンとともに更生を受けることになる。なお、開発者のコメントでは『KOF'96』(以下『'96』と表記)の時点で殺人歴・逮捕歴はないとされている[2]。
悪役ではあるが、至って陽気な性格で、語尾に「…でヤンス」と付ける口癖がある。
妻がいるという設定があるが、ゲーム中のストーリーではゲームボーイアドバンス作品『ザ・キング・オブ・ファイターズEX』の会話中に出てくるのみである。
山高帽とサングラスを付けていて、帽子の下はスキンヘッド(『'98UM』では、Mr.ビッグ、チャン、チョイでチームを組むと、スキンヘッドチームのエンディングイラストが表示される)。
多少のアレンジを加えつつ、キムの技をいくつか習得している[注 1]。チャンと共に未だに更生完了と認められていないが、『KOF'99』(以下『'99』と表記)のバックストーリーでチャンがジョン・フーンの住む日本に修行に行かされて、2人とも離れ離れになった時には寂しがったり、昔を振り返って「自分たちも丸くなった」と思うようになったりするなど、初期の頃に比べるとだいぶ更生している。チャンとともに『KOF'97』(以下『'97』と表記)までは2人ともキムの更生から逃げ出す気だったが、『'99』以降は半ば諦めており、何だかんだ言いつつキムやジョンを慕っているような発言も見られるようになった。
『KOF2000』(以下『2000』と表記)のエンディングではチャンともどもゼロ・キャノンを喰らって互いの人格が入れ替わってしまうが、『KOF2001』(以下『2001』と表記)のバックストーリーではチャンと互いに頭をぶつけあって元に戻っている。
『KOF2003』から『KOF XIII』まで長らく参戦していなかったが、『KOF XIV』(以下『XIV』と表記)ではチャンと共に酒場で酔って大暴れして投獄され、同じ刑務所に投獄されていた超カリスマ凶悪犯ザナドゥに感化されて「悪人チーム」の一員として参戦する。チョイは『XIV』で初投獄にもかかわらずザナドゥのことを知っていた。だが『XIV』のエンディングではザナドゥについていけず決別を決意する。『KOF XV』のキムのエンディングではチャン共々キムの元に戻っており、この3人とジョンとルオンが焼肉屋でパーティーをしている。
『KOF'95』(以下『'95』と表記)までの服装はTシャツにサスペンダー、茶色のスラックスだったが、『'96』から『2002』までは上着だけキムと同じ道着を着ている。『XIV』では服装が緑色の横縞の長袖Tシャツとオレンジ色の囚人服に変更され、サングラスはゴーグル状にアレンジされて横から見ても目元が見えないようになり、鉄の爪のデザインが変更されている。
カプコンとのクロスオーバー作品では、『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』でチャンのサポートキャラクターとして登場し、『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』では単独の操作キャラクターとして登場する。『CAPCOM VS. SNK 2』では『'94』の時の衣装で登場し、『SVC CHAOS』では『'96』の時の服装で登場する。
『CAPCOM VS. SNK 2』では個別勝利メッセージがチャンと彼との掛け合いになっていて、掛け合い勝利メッセージの一部はチャンの代わりに彼が喋っている。個別勝利メッセージではリュウに対して、チャンに賛同して「キムを倒して欲しい」と頼み込んでいる。掛け合い勝利メッセージでは、藤堂竜白から「徒手空拳を極めろ」と言われた際に「自分たちの武器はアクセサリー」と発言して、マキに対しては「自分とチャンは2人で1人」と発言している。
『SVC CHAOS』ではベガからの誘いを断り、バルログに対しては鉄爪使いということで「キャラクター性が被っている」と指摘している。その一方でテリー・ボガードとガイルからは小柄な体格ゆえに子供と思われてしまっている(テリーは後に子供でないと気付くものの、「小さいおっさん」呼ばわりしている)。また、豪鬼には蠅呼ばわりされて激怒する描写もある。
『リアルバウト餓狼伝説』ではキムのバックストーリーとエンディング画面に登場して、『リアルバウト餓狼伝説』では韓国ステージにキムがいるときに条件を満たすと空中を飛ぶチャンにぶら下がっており、『リアルバウト餓狼伝説2』では韓国ステージの背景に登場している。
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のDLCステージの「KOFスタジアム」では背景キャラクターの1人として登場する。
『KOF』の登場キャラクターの中でもひときわ小柄な体格であり、その分攻撃のリーチも短く設定されているが、チョイの最大の特徴は、機動性の高さ(歩行の早さ、ジャンプの跳躍力の高さと飛距離の長さとジャンプの早さ)である。大きく離れていても、相手の頭上から襲い掛かり、懐に飛び込みを仕掛ける戦法が得意、下方への攻撃判定が強く、多段ヒットし、相手をめくる効果も持つジャンプ強パンチはチョイの主力となる技である。小柄である分、相手の攻撃が空振りすることも少なくない。
『'97』ではキムの奥義である「鳳凰脚」を装備。発生が速いうえに高威力であり、チョイの連続技の幅が広がった。レバーを入れた方向へ空中から突っ込んでいく「旋風飛燕刺突」が強力で、相手を翻弄できる上に強力な連続技を狙うことが可能であった。『'99』では相手のガードを強制的に崩す上に「鳳凰脚」でキャンセルが掛かる「骸突き」が追加されて猛威を振るったが、『2000』ではこの性能が削除された。
素早い移動速度、突進技、ジャンプや必殺技を駆使して相手に捕らえられないように、常にちょこまかと動き回ることが肝要である。
技名が公表されている『'94』 - 『'96』の名称のみ記載[3][4][5]。
操作 | 立ち(近距離) | 立ち(遠距離) | しゃがみ | 垂直ジャンプ | 前方ジャンプ | 後方ジャンプ |
---|---|---|---|---|---|---|
弱パンチ | 肉裂き | 肉突き | 肉割り | 肉刺し | ||
強パンチ | 肉刻み | 肉削り | 肉通し | 肉切り | 肉斬り | |
弱キック | 騙し蹴り | 卑劣蹴り | 姑息蹴り | 卑怯蹴り | ||
強キック | 陰険蹴り | 『'94』・『'96』:通り魔蹴り 『'95』:陰険蹴り | 狡猾蹴り | 闇討ち蹴り | ボン蹴り(ボンゲリ) | |
攻撃避け | 腹黒避け | - | ||||
『'94』:スルーアタック 『'95』:カウンター攻撃 |
肉殺し | |||||
ふっ飛ばし攻撃 | 外道蹴り | 『'94』:ボン蹴り(ボンゲリ) 『'95』以降:変態蹴り | ||||
ダッシュ | 前ダッシュ | - | ||||
バックステップ | バックステップ |
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